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英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

ハウステンボス

2010-01-15 | 日常


経営危機が続くハウステンボスへの具体的な支援がなかなか決まりませんねえ。
「今のうちに行っとかないと無くなるかもね」と家族で訪問したのが9月でした。(この時点では福岡に転勤とは思ってもなく・・・)
大連休の中日にもかかわらず混雑とはほど遠く・・(ただ営業しているレストランが減っているので、お昼の食事場所はそれなりに込み合います)。
かつて泊まったことがある園内のホテル・デンハーグは7月よりクローズド・・・。当時はなかなかのホスピタリティを感じさせたくれたホテルだったので残念ですね。
滞在型テーマパークとしてそれなりの期待を抱かせてくれたハウステンボスでしたが、時間をのんびりとすごすことが苦手な日本人に嫌われ、活路を韓国、中国からの観光客に見出そうとして失敗というパターン・・・。
何より悲しかったのが、園のあちこちで行われていたマイケルジャクソンの追悼の催し。そう、マイケルはここハウステンボスがお気に入りで2度も滞在しています。そしてハウステンボスを丸ごと買いたいと申し入れたとか・・・。そうなんです。あの時売っておけば・・・、マイケルが買ってくれていれば・・・、ここは世界のネバーランドとして・・・・。マイケルの人生もひょっとしたら変わっていたかもしれません。



パーク内にある別荘エリアです。
個々に桟橋がつき日本とは思えない情景。

以下私的パーク活性化案。
カジノを誘致。(これは過去にも検討されている 現に場外馬券売り場は既にある)
土地と建物はあまっているので、ベンチャー企業や新進の工芸家のアトリエとして、職場、住居として使ってもらう。(街を作っているわけですから、常に人がいる状態ができれば・・・)




ミッフィーも待ってるのにね。

声に出して・・・

2010-01-14 | 日常

HMVの初売りで家内が買ってきたのがこのCD。
試聴コーナーで聞いて衝動買いしたんだそうです。
今、我が家でけっこうヘビーローテーションされてます。
私にとってサザンは初期の10年だけ。それ以降にはイマイチ・・・。
でも、この桑田のCDは気に入りました。
面白いのは2曲目に入っている大作「声に出して歌いたい日本文学(Medley)」。
それこそ教科書に出てくる日本の名作の一節が、いかにもサザン風に、時に清志郎風にアレンジされて続きます。
歌詞カードを見ながら聞けば、「みだれ髪ってこんな文章だったんだ・・、蟹工船ってそうなんだ・・・」と新しい発見があります。
娘も楽しいらしく、いっしょに歌っております。
以下出てくる文学作品。

「汚れちつまつた悲しみに・・・・」中原中也
「智恵子抄」高村光太郎
「人間失格」太宰治
「みだれ髪」与謝野晶子
「蜘蛛の糸」芥川龍之介
「蟹工船」小林多喜二
「たけくらべ」樋口一葉
「一握の砂」石川啄木
「我輩は猫である」夏目漱石
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

でもね、
娘が一緒の時には
この2曲目が済むと同時にストップボタンを押して、歌詞カードも回収して、さっさとCDをしまってしまわなくてはいけません。
そう、3曲目は桑田得意のR15の歌詞ですから。
「HONKY JILL~69(あいなめ)のブルース」・・・
小学1年生に歌わせる訳にはいきません!(笑)




秋月

2010-01-13 | 日常




一度行ってみたかった秋月へ。
でも秋月は桜か紅葉でしょう。真冬の秋月ってどんなんでしょうか?
成人の日、あいにくの曇天。一日中暗く肌寒い。
午前10時に駐車場に到着。止まっている車は僅かに7台。完璧にオフシーズンです。桜で有名なメインストリート「杉の馬場」も枯れ木で寒々としています。
道なりに歩けば、秋月城址です。


城址は今は秋月中学校です。
レトロな校舎デザインです。

ふと見ると、校庭の隣でカメラの三脚を抱えた老人たちがうろうろしています。どうも場所取りをしている気配。
「何かあるんですか?」と聞いてみると、
成人の日の行事として大筒を撃つのがある、との返事。
正式には「筑前国秋月 黒田藩お抱え 林流抱え大筒の打ち初め」です。
それじゃ、見物させていただこうと寒い中を30分ほど待ちます。
それにしてもカメラクラブなのでしょうか、じいさん、ばあさん達が構えるカメラ装備のすごいこと。みんなハイエンドのデジイチ構えて、「今日は4ギガば2枚スペアで持ってきたと」「ISOば800にすっと、連写速度がおちるったいね」なんて会話が・・・。
さて、大筒ですが、なかなかの迫力でした。
「バーン!」ぐらいを想定してましたが、「ドカン!!!」でした。
これが山に反響して城下に響き渡ります。

写真は最後の5連射演技です。




1発目は不発。
で、2発目が「ドカン!!」


3発目が「ドカン!!」


4発目が「ドカン!!」


最後に「ドカン!!」

写真では撮れてませんが、瞬間、火柱が銃口と後ろから立ち、相当な反動で人間がぐっと後ろに・・・・。反動で大筒が飛び上がらないように筒と腕はサラシを巻いて固定しています。これはよほどの修行と精神力がないと打てないですね。
これだけ大きな轟音を立てている行事なのに、見物しているのはカメラグループと、関係者、そして我々のような観光客数人だけ。中学校の体育館ではクラブ活動をやっている声が聞こえるのに、窓から覗く者なんて1人もいない・・・。これが日常なら、すごいぜ秋月。

フーテンの寅さんも訪れた町をそぞろ歩き、だいぶ冷えてしまったので名物葛を頂こうと「廣久葛本舗」に。


葛湯はやさしい甘さで芯から温まります。


葛ぜんざいも美味しそう。








再始動

2010-01-05 | 日常
福岡転勤以来、肝心の読書生活が荒んでおります。理由は偏に通勤手段の変化です。広島時代の読書時間は、帰宅時の電車内45分。これを中心に昼休み、さては会議室を不法占拠しての集中サボリ読書と展開していたのですが・・・。現在の通勤手段は徒歩13分+バス10分+徒歩15分という日々。なかなか本を鞄から取り出すきっかけが見出せない状況です。基本的に自宅では本を読まない性格なのも一因なのですが・・・。


年末年始はいつもの様に小倉の実家へ
【ラーメン】
大晦日は寒かった。最高気温が2度。
お昼はパン焼き器で手作りパンの予定でしたが、父がイースト菌を入れ忘れ、得体の知れないものに・・・。では!と、久しぶりに弟とラーメンでも食べるか、と外出です。
目指すは「魁龍」小倉本店。しかし行った時間が悪かった。ちょうどお昼時。寒い外で30分以上並ぶはめに・・・。「よし!今日は大盛りにしよう!」
ようやく店内に入れば、そこは強烈な「豚骨臭ワールド」。それから15分待たされ、出てきた大盛りラーメンにむしゃぶりつけば、しばし至福のひと時が・・・・・。芯まで冷えた身体に、「ギトギト脂肪」、そして「骨髄」が染み渡っていきます。大蒜も投入すれば、今度は頭頂部から汗が噴出します。
味的には、同じく久留米系の「東洋軒」の方が好みですが、久しぶりのタフな豚骨ラーメンに満足でした。

【紅白】
うーん、スーザン・ボイルは小さく見えたなあ・・・
永ちゃん・・・舞い上がっちゃだめじゃん。
森光子さん・・・、少し仕事を控えられたら・・・・

【元旦】
初詣は八坂神社に。境内の写真館の店頭には、七五三の時に撮ってもらった娘の写真が大きく引き伸ばされて飾られていました。そういえば、広島の写真館にはお宮参りの時に親子3人で撮った写真がやはり飾られていたし・・・・(ホームページにはいまだに掲出されています)。どうも肖像権なんて何ともないらしい(笑い)。
それから、今年社運を賭けて元旦営業に打って出た百貨店「井筒屋」へ。2期連続赤字、夏冬連続賞与支給停止という厳しいデパートですが、初売りの模様は如何でしょうか?
ありゃ?いつもの初売りより混雑してないですねえ。がんばってくださいよ!もし「井筒屋」が無くなったら、北九州市から百貨店が無くなってしまうのですから・・・・。

【美術館】

2つの展覧会を観ました。ひとつは北九州市立美術館分館で開催されている「パリを彩った画家たちロートレック・コネクション」。会場途中まで私は「コネクション」を「コレクション」を勘違いしておりました。道理でロートレック以外の仲間たちの作品が多かったのですね。



もうひとつは同美術館本館で開催されている「ウィーン・ミュージアム所蔵  クリムト、シーレ  ウィーン世紀末展」。こちらの方が見応えがあったなあ。特にエゴン・シーレは面白い。作曲家シェーンベルクが画家として才能を持っていたとは知りませんでした。


近況報告

2009-11-27 | 日常
少し落ち着いてきました。
暮らし始めたのは南区の某所。
ちょっとだけご近所の紹介を・・・

このあたりは坂の多いところ


地元で100段階段と呼ばれる階段です。
数えてみると108段ちょうどです。
ゆっくり登っても70段あたりで膝にきます。
己の煩悩の深さを知るいい機会です。


上から眺めるとちょっと怖い・・
真ん中のスロープをスケボーで下る猛者はいません。
娘と「ちよこれいと」「グリコ」と遊んでみましたが、
いつまでたっても終わらないよ。
こんな100段階段が全部で3箇所あるのです。



バス停近くにある禅寺。
このお寺には2つの不思議なものがあります。


一つは「穴観音」。
古墳の石室の中に後世観音様を彫って祀ったもののようです。


もう一つは赤穂浪士のお墓。
これは東京、泉岳寺にあるお墓を、
戦前さる篤志家が細部まで摸して作らせたというものです。
今も討ち入りの日になると義士祭なるものが模様され、
大筒が撃たれたりするそうです。


寺の境内はきれいに掃かれています。




もう少し足を伸ばすと、美味しいパン屋さんが見つかりました。
オーストリア人のパン屋さん「サイラー」です。





辞令は突然に・・・・

2009-11-06 | 日常
ブログ、さぼってます。
何故かというと・・・
10月1日付けで転勤になったのです。
場所は、福岡。
いつかはあるかな?とは思ってましたけど、
今回対象となるとは・・・・、我ながら無防備でした。
今はこの歳でしばしの独身寮暮らし・・・。
テレビもパソコンもない暮らしを堪能しています。
家族を伴っての引越しはこの日曜日に。
来週からは少しは人間らしい生活に戻れそうです。





9月某日

2009-09-25 | 日常
9月の或る日、カミさんが突然切り出します。
「明日は何の日でしょうか!」
「さやかちゃんの誕生日!」と、娘・・・。
「あれ? アメリカ同時多発テロの日?」と、私・・・。
カミさんの目がつりあがります。
「違う!やっぱり忘れてるわ! いーい?けつこんきねんびよ!それも10回目の!」
おっと・・・、そうであった・・・ケッコンキネンビ・・、やっぱり同時多発テロだ・・・。

「どこか食事に連れてって!」と、たたみ込むカミさん。
「やったー!回転寿司がいい!」と、小躍りする娘・・・。
「じゃあ、角に出来た新しい焼き鳥屋さんにしようか?」と、私・・・。
カミさんの声が怒りに震えます。
「全然判ってない!ちゃんとした所にして!」
「ちゃんとしたところって?どこ?」と、考え込む娘と私・・・。

めでたく選ばれた「ちゃんとした」レストラン、「ラ・セッテ」に行ってきました。


これは、二皿目に出てきた「旬を盛り込んだ前菜盛り合わせ」
生ハムにラタトゥイユ、サーモン、イチジクのサラダ、にんじんのピュレ、タコ、トリッパ、うずら、アユ・・・・・・、ワインが進む、進む。
そうそう、この日のワインは、ピノ・ノワール・ビアンコ。
ピノ・ノワールなのにビアンコ?そう、ロゼの様な色合いですが、れっきとした白ワインです。甘いアロマを裏切るすっきりとした辛口です。気に入った。
ちなみにカミさんはお酒が一滴も飲めません。
「なんか、パパばっかり、不公平だよね」と、娘と非難の目線・・・。
とにかく、10年間がんばった自分にご褒美です。
この後、パスタが二皿、そしてメイン、最後にドルチェというコース。
さすが北村シェフの料理は美味しいなあ・・・



贅沢したから帰りは市電を乗り継いでね・・・。





夏のスナップ③

2009-09-12 | 日常

九州国立博物館でやっていた阿修羅展にも行きました。
開館30分前に着きましたが、既に長蛇の列。
かなりの人が朝日新聞社が配った招待券を持ってます。


音声ガイドは黒木瞳だ。
耳元でやさしく阿修羅の世界を語ってくれます。

阿修羅像は興福寺で何回か見たことがありましたが、
興福寺国宝館での展示は雑然とならべられているだけでしたので
有難味が今ひとつ・・・・。
今回の展示は照明などの演出も利いていて存在感があります。
しかし、人が多い。阿修羅を見に修羅場を通る・・・
八部衆立像など見所もあるのですが、
全体の展示数が少ない!という印象です。
出口付近では同様の声がいくつか聞こえてきます。
まあ、中金堂再興のための資金集めなのでしょうし、
招待券での鑑賞ですから文句は言いますまい。

昼は小倉に戻り、名店「田舎庵」で鰻を。


この田舎庵、今時珍しく夏場は天然物を食すことが出来ます。
昨年までは、天然物が入れば養殖物と同料金での提供でしたが、
今年から天然物は別料金というシステムに変わったと、
各席にお詫びの文章が置いてありました。
この日の天然物は有明海筑後川河口のもの。
でも、我々は迷わず養殖物(焼津産)を注文します。


美味しい!
のっている鰻の量で松、竹、梅と値段が分かれていますが、味はどれもいっしょ。
少しごはんの量が少なめなので大盛り(無料)が男性にはいいかも。

鰻は田舎庵です!







夏のスナップ②

2009-09-11 | 日常
一泊旅行に蒜山高原に行きました。


ジャージー牛は、ここ蒜山に全国の3分の一が・・・


高原を一周するサイクリングロードもあります。
コロ付きで一周は無理無理!

利用した宿は休暇村。
1泊2食で、すぐ近くにある遊園地(ジェイフルパーク)のフリーパス(2500円)が付いて、1万円という格安プランでした。


このジェイフルパーク、もっと寂れてると思ってましたが、
なかなかがんばってました。
ほど良く混んでて、でも何回も乗れて・・・・
でも私は高所恐怖症・・・・
こんなスカイサイクルも実はドキドキです。

蒜山の魅力の一つはアクセスの良さ。
高速降りたらスグ!です。
蕎麦なんかもなかなかに美味しいです。






夏のスナップ①

2009-09-09 | 日常
有ったのか無かったのか・・・今年の夏。
簡単に振り返ると・・・・。


NYに住んでいる従兄弟ファミリーと久しぶりに再会。
NYでは花火は禁止なんだって。
だから子供たちは大喜び。


その従兄弟たちと、陶芸やってる私の弟の家(工房)に。
涼しげに見えるけど、蒸し暑い1日だった。


ayaneちゃんは7歳にして凄腕バイリンガル。
機関銃のように出てくる会話に、おしゃべりな娘もしばし沈黙・・・。
さすがNY育ち、描く絵もどこかサイケデリックな色使い。