たぶん,そういう本は沢山,沢山あるのだと思う。でも,そういう本であったら,正味の話,そこそこ売れるのである。噂が噂を読んで,大ベストセラー!!なんてことにはならないのであるが,こつこつと重版を重ねたりするのであります。いい本だから!という感じで。
10年で1万部,,,のカタツムリみたいなペースで。
なのにもかかわらず,時代の運命なのか,それとも訳者が悪いのか,出版社が悪いのか,読者が悪いのか, . . . 本文を読む
通史 日本の心理学
佐藤 達哉, 溝口 元
サトウタツヤ名義の著作も多い佐藤達哉先生。かなり前に出た本ですが,なんともすごい。ある種,求道的で偏執的なマニアックな「日本の心理学の歩み」。アカデミックとポップの……などと仰ってるようですが,ポップさはさほどなく,紛れもなくアカデミックですね。どちらかというと「静的」な歴史叙述ではないでしょうか。正史三国志みたいな。個人的には,『蒼天航路』みたい . . . 本文を読む