想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

その毒が消えるまで。

2012-09-24 17:17:10 | 日記

昨夜、吐き気と共に眼を覚ますたび、
窓の外を見て、「夜空がいやに明るいな」と思った。
そして、バカバカと自分をののしった。
まだ、娘が成人するまで8年残ってる。
責任を持って、毎日をかみしめるように生きるんだ。
それを、また、なんておろかなひとだろうと、呪った。

それで、じっとりと暑かった離婚届けを出しに役場へ向かったときのことを、
鮮明に思い出した。
あんな重たい紙切れと、娘の小さな手を握って、
足がガクガクと恐怖に震えていたのに、
K君は、派手な車に乗って去っていった。

あの時、私も娘も捨てられたのだ。
役場のあとに、
小さな団地の公園で娘を遊ばせながら、
不安で泣き叫びたかった。
頭をかかえて、声は出さず、泪だけ流して泣いた。
声を出したら、娘に気づかれる。
娘が嬉しそうに手を振ってきて、
私は顔だけ笑って、手を振り替えした。
もうすでに、その時の私は、心の病気を患っていた。
次第に膨らむ彼のウソ。なにもかも辻褄が合わなくなり、
待っていても彼が帰ってこない夜。
いつかこんな日がくるかも知れないと心配しながら、
一年前から情緒不安定だった。
そして、現実になってしまった。
あの日。
あの日の私。
あの日の、何も知らない娘。


思い出したら、
なんて懐かしい想いだろうと驚きを感じる。
なんてささやかで、懸命に生きた私たちだろう、と。

私は、終の住みかと決めた場所を離れたくなかった。
沢山の友達に囲まれていた幸せな時間を、
壊したくなかった。なくしたくなかった。
ずっと、信じていたかった。
私だって、
三人で、生きたかったよ。
でも、変わってしまった。
私は、この先、どうにか娘を育て上げる自信を取り戻すことができた。
父が残してくれる、この家がある。
花や、生き物がいっぱいいる、こんな素晴しい世界に、
帰ってきたんだよ。
だから、もうバカなことをするんじゃないよ。
そういい聞かせたら、泣けて泣けてしかたなかった。

ここが私には大切すぎるんだ。
大切なひとたちに囲まれて、生きているんだ。
もう、ここを離れたくはないんだよ。

…幸せなんだから、ね。


朝、少しご飯を食べて、
まだ毒の気配があったが、
水をいっぱい飲んで、

仕事をした。
秋風が爽やかで、
持参したアイスティーがおいしかった。
友人が梅干と一緒に送ってくれた紅茶。
なんておいしい飲み物だろう、って心から想ったよ。

心配かけて、ごめんなさい。



コメント
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