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2020年はパワリフ・ベンチ大会出ません

全身麻酔

2016年06月27日 | Weblog
僕は今まで20回以上入院や手術していても、1回も全身麻酔で手術した事が無い。出血多量で、意識が無い時は2~3回あっても、毎回局所麻酔。というのも術式が「息吸って」「息止めてそのまま」という眠らせてくれない放射線科の手術が多かったから。うとうとすると、どんなにしんどくても「寝ないで起きて!」と叱られる(笑)。肝臓腫瘍の場合は「ラジオ波照射」による術式なら、腹に3ヶ所棒を入れる為に局所麻酔をして、意識あるまま手術が行われ、通常の「開腹」による術式なら、全身麻酔を行う。寝ているうちに全部終わる全身麻酔って、どんなに楽なんだろう?。局所麻酔は普段針を刺さない場所(脚の付根とか首とか)に「ブスッ!」と注射されるから、その時は痛くても、術後のダメージは少ない。手術台は堅くて背中~ケツにかけて痛くて、おまけに手術室は尋常じゃないぐらい寒い。開腹手術となったら、寒さも痛さも長時間も感じないけど、切られた場所は当面痛いし、安静期間・入院期間も長い。今、医局内のカンファレンスで大論議になっているのが「手術やろう派」と「手術やらない方がいい派」(大爆笑)。肝臓内にバイパスステンドを開通させて、カバーステンドまでかけて普通「予後2年がいいところ」という希少例が、まもなく術後4年を迎えて社会復帰まで果たせている国内初症例患者にメスを入れてもいいのだろうか?という争点。つまり、初症例患者にどんな簡単な手術でも「更なる初症例」となるので、論文発表して名乗りを上げたいチームと、安定している時に敢えてリスクを負えるのか?という慎重派チームの綱引。ちなみに主治医は「今やらなくていいんじゃない?」という慎重派寄り。肝臓内に棒を突っ込んでラジオ波なるものを照射して患部を焼き尽くすなんて話を聞くと、神経質なわたくしは串焼きレバーが食べられなくなるのであーる。

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2 コメント

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マジですか... (インテリ)
2016-06-30 13:05:08
全身麻酔...
頑張れとしか言えない!
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覚めなきゃ (今井)
2016-07-01 00:04:41
人生終わりです(大爆笑)。
死んだ事が無いので、わかんないけど、多分寝たまま目が覚めないような気がします。
段平が言うには「ドラマ見ているから絶対に負けない!って必死に起きていようとして秒殺喰らった」って。
早く自由な世界に行きたいです。
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