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広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ160414 丸キャリTravel×JR東海~奈良を知る、日本を知る。~春日大社 式年造替4~若宮様

2016-07-10 21:00:03 | 食べ物




第三殿の天児屋根命と第四殿の比売神(女神)の御夫婦の間に生まれたのが若宮で水の神様(らしい)。

お生まれになられた時のお話しは

心太(ところてん)の
ようなものが
落ちてきて、
その中から

蛇の姿…


蛇は水の神様なので、これが若宮様誕生のご様子とされている。

若宮様は長保5年(1003年)3月3日誕生。
現在、1013歳。

春日大社は地方からいらっしゃった4神様で、若宮様はその後、春日大社でお生まれになったので、暫くは社殿がなかったそうです。


1041年3月1日
託宣

若宮様は社殿が無いからお供えを食べないのではという話になり、仮殿を造り、若宮社を造ることに。

あとで調べたら、下記の年表のようだ。

春日若宮神は、1003年(長保五年)3月3日に出現され、1135年(保延元年)2月27日若宮始めて別社に鎮座。
2月未明若宮神楽所・手水舎造立。
11月11日藤原頼長参拝、若宮に平胡籙・蒔絵弓矢などを奉納。
関白藤原忠通によって若宮の社殿が改築され、1136年(保延二年)3月4日春日に詣で、若宮に社参。
9月17日始めて若宮祭を行ない、以降永式とする


“若宮祭”は大雨、洪水など水にまつわる祈願もあり、若宮様に喜んでいただき、機嫌をよくしてもらうお祭り。


1136年に関白藤原忠通によって始められてから八百七十有余年にわたり一度も途切れることなく開催されている。

昨年(2015年)は880回目。
※現在は12月17日に開催

平安時代から途切れることなく続いているなんて、凄いことだ。

戦争中に途切れていたことも多いのにびっくりです。



若宮祭
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E6%97%A5%E8%8B%A5%E5%AE%AE%E3%81%8A%E3%82%93%E7%A5%AD


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ブログ160414 丸キャリTravel×JR東海~奈良を知る、日本を知る。~春日大社 式年造替3~鹿島の武甕槌命...

2016-07-10 20:30:23 | 食べ物



鹿島からいらっしゃった武甕槌命は白い鹿に乗って奈良にやってきたそうで、鹿も奈良を気に入ったようで、鹿島には帰らずそのまま住み着いて奈良にいる鹿となったそうです。

だから、奈良では鹿を大切にしているんですね。


春日大社のHPでは768年(神護景雲2年)に藤原永手が鹿島の武甕槌命、香取の経津主命と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神を併せ、御蓋山の麓の四殿の社殿を造営したのをもって創祀としています。


しかし、西山先生からは、768年より前から春日社はあったのではというお話しも。

それは、資料の春日の御蓋山の地図に、“神地”と描かれ四角く囲まれている場所がある。

ここには建物はなかったようだが、塀で囲まれていたのではないかとされ、これが春日社ではないか?とも言われているようだ。

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ブログ160414 丸キャリTravel×JR東海~奈良を知る、日本を知る。~春日大社 式年造替2~春日大社の四神様

2016-07-10 19:28:49 | 食べ物




写真の4つの社殿は20年前の式年造替の際に神様がいない時に西山先生が撮ったもの。

神様がいらっしゃる時は4つの社殿のある中門の中には皇室の方しか入れないので、とても貴重な写真だそうです。

春日大社の4人の神様は奈良ではなく地方からいらっしゃった神様で、

768年(神護景雲2年)に藤原永手が、

第一殿の 武甕槌命(たけみかづちのみこと)は関東の鹿島(常陸国 茨城県)から

第二殿の経津主命(ふつぬしのみこと)は関東の 香取(下総国 千葉県)から

第三殿の天児屋根命(あめのこやねのみこと)と第四殿の比売神(女神)(ひめがみ)はご夫婦で枚岡(河内国 大阪市)からいらっしゃったそうだ。

話によると、鹿島の神様が残りの3神を誘って4神が住み着いたとか…。

そして、“若宮”は第三殿の天児屋根命と比売神の子供だそうです。

春日大社は土着の神様だと思っていたので、かなり意外なお話しだった。


宝亀8年(777年)藤原良継か病死。
「氏神」である鹿島 香取の神に神階(位)が与えられる。


春日(大)社は藤原氏の氏神、ちなみに興福寺は藤原氏の氏寺。



http://adnet.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=02130

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ブログ160414 丸キャリTravel×JR東海~奈良を知る、日本を知る。~春日大社 式年造替1~春日大社の春日...

2016-07-10 18:43:24 | 食べ物


今夜は数ヵ月に1回行われる、日経新聞とJR東海が主催の“丸キャリTravel”セミナー。

京都や、奈良の見所を解説してくれるセミナーなのだが、ガイドブックには載っていない、レアな情報も得れるので、とても面白い。

今回は~奈良を知る。日本を知る。~という大テーマの中「春日大社の式年造替と春日信仰の不思議」という講演。

式年遷宮という言葉は、このところの伊勢神宮や出雲大社のおかげで、しばしば聞くが造替と遷宮と何が違うのだろうか?

そんなことも、とても気になり、いざ講演へ。


第一部は帝塚山大学教授 西山厚氏

春日大社は2015年から20年に一度の式年造替なのだが、
まずは春日大社のある場所についての説明。

春日大社の裏山は春日原始林と呼ばれる原始林が広がる。
西山先生によると、
県庁所在地に原始林があるのは奈良だけ。
世界遺産にもなっているという。

原始林は原生林と違い太古から人の手の全く入らない、自然のままの森林。

春日大社は木を切らないので、春日の森林は原始林としてのこっているのである。


京都は神社が多いが奈良は寺が多く、神社は珍しいので、春日大社はそういう意味でも、大切とされている。




原始林と原生林の違い
http://plaza.rakuten.co.jp/sablemeteore/diary/200810070000/

 北海道・富良野にある東大農学部の演習林に見学に行ったとき、案内してくれた、農学部林産学科教授の話に、私は「目から鱗」でした。
 彼は、「原始林」と、「原生林」の違いを、実例を示しながら説明してくれました。
 「原始林」は、太古から人の手の全く入らない、自然のままの森林。もちろん、台風やサイクロンが来れば、寿命何百年の大木も倒れて枯れますし、落雷があれば、大木も裂け、自然発火の山火事
は、誰も消火しないので、自然鎮火まで、燃え放題です。動物も木の皮を食べ放題、鳥は木に穴を空け放題。そして、一度そうした自然災害や動物の食害などで、消失した森林は、永久に再生しない場合が多い。
  これに対し「原生林」は、自然のままの森林を維持するため、人手の入った「擬似・原始林」。つまり、原始林ではないが、「原始林」に近い「自然林」。消火作業や、獣害対策だけでなく、間伐や、場合によっては、枯れ木の除去なども含みます。
  隣接して倉本聡の小屋があり、テレビ・ドラマ「北の国から」のロケのあった東大の演習林は、勿論「原始林」でなく、「原生林」。僕らは、それを見て「何と美しい自然が、手付かずに残っているのだろう」と感動します。
 僕が「目から鱗」だったのは、僕らがよく言う「自然保護」とは、太古の自然そのものではなく、人間が「自然」と思うものを、人間の手によって作り上げることだ、という考え方です。僕の「自
然」保護観は、その時以来、微妙に変わったのです。
 ちなみに、僕は、最近は、原生林より、人間の営みを含む「里山」の方が好きです。但し、「人間の営み」も「自然」の一部にとどまっている場合に限りますが。そして、そういう「里山」も減ってきているのが現状ですが。

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ブログ160414 丸キャリTravel×JR東海~奈良を知る、日本を知る。~春日大社 式年造替~春日大社の四神様

2016-07-10 13:32:37 | 食べ物





今夜は数ヵ月に1回行われる、日経新聞とJR東海が主催の“丸キャリTravel”セミナー。

京都や、奈良の見所を解説してくれるセミナーなのだが、ガイドブックには載っていない、レアな情報も得れるので、とても面白い。

今回は~奈良を知る。日本を知る。~という大テーマの中「春日大社の式年造替と春日信仰の不思議」という講演。

式年遷宮という言葉は、このところの伊勢神宮や出雲大社のおかげで、しばしば聞くが造替と遷宮と何が違うのだろうか?

そんなことも、とても気になり、いざ講演へ。

写真の4つの社殿は20年前の式年造替の際に神様がいない時に撮った貴重な写真。

春日大社の4人の神様は奈良ではなく地方からいらっしゃった神様で、

第一殿の 武甕槌命(たけみかづちのみこと)は関東の鹿島(常陸国 茨城県)から

第二殿の経津主命(ふつぬしのみこと)は関東の 香取(下総国 千葉県)から

第三殿の天児屋根命(あめのこやねのみこと)と第四殿の比売神(女神)(ひめがみ)はご夫婦で枚岡(河内国 大阪市)からいらっしゃったそうだ。

話によると、鹿島の神様が残りの3神を誘って4神が住み着いたとか…。

そして、“若宮”は第三殿の天児屋根命と比売神の子供だそうです。

春日大社は土着の神様だと思っていたので、かなり意外なお話しだった。





http://adnet.nikkei.co.jp/e/event.asp?e=02130
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