見るからにチープな作りですのでトイカメラに分類いたします。
HANIMEX ...どうも、オーストラリアの写真機材の販売店らしいです。
私のもっとも古いHANIMEXの記憶は1990年頃 HANIMEX AMPHIBIAN と言う水中カメラです。
販売会社なのでOEMだと思うのですが。
ファインダー脇、レンズ上部にCds露光計の受光部らしきものが(でも、たぶんダミー)
昭和63年(1988)¥17,800円らしいです。
では特徴的なDUAL LENS ターレット式(ZOOMレンズが普及する以前にフィルムムービーなどによく使われた方式)で二つの焦点距離を使い分けられます。
左右どちらにも360°以上回転可。
左:TELE 望遠に設定されてます。
中:回転中 この状態の場合は撮影できない。
右:WIDE 広角に設定。
JAPAN LENSの文字がありますのでとりあえずレンズはmade in Japanでしょう。
ではボディは? くまなく観察いたしましたがが?です。
検索 外国のサイトに見つけました。
Hanimex 35 DL仕様
- ワイドレンズ:34mm 1:5.6
- テレレンズ:44mm 1:8
- フォーカス:固定
- メータリング:なし
- シャッター:1/125秒固定
- バッテリー:2xAA
- フィルムアドバンス:マニュアル
- フィルタースレッド:N / A
だそうです。TELE 44mmって望遠? 準広角だと思うのですが。
標準レンズの定義が一眼レフ以前は画像の対角線でした。
24×36mmフォーマットですと43.27mm ほんの僅か望遠でしょうか。
セデックと言う日本のカメラ会社がHANIMEXを生産していたという話もありますが?
1980年頃になくなってますのでこのカメラは作っていない。
中国製と言う情報もあります。
赤い楕円がシャッター釦 カウンターは自動復元順算式 あとは巻き戻しクランク(つまみが取れて紛失)。
左から 電池室 単三×2 スピードフラッシュ用。巻き戻し釦。 三脚ネジ穴。
スピードフラッシュのチャージランプ 隣の赤いランプはスピードフラッシュが発光すると撮影者に知らせるために燈る
フィルム感度は100 200 400 中間は無い。巻き上げはノブ式。
READYランプの下は裏蓋を開くスライダー。
フィルム面はフラット、トイカメラによくある湾曲タイプではありません。
いまひとつスペックがよくわかりませんが
EEと焦点合わせがゾーンフォーカスでもよいから付いていればそこそこに写りそうです。
いろいろ調べて行くとこのカメラにはいくつかのカラーバリエーションがあります。
※いろいろな会社がOEMで提供したと思います。
HANIMEXブランドのSLRもあります。
また現在は富士filmの子会社となりオーストラリアでの販売を受け持っているという話もあります。
とりあえず可動いたしますが、固定焦点で露光もイチかバチかのようですのでフィルムを装填することは無さそうです。
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