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最近、何の勉強をしてるかって~と…。
相変わらず、落語でして(笑)
東西いろんな師匠の落語を聴いております。
そんな中でも、やっぱり西の最強は「I LOVE 枝雀」でございます。
先日、とあるご飯屋さんで、某アナウンサーさんが、お客さんとして来られていた。
カウンター席だけの、お客さん同士がざっくばらんに会話をするところで…
落語のネタの話になった。
その、某アナウンサーさん!さすがです。
少しお酒も入っていい心持のところ、「長屋の花見」の一部を、演じてくれたのです。
なんでも出来ちゃうんだな~なんて、感心しながら聞いていると…
「落語は、男のもんですからねぇ~」
「色恋に、酒!噺。」
と言っていたのを聞いて・・・・。
「へっ??」
散々、今まで聞いてきたのに、初めて気がついた!!
確かに!!
そう考えると、ほとんど演者は男性なのだ。
そして、男性目線の話しがメインよね~なんて!今更ながら気づく。
今まで、何を聞いていたのかな~
なんて思うと… やっぱり、音と、リズムと、ことばの響き♪
そして、物を受けとる視点が面白いのだ!
ことばの勉強には、かなりなっている。
「百年目」という演目の中に!
「一家の主を旦那と言ぅのは、どぉいぅとっから来たか??しっているか?!」
と、一家の主が、番頭さんに、小言を言うところで出てくる。
以下、上方落語メモから引用させていただきました。
■天竺。天竺も五天竺あるそぉなが、そん中の南天竺といぅところに赤栴檀
(しゃくせんだん)といぅ見事な木があるんじゃてなぁ、見る人誉めざるなし
といぅ木。ところがその根元に難莚草(なんえんそぉ)といぅ見苦しぃ雑草が
はびこるのじゃて。赤栴檀は結構じゃが、この難莚草がどぉも具合が悪いっ
ちゅうて、そいつをむしり取ってしまうと、この赤栴檀が枯れるのじゃて。
■つまり、この下で難莚草といぅ雑草がほこえては枯れ、はびこっては枯れ
するのが、赤栴檀にとってまたとないえぇ肥やしになる。また、赤栴檀の下
ろす露が、難莚草にとってはこの上ないといぅえぇ肥やしになるんじゃそぉ
な。
■そこで赤栴檀がさかえりゃ、下の難莚草もほこえる。難莚草がほこえて枯
れることによって赤栴檀はますます育つ。寺方と檀家といぅものはこれでな
かったらいかんといぅので、赤栴檀の「だん」と難莚草の「なん」と取って、
在家の人のことを「だんな」といぅものはこっから出たんじゃといぅて聞ぃ
てな。
なるほど、なるほどなのです。
立場と状況が変われば、難莚草にも、赤栴檀にもなる!
自分を肥やすのには違いない!
面白いのでございます。
まだまだ、知らないことだらけです!!
だから、落語は、殿方だけのものではないのでございます。
楽しいね~。(悦)
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