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英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

花のスケッチ大会

2009-06-16 | 日常

ちょっと前になりますが、
地元新聞社が主催するスケッチ大会に娘が参加しました。
会場は植物公園。例によってなかなか描く物が決められない娘ですから、あっちをうろうろ、こっちをうろうろ・・・・。で、ようやく決めたのが、よりによって難しそうな大温室に咲くカトレアです。



私だったらこういうシンプルなモチーフにするのですが・・



なかなか描き上がらないので、ちょっとバラ園を見学に・・・

こうやってじっくり眺めると
バラって複雑な構造をしていますね


アイスクリームみたいだね





1984年に戻ってみたい?

2009-06-08 | 日常

めずらしく朝会社へ行く電車で座れた。ラッキーな始まりじゃわい、とカバンから読みかけの本を取り出そうとして、ふと隣の女性をうかがうと・・・・、やっぱり同じ本です。隣同士同じ本を読むのは、ちょっと照れくさいので、そのまま本を引っ込めたのですが・・・・・・・・。その女性を観察していると、何ともイライラするのです。1ページ読んだかと思えば、携帯をもてあそんでみるし、また1ページ読んだかと思うとバッグに仕舞って・・・・次の瞬間また出して読み始めて・・・・。「姉ちゃん、どっちかにせんかい!」と叫んでしまいそうでした。

村上春樹「1Q84」

冒頭から村上節が炸裂します。いきなりタクシーの中で流れる音楽はヤナーチェクの「シンフォニエッタ」。「羊をめぐる冒険」では、車の中ではバッハの無伴奏チェロ組曲が静かに・・・・だったのに。ヤナーチェクとは、いきなりの先頭打者バントヒットです。天国のヤナーチェクさんも突然2009年の日本で注目されるとは、可笑しいでしょうに。でもこのヤナーチェクの音楽テーマが一つのライトモチーフとなり、繰り返し再現されるのですね。そのテーマとは「解放」。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」以来お得意のパラレルな進行で紐解かれる2つの物語は、どこかでシンクロするはず、という期待を読者に抱かせながらも、そう簡単にはネタを明かしてはくれません。必殺仕事人にオウムにヤマギシ、文学賞捏造にDVに怯える女性達・・・。
後半、ホテルオークラのスイートルームで語られる展開は難解。カラマーゾフの兄弟よりも・・・難解・・。事件はよりミステリアスに刺激度を増し、セックスはより大胆に飽きることをしない。かつてのあの牧歌的な1984年は、何物にも無感動となった2009年というメガネを通して新たな意味を吹き込まれていくようである。
再生なのか、はたまた長い自分探しの旅の始まりなのか・・・・。
取り残される多くの登場人物と、それに比例する残像のような読後感です。
「カラマーゾフの兄弟」と同様、「続き」の存在が「ある」のか「ない」のか。

全国的に品薄となっているこの作品。この状況がもし演出されているとしたら・・・・。小説以上に怖い怖い・・・。それ以上に怖いのが電車で隣に座った女性が同じ本を読んでいる光景・・・。怖い怖い。







メダカの学校やってます

2009-06-03 | 日常

4月の末、GWの直前、何気なくメダカの水槽を観察していると・・・、4匹のうち2匹のお腹に卵が付いているじゃないですか。そして沈めている人工水草を見ると、そこにも卵が・・・・たくさんあるじゃないですか・・・。
すぐにネットで対処法を調べると、とにかく親から離さないと食べられてしまうと書かれています。とりあえず、釣りの時に使う発泡スチロールのクーラーに水を入れて、卵が付いた水草を移します。果たして無事に孵るのか・・・・・。
GWの帰省から我家へもどり、恐る恐るクーラーを覗いてみると・・・・・・・、ギョエー、目を凝らさないと見えないけれど、たくさんの稚魚が泳いでいるじゃないですか!それから毎日10匹単位で増えていって、たぶん100匹以上が・・・・・。生まれてみると育ててあげないといけません。発泡のクーラーで育てるのも見映えが悪いので、ペットショップ「アミーゴ」に行っちゃいました。親メダカの水槽よりはるかに大きい水槽(水を浄化するフィルター付き)、底に敷く砂利、水温系などを購入し、まずは赤ちゃんメダカが暮らせる環境づくりです。3日後、水が安定したところで100匹の赤ちゃんメダカのお引越しです。紙コップですくっては水槽に移す繰り返し・・・・、ちっちゃいのでなかなか上手くすくえません。全員移すのに1時間もかかってしまいました。
それから約1ヶ月。水槽には酸素補充のため水草を植え、水草の光合成を促すためにライトも購入(だんだん深みにはまっていく・・・)。自然淘汰と、20匹はご近所にもらっていただいたので現在約70匹程度が泳いでいます。先に生まれたメダカはだいぶ大きくなり、ちゃんと親と同じ形になってきました。でもこの水槽で大きくなったメダカ70匹はシンドイよね。里親を真剣に探さなくてはいけませんね。
親メダカはその後も産卵を続けています。(毛糸を入れると、その毛糸に産み付けます) さすがにこれ以上子供はいらないので、そのまま食べられるにまかせているのですが。
自然界だと生き残る確立はかなり低いはず。一生懸命卵を産み続ける親と、やはり一生懸命小さな身体で泳ぎ続ける子供にちょっと感動です。

最近は、水温の上昇を抑えるという「ジェットファン」が欲しいなあ・・・と思う毎日です。

個性を殺さず癖を生かす

2009-05-29 | 日常

母親から珍しくと言うか、初めてメールが来た。
文面は、
「木のいのち木のこころ、おすすめです」 だけ。
あいさつ文も何も付いていないシンプルな文面。
一瞬詐欺かも?なんて勘ぐっちゃう私・・・。
検索かけると新潮文庫の題名ということが分かった。
せっかくだから購入。

「木のいのち木のこころ―天・地・人」

法隆寺金堂、法輪寺三重塔、薬師寺金堂などの再興、復興を果たした宮大工西岡常一の仕事に対する揺ぎ無い自信、人の育て方が語られます。1300年保たれた建造物に対して、それを支える「木」に対しての深い想いに感動します。そしてその西岡棟梁唯一の弟子「小川三夫」の情熱も凄い。修学旅行で見た法隆寺に感動して西岡棟梁の門を叩く。最初は弟子に取らない、と言いながらも何かと面倒を見る棟梁。
棟梁となった小川三夫が設立した宮大工集団「鵤工舎」に集まる若者達。境遇も色々、動機も色々な彼らが現代の徒弟制度の中で自ら伝統的な建築技法を学んでいく。ひたすら道具を「研ぐ」ということ。研いでも研いでも終わりがないということ。
ビジネス書なんか読んでるんだったら、この本のほうが遥かに有益。

それにしても母は何でこれを私に薦めたのだろうか・・・。
我家の教育方針への干渉?かいな・・・

マスク

2009-05-21 | 日常
新幹線で博多出張。
大阪方面からの下り列車の中は6割以上がマスク着用。
上りは1割ぐらいか。
博多駅ではだれもマスクは着用していませんでした。
でも、薬局では完売の表示が。

考えると、マスクって昔はそれこそ風邪でゴホゴホやってる人だけが着けていたような。最近の花粉症対策と新型インフル騒ぎでいっきに予防の観点からの普及ですね。これだけ生活の必需品なったにしては何か物足りないのは私だけでしょうか。もっとお洒落なマスク、クールなマスクが発売されていても・・。それより広告媒体としての魅力もありますね。通勤通学途上での露出度は抜群ですし、必ず視線の先にあるのもグッドです。媒体化し無料で配れば家計にも助かります。
問題は広告を出す勇気のあるクライアントと、広告を顔にぶら下げる勇気のある人々がいるかということ・・・・・。

「NIKE」のロゴ入りマスク・・・・・いいかも
「Paul Smith」の縞々マスク・・・・・前に立たれると目がチラチラ
こういうブランドだと意外と商品化できるかも

でも美容整形外科の広告マスクはシャレにならないような・・・・




このポスターかっこいい

2009-05-18 | 日常

このポスター・・・
昨年の日仏交流150周年のものなのですが、
知らなかったな、こんなポスター作ってたなんて・・・・。
なかなかいい仕事していますね。
夕暮れ迫る凪いだ海に浮かぶ2つの世界遺産。モン・サン・ミシェルと宮島・厳島神社の大鳥居です。そうか気にもしてなかったけど、2つにはこのイメージが伝える共通点があったのですね。信仰の中心として、潮の満ち引きにより姿を変える点、そして片や島に架けた橋の影響で砂が蓄積し湾内の自然が壊され復旧工事が待たれる日々、片や温暖化の影響か高潮の被害に怯える日々。片やオムレツが名物、片や紅葉饅頭とアナゴ飯が名物・・・・・。
このポスターでの出会いをきかっけにして、モン・サン・ミシェルと宮島を抱える廿日市市との観光友好都市の調印がこの度行われました。
調べてみると、昨年の150周年記念のイベントとして、フランスでは数多くの日本文化の紹介が精力的に行われていました。その中には宮島の紹介も数多くあったとか。フランス人観光客が多く宮島を訪れるのはミシュランだけの影響ではなかったのですね。

GW雑感

2009-05-09 | 日常
GWの記録

29日・・


世羅高原農場にチューリップを観に。
とっても人が多かった。
1本100円で分けてもらえるチューリップを3本持って帰って、
ベランダのプランターに植えたのですが・・・
花が終わると、とっとと引っこ抜いてるじゃない!
球根取っておけば秋の植え付けが出来たのに・・・。

2日・・
帰省です。
小倉の東洋軒でラーメンを。
久留米ラーメン系のパンチのあるスープ。
美味しかった!
愛想のない接客も昔のまま。

3日
陶芸をやってる弟の作品展を見に門司のギャラリーへ。

4日
九州国立博物館へ
あいにくの雨でしたが、駐車場は既に1時間半待ちの状態。
大宰府天満宮側に降りると難なく駐車できました。


せっかくなので天満宮へお参り。

天満宮と博物館とはエスカレーターと動く歩道でつながっています。
その入り口の前には
昔からある大宰府遊園地が。


娘の希望で寄り道です。
谷間にある細長い遊園地は入園料が500円。
のりもの券(200円or300円)を買って利用するなつかしいスタイルです。
娘にはここがすごく楽しかったようです。
3月に行ったディズニーランド&シーより「よかった」だそうです。

博物館では「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」を鑑賞。
インドの影響を色濃く受けた仏教文化はなかなか興味深かったです。


仲良きことはよいことなり・・ですか?


5日
実家の近くの「山田緑地」へ。


ここは、戦前は旧日本軍の弾薬庫として使われていた場所。
極東一の規模をほこり、戦後は米軍の弾薬庫としても利用されていました。
核の存在疑惑もありましたね。
それだけに手付かずの自然が残されているエリアです。


こんな標石が歴史を感じさせます。

この公園のゲート前には大きなお屋敷が。
これは九州一の親分さんの御住まい。
よく警察が検問をやっています。
勇気のある方は記念撮影などいかがでしょうか。


広島への帰路。
予想はしてましたが、2箇所で30キロ以上の渋滞につかまってしまいました。


雨で夜の渋滞は疲れますね。



いってらっしゃい!

2009-05-07 | 日常


ごそごそと押入れの中のダンボールをかき回してみる。
いました。我が家にも。

彼の曲を聴いていると、
下宿屋の窓から眺める青空を
その青空に溶け込むタバコの煙を思い出してしまう。
どこかオープンエアなロックンロール。
なぜか人恋しいロックンロール。


CDショップではエバーグリーン棚にならべられてるけど
僕らにとっては今でもカッコイイ兄貴・・・。


ダーリン・ミシン・・・・
部屋中が揺れている・・・・
赤いコールテンのズボンが出来上がる・・・






おっぱいバレー

2009-05-01 | 日常

近所にシネコンが出来たので、
行ってきました「おっぱいバレー」。
1人でチケット買うのが恥ずかしいから、
娘もさそってお出掛けです。
小学1年生に見せてもいいの?!と家内も何故か付いてくる・・・

映画版は1979年の北九州が舞台。
多少時代考証がずれてますが、
ロケ地がばらばらで、ちょっと落ち着きませんが、
懐かしい故郷と、「そうだったよね」が心地良い映画でした。
チューリップの「夢中さ君に」が流れると、
娘も「知ってる!」といっしょに歌ってました。(謎・・)
(この曲は「心の旅」のB面だったとか・・)

娘曰く、「今まで観た映画の中で、一番怖くなかった映画」ですって。





それでも桜

2009-04-19 | 日常
今日は娘が通うピアノ教室の発表会。
それはともかく
こんなにお天気がよければピアノより桜でしょう!
と、終わるとすぐに近くの造幣局に。
造幣局の桜といえば大阪の通り抜けが有名ですが、
ここ広島の造幣局の桜も負けてはいません。
「花ののまわり道」と名づけられた敷地内を散策します。
八重桜って昔はそれほど好きではなかったのですが、
今日観るとどれもすばらしいものです。




この造幣局の前の通りはその名も「コイン通り」。
金運にご利益がありそうなモニュメントやオリジナル商品が
たくさんあります。


ピアノも上手でしたよ。