恥の多い生涯を送ってまいりました。以前,私,『日経サイエンス』にしとけばいいのに,格好を付けたかったのか,泣く子も黙る二大誌を定期購読していたことがございます。金すなわち金銭的問題からアボーンしましたが,まあ若気の至りといえば聞えはいいものの,そんなに昔のことでもないというのが,余計に恥ずかしさを掻き立てるのですが。ちなみに月の終わりには,日本語の抄録がついてきますので,まあそれしか読まないとい . . . 本文を読む
森岡正芳先生を忘れておりました。
ナラティヴといえば,この方を忘れてはならじ。
謹んでお詫びいたします。ついでに,『うつし 臨床の詩学』も紹介しておきまふ。みすず書房さん(!)から出ました。これだけですごい。中井大先生クラスということでありますよ。それに,この本,なかなか面白そうです。森岡先生は,今後の臨床心理学の思想的中心であるような気がします。コレマジ
あんま知られてないですけど,今年出 . . . 本文を読む
ちょっと古いけど,『セラピストの物語/物語としてのセラピスト』(日本評論)なんていう本は,けっこういい本であった。
編者――これがなかなか個性派で,小森康永,野村直樹,野口裕二の各先生方である。一番高名なのは,野口先生か。愛煙家なので,灰皿のそばで待っていれば必ず会えるという噂。どちらにせよ,この本に書かれているのは,「ナラティヴ学派」の最高の執筆者たちであることは間違いなく,なかなか含蓄も . . . 本文を読む