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広報邂逅記

広報宣伝に携わる私が、世の中の面白いこと、美味しいものや温泉鉄道旅を紹介します。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。

ブログ101225 七拾七年会 観世能楽堂

2010-12-25 18:53:27 | 芸術・文化・Culture
今日はクリスマス
知人のお招きで観世能楽堂へ七拾七年会主催の能と狂言を鑑賞に。チケットも8000円を6300円にしていただいた。
先日、松本で衝動買いした正絹小紋の着物でお出かけだ

 
演目は
能:養老(ようろう)~水破之伝(すいはのでん)~
   シテ 武田 文志
大鼓が凄かった能の中でもテンポが一番早いらしい。

狂言一調:おかしき天狗
   シテ 山本 則俊
   太鼓 小寺 真佐人

一調:勧進帳
    謡  観世 清和(観世流宗家)
   大鼓 亀井 忠雄

狂言:武悪(ぶあく)
   シテ 山本 則重
アドの動きが素晴らしい。老齢なのにあの軽やかな動きには目が釘付けだ。

仕舞:巴     岡 久広

仕舞:砧~後~  野村 四郎

仕舞:野守    関根 祥丸


披き 能:乱(みだれ)
    シテ 武田 宗典
衣装が美しく、海の精を表す舞いらしいが、普通の能とは動きが違って面白かった。

歌舞伎ほど煌びやかではないけど、伝統芸能としては格は上。
しかし、華やかではない分大変みたいで収入は半分が舞台で半分は生徒さんの月謝だそうだ。
しかも生徒さんは全国にいるらしく、あまり東京にはいないとのこと。
また、衣装などは数千万もするので先代がなくなるとそういった衣装も相続対象になるらしく、税金が大変らしい。
変な宗教法人の税金をタダにするなら伝統芸能のそういったことも守ってあげればいいのにね。


始まりの挨拶の馬場あき子(歌人)さんは歌舞伎では暴力沙汰で話題になってますが狂言には殺生話は無いとウィットに飛んだ話をしていたが、武田文志さんは海老蔵と同級生らしく飲み仲間らしい。巻き込まれなくって良かった良かった(笑)
年末に着物を来て日本の伝統に触れるのも良いものである

来場したお客様に配られた『もなか』。
クリスマスだけあって、最中の皮がクリスマスツリーの形になっている。


ちょっとしたアイデアで和菓子もクリスマス仕様になる。
和菓子好きの私としては、和菓子が末永く繁栄していって欲しいと願うばかりだ。

観世能楽堂
1900年の観世会の創立にともない建設された観世流の活動拠点となる「観世能楽堂」。
所在地   東京都渋谷区松涛1丁目16番4号
電話番号   TEL.03-3469-5241
座席数   552席
アクセス   渋谷駅ハチ公口より徒歩12分

■七拾七年会 
七拾七年会事務局:03-6760-0209
能楽師 武田宗典氏 ブログ

■和菓子処 ならは
東京都小金井市本町1-10



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100127 東京きもの倶楽部 助六塾

2010-02-11 01:28:18 | 芸術・文化・Culture
最近、周りの影響で着物に接する機会が多くなってきた。
すると、色々な情報も更に目につくようになり、


東京きもの倶楽部 助六塾なるものを見つけた。
男性向け着付け教室や茶道教室などもやっているようだ。
なんと言っても有形文化財の神田の家というのが気になる。

修行日・修行期間:「着物・茶会体験」は2月13日より開催(限定10名)
料金:5250円(料金はイベントにより異なる)
修行場所:神田の家 東京都千代田区外神田2-16(宮本公園内)


 

問い合わせ 東京きもの倶楽部事務局
TEL:03-3249-3136
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100123紅亭発表会

2010-02-11 01:04:01 | 芸術・文化・Culture
今日は長年習っているヨガの先生が、趣味でなされている講談の発表会に
出られるということでお招きを受け上野広小路亭へ。
本当は御徒町のほうが近いのだが、上野で降りてお花を調達。
すると、ガード下のオモチャ屋さんがユニクロになっていた。
上野の風物詩がまた一つ減ってしまった

上野鈴本の前を通ると、ちょうど客寄せの太鼓を鳴らしていた。

こちらの風物詩は消えないで欲しいものだ。

さて、広小路亭に着き四階の楽屋へ訪問。
出演者の生徒さん達が皆さん着物で出番を待ってらした。
先生の出番も近くなったので2階に降りると、
会場は一杯で立見のスペースもないくらい。
しょうがないのでドアの外で待つが既に30分押しのようだ。


先生の前の『陽子』さんが上手とのことなので、無理やり中に入り聞く。
確かにファンがいるだけあって、プロ並みに忠臣蔵のお話しを披露なさった。

中入り後、いよいよ先生の出番。
まだ習い始めて日が浅いせいか、一カ所詰まってしまったが、
よくあんなに長いお話しを覚えられるなぁと感心。
お話しは『髪結新三』。

発表会なので、一部分なのでお話しを知らないとよくわからないのが残念だ。


そして、加藤さんという方による創作講談で『神田紅フランス公演外伝』
これは見事だった。素人とは思えぬ面白さ。
小難しい古典より、いいかも。
情景が手に取るように浮かぶし、登場人物も初めて聞く人にも分かるように、
工夫をしている。今日、一番面白かったかも。
しかし、時間もだいぶ押してしまったので、
次の片岡二左右衛門さんから羽織りをもらったという
紅好亭正則氏の話しを聴いて会場を去った。今年は本当に日
本の古典文化に触れ合う年になりそうだ。

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100119 芥川賞作家の磯崎憲一郎氏は高校の先輩だった

2010-02-09 04:49:54 | 芸術・文化・Culture
今日は仲の良いお取引先と高田馬場で新年会
私が下町生まれと言うことで、亀有出身のママのもんじゃ焼き屋へ。
なんとこのお店、塩もんじゃなるメニューがある。
小さい頃、お醤油は試したがさすがに塩は思いつかなかった
亀有ではチャレンジしていたのだろうか?
食すと、さっぱりしていて別の食べ物みたいな感じだ。
おせんべを食べると、何故か同じだった。
あれは、ソースが味に影響しているわけではないようだ。
なるほどぉ~色々と新発見奥が深い

さて、そんな下町話をしていると
H部長の友達で昨今、芥川賞をとられた『終の住処』の磯崎憲一郎氏が
高校のちょっと上の先輩だと判明。

 磯崎憲一郎氏

しかも、終の住処の主人公のモデルはH部長だそうだ
世間は狭いものだ。
それにしても、我が高校のもう一人の有名人の小椋佳と言い、
サラリーマン兼業の傾向があるのだろうか。

 小椋桂氏

我々が学んだ古き良き校舎は建て直されてしまったが、
ホームページを見ると、自主協調の精神はまだ受け継がれているようだ。

東叡山の丘の上 そそりてたつは我が母校




 磯崎憲一郎/著

1965年、千葉県生まれ。早稲田大学商学部卒業。
2007年『肝心の子供』で文藝賞受賞。
2008年『眼と太陽』が芥川賞候補に。
2009年『世紀の発見』刊行。
同年『終の住処』で第141回芥川賞受賞。


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100116 さよなら歌舞伎座 新春大歌舞伎

2010-02-09 03:37:48 | 芸術・文化・Culture
 
歌舞伎座も3月で取り壊しになってしまうので、
見納めに着物を着てK翁と新春歌舞伎鑑賞をすることに。

  

前々日の予約だったが、一番前の右よりの席が2席だけ空いていた。

席に着くと通路に面した席だったのできっとキャンセルで出た席なんだろうなぁ
ラッキー

夜の部で終わりは21時を回るので、歌舞伎座に入って、
すぐレストランの予約をしようとしたが、すでに満席だった。
しょうがないので、2000円のお弁当を注文。
こちらは、二回目の幕間に取りに行くみたいだ。
まだ時間があるのでお土産売り場を見ると、
節分をイメージしているのか、
とお福さんなどを型どった可愛い練りきりが売っていた。


クリスマスバージョンに引き続き、最近の和菓子屋さんは
頑張っているなぁ~

さて、本日の演目は 夜の部
 

一、春の寿
二、菅原伝授手習鑑
三、京鹿子娘道成寺
四、与話情浮名横櫛



本当は午前の部の「勧進帳」を観たかったのだが
翁の都合が合わず夜になってしまった。。。ちょっと残念


国立劇場は舞台が高かったので前の方だと見にくかったが、
歌舞伎座は意外に舞台が低く、すごく観やすい席だった。

春の寿は女帝役の雀右衛門さんがご病気のため降板されていて
とても残念だった。
しかしながら、勘三郎さんの「京鹿子娘道成寺」は圧巻だった。
勘三郎襲名の際の演目だったらしいが、
長丁場の演目を軽やかに舞った。
決して女形としては美しいとは言えないが
何とも味のある舞だった。
また、衣装の早替わりも凄かった。
50歳を過ぎてのあの体力には脱帽である。

また「与話情浮名横櫛」では、染五郎さんが舞台から
花道ではなく、上手の階段を下りて客席を通ってはけた。
その階段が私の目の前ので、間近でお顔を拝見したのだが、
とってもキレイだった。
以前、N瀬先生の所で菊五郎さんにお会いしたことがあり
女形の美しさにため息がでたが、
染五郎さんはキリっとした綺麗さだった。
本当にお得な席だったわぁ!!!



歌舞伎の記念に手作りのうさぎ柄の子袋を購入。


新しく建つ歌舞伎座は近代になるという噂だが
できれば古き良き伝統を残したものにして欲しいと願う。
昨年行った国立劇場は確かにキレイだが
何だか味気なかった。。。
伝統芸能だけに古典にこだわって欲しいものだ。


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