昭和33年(1958) ¥24,000
Mamiya のスプリングカメラ 最終形態?でしょうか。
レンズはOlumpus Zuiko から自社製 のSEKOR 7.5cm F3.5 ~f22になりました。
シャッター速度は B 1 ~ 1/500
特筆すべきはフィルム巻き上げに伴ってシャッターチャージするセルフコッキング機構です。
しかし私のAutomat2は動かない。
じっくり探ってみるとどうやら錆びついて固くなっているようです。
注油...指先でレンズ前蓋に隠れているリンクを動かすと...時々セルフコッキングが働くようになりました。
(この記事を掲載したのちには完動させようと思ってます)
左から巻き上げノブ 巻き上げると ①と②が一緒に左に動き ①だけ戻ります。シャッター釦を押すと②が現在の位置に戻ります。
ノブの矢印の両端にある出っ張りを動かすと小窓のなかのASAが変化いたします。これは記憶するためだけの物。
右端の扇型の窓は距離目盛 裏にあるノブを回すと距離板が回転します。
巻き戻しノブ下の小窓はフィルムカウンター。順算式自動復元です。
フィルム裏紙の駒番号を読み取る窓があります。この機種には不要なのですが...。
ファインダーを覗くと旧製品には無かったブライトフレームが。
距離合わせに関しては 先日の Mamiya 6-IV (本編・写真機)と一緒ですのでそちらを参照してください。
フィルムの装填が楽になってます。
120カメラは底につまみがあって、それを引いてスプロールをとりつけるのですがこの機種は裏蓋を開いて下部にあるレバーを引き出しフィルムを装填。
レバーを戻して終了です。非常に楽です。
カメラ底部には三脚穴がひとつあるだけで他には何もありません。
絞りとシャッター速度の設定は6-IVと同様です。少々回しにくいです。
スプリングカメラであらゆることを成し遂げようとしたカメラです。
もう少し手入れして完動品に少しでも近づけようと思います。