「一器一遊」的楽しみ方!!

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響きとリズム♪のお勉強

2010-04-21 01:38:57 | らくご


最近、何の勉強をしてるかって~と…。


相変わらず、落語でして(笑)


東西いろんな師匠の落語を聴いております。



そんな中でも、やっぱり西の最強は「I LOVE 枝雀」でございます。






先日、とあるご飯屋さんで、某アナウンサーさんが、お客さんとして来られていた。
カウンター席だけの、お客さん同士がざっくばらんに会話をするところで…
落語のネタの話になった。

その、某アナウンサーさん!さすがです。
少しお酒も入っていい心持のところ、「長屋の花見」の一部を、演じてくれたのです。
なんでも出来ちゃうんだな~なんて、感心しながら聞いていると…

「落語は、男のもんですからねぇ~」
「色恋に、酒!噺。」

と言っていたのを聞いて・・・・。



「へっ??」



散々、今まで聞いてきたのに、初めて気がついた!!

確かに!!

そう考えると、ほとんど演者は男性なのだ。
そして、男性目線の話しがメインよね~なんて!今更ながら気づく。


今まで、何を聞いていたのかな~


なんて思うと…  やっぱり、音と、リズムと、ことばの響き♪
そして、物を受けとる視点が面白いのだ!

ことばの勉強には、かなりなっている。


「百年目」という演目の中に!

「一家の主を旦那と言ぅのは、どぉいぅとっから来たか??しっているか?!」

と、一家の主が、番頭さんに、小言を言うところで出てくる。


以下、上方落語メモから引用させていただきました。


■天竺。天竺も五天竺あるそぉなが、そん中の南天竺といぅところに赤栴檀
(しゃくせんだん)といぅ見事な木があるんじゃてなぁ、見る人誉めざるなし
といぅ木。ところがその根元に難莚草(なんえんそぉ)といぅ見苦しぃ雑草が
はびこるのじゃて。赤栴檀は結構じゃが、この難莚草がどぉも具合が悪いっ
ちゅうて、そいつをむしり取ってしまうと、この赤栴檀が枯れるのじゃて。

■つまり、この下で難莚草といぅ雑草がほこえては枯れ、はびこっては枯れ
するのが、赤栴檀にとってまたとないえぇ肥やしになる。また、赤栴檀の下
ろす露が、難莚草にとってはこの上ないといぅえぇ肥やしになるんじゃそぉ
な。

■そこで赤栴檀がさかえりゃ、下の難莚草もほこえる。難莚草がほこえて枯
れることによって赤栴檀はますます育つ。寺方と檀家といぅものはこれでな
かったらいかんといぅので、赤栴檀の「だん」と難莚草の「なん」と取って、
在家の人のことを「だんな」といぅものはこっから出たんじゃといぅて聞ぃ
てな。


なるほど、なるほどなのです。


立場と状況が変われば、難莚草にも、赤栴檀にもなる!
自分を肥やすのには違いない!
面白いのでございます。


まだまだ、知らないことだらけです!!

だから、落語は、殿方だけのものではないのでございます。

楽しいね~。(悦)




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