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英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

広島に戻りました・・・

2011-05-02 | 日常

約3ヶ月のブランクでしたが・・・

その間、突然辞令をいただき、何と再び広島勤務と相成りました。

福岡には1年と5ヶ月しかいなかった・・・。

広島の住まいは、娘が同じ小学校にしてくれ、というリクエストに応えて以前と同じ町内に。

利用する駅もいっしょ、スーパーもいっしょ、近所の友達もいっしょ・・・

転勤したのに新鮮さが無いのがちょっとね・・・。

 

荷出しが終わり、博多駅で。

九州新幹線にも乗る機会が無くて残念ね。


各駅停車のたび(西九州編)

2011-01-27 | 日常
急に鉄道旅行がしたくなりました。それもただ乗ることだけが目的の旅が。
お得なキップがないかと探しておりましたら、見つけました。
その名も「旅名人の九州満喫きっぷ」。
JR九州はもとより、西日本鉄道、松浦鉄道、熊本電鉄、福岡市地下鉄、北九州モノレール、肥薩オレンジ鉄道・・・・、九州のあらゆる鉄道にお好きな日、3日分乗り放題(ただしJRは普通列車に限る)という優れもの?キップなのです。それでお値段10,500円なり。


これがキップ。
左下に乗車した日付をスタンプしてもらって使用します。
一人で3日使ってもいいし、3人で1日使用することも出来ます。



まずは福岡市交通局地下鉄に博多から乗車、唐津を目指します。
日曜朝の地下鉄駅構内はガラガラ。

姪浜からは地上に出て、JR筑肥線に乗り入れます。


唐津で乗り換え、同じく筑肥線で伊万里へ。
ここからはワンマンローカル列車の旅です。


伊万里からは今回の目的でもある松浦鉄道に乗り換え、ひたすら2時間半かけて佐世保へ。
松浦鉄道は北松浦半島に沿って走る旧国鉄松浦線で、現在は第3セクターでの経営となっています。


乗車時冷えていた車中も、時間が経つとポカポカに。
だんだん眠くなってきます。


途中駅はだいたいこんな感じ。


日本最西駅である、たびら平戸口駅です。
かつては平戸への玄関として栄えた駅です。


佐世保が近づくとようやくお客が増えてきます。
中佐世保駅と佐世保中央駅の間はわずか200メートル。ビルの間をすり抜け、アーケード街を跨いだりと、なかなかアーバンな鉄道です。

佐世保に到着。
ここで再びJRに乗り換えです。


佐世保駅ホームからは佐世保港に係留されているイージス艦も見ることができます。
駅構内で販売している佐世保バーガーに後ろ髪を引かれながら、佐世保線に乗り込みました。


降りたのは有田。


ここも昔は陶磁器の出荷で栄えた駅。
今でも春の陶器市にはたくさんの人出が見られますが、この時期は・・・・。
次の列車まで時間があったのでちょっと有田の町をぶらぶらしましたが、猫一匹ともすれ違いませんでした。

ここから伊万里まで松浦鉄道に乗ります。
これで松浦鉄道完乗です。


松浦鉄道の車両は比較的新しく清潔感があります。

伊万里からは行きと同じく、筑肥線、地下鉄と乗って博多に帰り着きました。


この日の行程
博多→唐津(地下鉄・JR筑肥線)1,110円
唐津→伊万里(JR筑肥線)630円
伊万里→佐世保(松浦鉄道西九州線)2,020円
佐世保→有田(JR佐世保線)450円
有田→伊万里(松浦鉄道西九州線)410円
伊万里→唐津(JR筑肥線)630円
唐津→博多(JR筑肥線・地下鉄)1,110円
合計6,360円分乗った計算。
あと2日乗れるけど、元取るのはけっこう大変だ・・・・・!!


でも、ゆったりした車中で読書が捗ったので良かった。






多重多面な中世カタログ

2011-01-24 | 日常

ウンベルト・エーコ「バウドリーノ」

あのウンベルト・エーコが中世を舞台に書いた小説!と聞けば、覘きに行かないわけにはまいりますまい。どこに謎が隠されているのか、落とし穴があるのか、知的興奮高まる箇所はいずこに?!・・・ まあ、まったく教養の欠片もない私が読んでもトラップがどこにあるかも分からないのですがね。それでもぐいぐいと楽しめる作品。
時は1204年、コンスタンティノープルはヴェネツィアに手引きされた第4回十字軍によって火を放たれ、略奪され放題。東ローマ帝国(ビザンティン)の歴史家ニケタス(実在する)がまさに巡礼者たちに殺されようとするのを助けたのが、主人公バウドリーノだったのだ。ニケタス一家を安全な場所に連れて行くことを請合ったバウドリーノは、ニケタスにこれまでの波乱万丈の人生を語り始める。
北イタリアの貧しい農家の子、バウドリーノはひどい濃霧の晩、道に迷った一人の騎士に出会う。この騎士が神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ1世赤髭王だったのだ。王にその天才的語学力と口の上手さを認められたバウドリーノは王の従者、養子として育てられることになる。パリへの遊学、皇帝のお后への恋等々が語られ、皇帝に時に激しく楯突く都市同盟(ほら、世界史に出てくるロンバルディア同盟ですよ)との戦いは、ついにバウドリーノの故郷にも迫る・・・。司祭ヨハネの手紙の捏造。最後の晩餐でイエスが使った杯の発見、第3次十字軍への参加、完全密室殺人事件の発生。そして伝説の王国、「司祭ヨハネの王国」への長く過酷な旅路・・・・。出てきますよ・・、キマイラ、一角獣、一本足族、頭と首が無い族、あそこが胸についている族、耳が地面についている族、鶴を追いかけるピグミー族、巨人族、恐ろしい白フン族・・・。大岩が流れる大河に、幾日も暗黒に包まれる大地・・・。
後にコンスタンティノープル陥落を克明に記述したニケタスも、半信半疑で聞き出したバウドリーノの冒険談に魅了され、自ら話の先をせがむ有様・・・。どこまでが嘘でどこからが本当なのか?ニケタスは歴史家としてこの冒険談を後世に残すのか? てなことを感じ始めたら、それこそエーコの罠にはまったのかも。そう、これは小説!なんです。小説の中で「嘘か真か」なんて・・・ね。
密室殺人事件の真相は、ラストでちゃんと教えていただけるのですが、それを知ったバウドリーノは我々の前から一人旅立ちます。

基礎知識が無くてももちろん楽しめますが、叙任権闘争、カノッサの屈辱、フリードリヒ1世、東ローマ帝国、第3回、第4回十字軍なんかをちょっとオサライしておくとお得感が倍増かも。






東京国立博物館

2011-01-17 | 日常
2週続けての国博だ。真面目でしょ?
理由は、たまたま週末東京出張で。数日前の朝日新聞で尾形光琳の「風神雷神図」が今なら観れると紹介してあったから・・・。



九博はちょっと威厳に欠けるけど、ここ東博は風格がありますね。
10年前にも一度来ています。


お目当ての「風神雷神図」
ここはカメラにも寛容
スペースもゆったり取ってあって落ち着けます


反対側には洛中洛外図巻
庶民の生活が丹念に描かれています


前回来た時にもお会いした高村光雲作「老袁」


本館を堪能した後はお隣に・・・
現在、東洋館は改築中で、アジアンギャラリーは表慶館で観ることができます。
表慶館には今回初めて入ったのですが、
なかなか立派な洋館です。


エントランスロービーから見上げたところ・・・
2重の回廊が素敵です。


床は彩色タイルでモダンな意匠が



階上へは館の左右にある階段を使うみたい。
(現在公開は1階部分のみです)



ガンダーラの仏様は皆端正なお顔立ち



イケメン!




帰り道、ちょっと西洋美術館に寄り道。
有名なロダンのカレーの市民。
ロンドンの国会横の公園にも同作品が置かれています。

ゴッホ展

2011-01-11 | 日常

九州国立博物館で開催中のゴッホ展に行って来た。
冷たいみぞれが降りしきる成人の日。寒いから人出も少ないでしょう、との予想で家を出たのですが・・・・。
西鉄大宰府駅を降りると・・、「人多い!」じゃないですか。そうか、今週末はセンター試験か・・、受験直前クライマックスシーズンでした。
混雑する参道、境内をすり抜け博物館を目指します。
「よかった」待ち時間0で入れそうです。

でも会場内はやはり大混雑でした。
係員が「歩きながらの鑑賞をお願いします」なんて囁いてきます。パンダ見物じゃないんだから・・とそれは無視・・。
今回出された作品は主にゴッホ美術館とクレラー・ミュラー美術館のコレクションがしめています。
印象に残った作品は「ゴーギャンの椅子」、そして自殺した年に描かれた「草むらの中の幹」。後者は何でもない草むらの構図なんだけど、その筆使いの激しさと左下に咲くタンポポの花に感動しました。

音声解説はTBSの安住紳一郎さんです。


再び天満宮境内に戻り、ここまで来て挨拶しないのも失礼かな、と御参りさせていただきました。


おみくじもピンク色・・・
中はけっこう良いこと書いてました。
でも「転居、早いほど良し」だって・・・




最近行った焼き鳥屋の前にあったモンゴル料理の店。
店の中に大小のゲル(中国語読みでパオ)が見えますね。
中では民族衣装も貸してもらえるんだって。






記録として・・・今年のおせち料理










紅葉狩り PARTⅡ

2010-12-06 | 日常
勤労感謝の日から5日後の日曜日、この日は小倉の両親を誘って秋月に。晴れの予報ですが、何やら秋月に近づくにつれて道が濡れてますよ・・・。
がんばって朝早く出発したので午前9時には到着。心配していた駐車場にも難なく入れました。



桜の名所、杉の馬場はすっかりこんな感じ


一番のビューポイント、「黒門」です。
ちなみに真冬の黒門はこんな感じ→


ちょっと盛りは過ぎているかな?
それに天気が暗くて残念ですが、綺麗です。




同じ赤でも色々な赤が・・・


ここは記念撮影に最適な場所。


これは、「お米のすくい放題」にチャレンジしている図。


最後はお決まりの葛きりをいただきました。




親孝行が出来て、よかったよかった。




紅葉狩り・・・

2010-12-03 | 日常
23日、勤労感謝の日。お天気に誘われてか、珍しく出不精な家族が紅葉を見に行きたい!と・・・・。うーん、どこに行こうか?急いでネットで調べて、行き当たりばったりのドライブへ。最初に向かったのは、佐賀県にある「つつじ寺」として有名らしい大興善寺。
大きな駐車場に止めて参道を進むと、長い階段が見えてきます。


うーん、近所の百段階段より長そうだ・・・


数えると124段ありました。

で、上り詰めると・・・・

皆が「すごーい!」と口々に・・・


極楽浄土・・・でもすごい人だ。


本堂の裏手は広い公園となっており、初夏のつつじ、秋の紅葉が楽しめる場所となっています。


見晴らしの良い展望所でスケッチを楽しむ老夫婦です。


銀杏の黄色も鮮やかです。


次に向かったのは、同じく佐賀にある「九年庵」。
高速を降り、勘を頼りに進むと「九年庵駐車場→」という大きな看板が出ています。導かれるままに車を進めると、あらあら吉野ヶ里遺跡の駐車場に案内されてしまいました。ここから連絡バスで・・ということなのですね。バスから降りると、本部テントで整理券をもらえと指示されます。整理券がないと入場できないシステムのようです。人の流れのままに整理券をもらうと・・・・、番号は・・10452番・・・。おー、今日だけで既に1万人以上来ているのか・・・。整理番号に書かれた番号順に100人づつ長い列に並ばせてくれるのです。並んでいる間に、パンフレットで九年庵の歴史を勉強しましょう。この九年庵は大金持ちの実業家が九年の歳月で建てた別荘で、今は新緑の頃と紅葉の季節に期間限定で公開されている佐賀では人出ナンバーワンの名所なのだそうです。それにしても列が前にすすめないよー。そろそろ4時だ。日が傾いて暗くなってきます。


並んでいる横にも綺麗な紅葉が・・・

ようやく九年庵の中に・・・
みんな一斉に写真を取り始めるので、またまた酷い渋滞です。
のろのろ、そろそろと進むと・・・


写真を撮るにはちょっと光量が不足ですが・・・


全体に淡い憂いのある赤です。


この日が公開の最終日です。
もう少し楽しめそうなのにねえ。


お金持ちってやっぱすごいよね。




駐車場に戻る連絡バスの車中、もうすぐ駐車場に着こうかという時に、運転手さんがマイクで満員の車中にのんびりした口調で案内します。「もうすぐ駐車場です。子どもさんはピンポーンをならしてもいいですよ。大人の方はご遠慮願いまーす。」 一瞬の静寂・・・その時、娘が「いいの?」と小声で言いながら、降車ボタンを押します。妙に大きく響くピンポーンの音。そして皆の笑い声・・・ 「はーい停車しまーす。まだ押してもいいですよ。」違う子どもが、ピンポーン・・、別の子どもがピンポーン・・・。運転手さん「最近皆さんバスにあまり乗らんでしょうから、楽しんでくださいね」 みんなバスから笑顔で降りる。なかには運転手さんに「楽しかったです」と声をかけるお客さんも・・・。
佐賀の西鉄バスはのんびりしていていいな。


豆田町散策

2010-11-24 | 日常


この日は出不精な家族を諦め一人でドライブに。
目指したのは一度行きたかった日田市にある豆田町。
昔の町並みが残る懐かしいエリアをぶらぶらして来ました。

豆田町のイラストマップはこちら→



車はもちろん通れますが、ここでは人が最優先



重要文化財に指定されている草野本家



レトロな軒先でレトロなお店が



3階建ての洋館は歯医者さん



路地の奥はお蕎麦屋さん



ここは羊羹屋さん



ここは饅頭屋さん



喫茶店の外壁には町の地図が描かれている



この堂々とした建物は薫長酒造



酒蔵見学や試飲ができます



美味しそうなものも沢山見つけたので
今度は家族で来てみよう




ガーデニングワールドカップ2010ナガサキ

2010-10-19 | 日常

H.I.S.傘下となり、再出発したハウステンボス。その最初の大型イベントが、これ、「ガーデニングワールドカップ2010ナガサキ」。チェルシーフラワーショー等のメダリストたちが競うこの企画を3連休の中日に訪れてみました。フラワーショーの会場はパレスハウステンボスの前庭を中心に設けられ、マルシェも立ち賑わっています。この日はH.I.S.ハウステンボスとしては最高の2万人を越す入場者数だったとか。


チェルシーフラワーショー3年連続ゴールドメダリスト石原氏が自ら作品の解説をしています。


解説の合間に、気軽に写真撮影に応じていただけました。


石原氏の庭。
昔からここにあったかの様な自然な演出です。






今回のフラワーショー全体のテーマが「平和」ということで
ちょっとコンセプトの強い作品も



池の上に東屋、掘り炬燵の様に見えます。
座っているのはガーデナー、ジム・フォガティ氏とH.I.S.社長の沢田氏です。



今年のチェルシーゴールドメダリスト、アンディー・スタージョン氏の作品。


松かさから種子が飛び出すイメージを庭に表現したニコ・ウィッシング氏の作品。


隣接するパレスハウステンボスでは何組も結婚式が行われていて、
新郎新婦が馬車で行き来します。


パレスの庭はイングリッシュガーデンの対極にあるバロック式庭園。案内が不十分だったのかこの庭はひっそり・・・。


フラワーショーの第2会場には正直がっかり。
いっそのこともっとベタに植木市を開催するとかすればよかったかも。




で、テーマパークゾーンはハロウィンまっさかり。


娘には、こちらの方が楽しいよね。