ノスタルジック

爽やかな秋晴れの空気に混じって、キンモクセイの香りがただようと、何とも言えないノスタルジックな気分にひたれる。一昨年に入院した時には、ほぼ末期的状況で回復の見込みも期待できそうになかった中、健康になれるイメージも想像できなかった。でも最後の砦として、すがる事しかできずにただ手術が成功してくれたらいいと祈る毎日。体内で作っても作ってもダダ漏れしてしまう腹水のせいで、血液検査の栄養目安のアルブミンという成分の数値は2.5と、極悪状態。一昨日の通院で見た8月の結果は4.2と、極めて優秀な値で時系列で見せてもらった過去の数値では、退院後1年あたりから正常値に戻り、再び働き始めてからも順調に上がり続けていた。相変わらず血小板だけは大幅に下回っているけど、それ以外は良くなっている。白血球も悪さしていないし、疲労が抜けない事を除けば健康だね。健康なら何でも普通にできるし、当たり前の事が当たり前にできる。今年は例年より早く残暑が終わってしまったからその分、秋は長いだろう。時間を大切にしたいね。