大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

「指導者」の葛藤

2009年04月07日 | ノンジャンル
 今日は桜が満開。とても温かくなりました。

 明日は春休み最後の学童。写真は先週の公園の桜です。とうとう先週土曜日は初めて雨rainに降られてしまい、午後からの公園遊びは断念しました。明日は青空sunの下、満開の桜が出迎えてくれるでしょう。

 そして、明日は入学式もあります。「ぽぽろの子ら」もたくさん入学式に参加します。item1おめでとうniko

 先週の水・木曜の学童の様子です。
 久しぶりの利用となったRくん。半年ぶりでもやっぱり「ねずみばあさん」が気に入って、私の鼻先に「ねずみばあさんグッズ」の袋を突き出すもんだから、「もう飽きた。やるな」と言われてもやってしまいます。もっと来れたら楽しいこといっぱいできて、もっと仲良しになれるのになぁ。

 流行りの「ゴムとび」です。新人のYくんも軽く飛べました。

 Yくん発案のボール転がし大会はけっこう盛り上がりました。バルーンを転がしながらめざす折り返し点を回って帰ってきてゴール。何秒で帰ってこれるかで順位を決めます。タイムは私が計るので、喧嘩しないようにちょっと調整しました。
 もともとボールは3個ありました。1個は食いちぎられ、借り物だったもう1個は空気穴の栓を抜いて飛ばしてしまい、栓が見つからずご迷惑をおかけしました。従って、今は1個しかありません。面白い遊びなので、近々買いに行こうと思っています。 

 今日は、昨日のブログでもふれた水遊び大好きのKくんとのやりとりについて書きます。テーマは「指導者」の葛藤についてです。
 早い話が、水を出しっぱなしにすると公園に集う人々や通行人からジロジロと見られます。どうしても表情や目線が気になってしまいます。何か言われはしないかと胸はドキドキします。すると、ついつい無駄と分かっていても栓をアリバイ的に一応閉めてみます。また、Kちゃんはキーと叫びながらいっぱいに栓をひねります。掌で押さえてもはがすほどのすごい力です。次には少しだけ(気持ちだけ)栓をしぼります。また、Kちゃんは思い切り最後まで栓を開けます。しばらくはこの繰り返しです。
 Kちゃんは全開にしてほとばしる水しぶき、下の水を受けるセメントの枠からこぼれる水、そして何よりもくぼんだ土の上をぬらして水たまりをつくる水の様子が、そして、しまいには水たまりでのどろんこ遊びが大好きなのです。
 止めたり出したりを繰り返していると、しまいにはやっとKちゃんの「大好きに寄り添ってあげなくっちゃ」にたどり着くのです。結局のところはあきらめて「容認」しているにすぎないのですが。
 「どうせやるなら消極的にやるよりは、積極的にやらせてあげた方がKちゃんには10倍いいに決まっている!」と恥や外聞を気にした自分の消極性に落ち込むのです。

 そこで、自分をもう少し前向きな葛藤にもっていこうとその日は意を決して、バケツとペットボトル2本を持って公園に向かいました。
 最初はKちゃんが出す・私が止めるの繰り返しでしたが、ペットボトルやバケツで水を受け止めてその水を運ぶということをしつこく繰り返しました。土の上に水をこぼして水たまりを作って遊ぶのは全然OKにしたわけです。勿論、水を運ぶ間は栓を閉めて水を止めています。Kちゃんはこの間、水を止めることを容認するようになり、しまいには長ーい水たまりができると満足して、水を止めて遊ぶようになりました。横にいる私にも泥水がバシャバシャとかかるので、跳び上がって逃げるのが嬉しくて、笑顔の交流になりました。Kちゃんは叫喚の声をあげることなく、ちゃんと水を止めて楽しく「至福のひととき」を遊べたのでした。
 どろんこ遊びは受け入れ一緒に楽しんだこと、ペットボトルやバケツで変化や区切りをつけたこと、その結果、Kちゃんは水を止めて遊ぶという要求を受け止めてくれたのです。結局のところ、指導者も葛藤を乗り越え成長したということが一番でしょうか。学校や家庭では30分も1時間もどろんこ遊びなどさせてもらえません。これぞ学童保育の真骨頂でしょう。白石正久先生がいわれる「なごみの時間」の意義と大切さだと思います。

 追伸:どろんこ遊びにHくんが写っています。彼は汚れる遊びが苦手で今まで輪の中にはほとんど入ってきませんでした。この日は2回目で、更に積極的に入ってきてどろんこになって楽しみました。

 この日初参加のYくんも公園でボール転がしを楽しみました。

 Sくん、夏休みに引き続いてのアルバイト、ありがとう。ご苦労様でした。
 実は、最後の日は前日のゴムとびの飛び込み前転で背中をしこたま打ったみたいで、腰痛でやってきました。子どもたちには「あこがれのSさん」、私たちスタッフからは(いつもニコニコ、怒らず遊んでくれる)「仏のSくん」、この仕事は天職ではないの!?SOSの土曜日や夏休みにはまた宜しくね。

フレンチトーストありがとう

2009年04月06日 | 児童デイサービス
 今日は福井の小学校に通っている小学5年(4月から6年生)のKくんのことについて少し書かせていただきます。「折り合う力」「お兄ちゃん」についてでしょうか。少し長くてごめんなさい。

 Kくんについて詳しく知りたい方は、同じくぽぽろのドレミファくらぶを利用しているDくんのお母さんのブログ「にこにこ生活」をご覧ください。いつも興味深く読ませていただいています。そこにKくんのお母さんが書き込まれている「けんたの世界」(「けんママ」)というコーナーがあり、Kくんの生活が詳しく紹介されています。
ぽぽろの事務所にはKくんが書いた詩をャXトカードにしたのが置いてあります。買っていただいた分の9割はぽぽろへのカンパとしていただいています。1割が詩の著者に入ります。是非、ご協力をお願いします。

 先ずは先週金曜日の朝のこと。

 電車がとまって開所時間に遅れて高井田の駅からタクシーで乗りつけたKくんに手を上げて「オー!」と出迎える1年上のYくん。「オー!」と返すKくん。お兄ちゃん同士のいい関係です。お弁当も一緒に食べました。この日の学童は、「お兄ちゃんたち」に随分と頼りました。

 次にKくんを見るなり顔を輝かせて「あっ、ありがとう」といきなり礼を言った小学1年のHくん。それに対して「あっ、それって、フレンチトーストのこと?」とKくん。これだけで分かるんだ。二人ともパッと昨日のことを思い出したんです。
 Hくんが自分から「ありがとう」と友だちにお礼を言うことなどめったにありません。よっぽどフレンチトーストがおいしくて、自分ももらえたことが嬉しかったんだ。なぜならKくんは「きょう、いい子にしていた人だけにあげます」と言っていたからです。Hくんはいたずらが度を過ぎることも多く、どっちかといえば叱られることが多く、きっとフレンチトーストはもらえないものと思い込んでいたからではないでしょうか。

 Kくんの優しさも感じました。Kくんはこの春休み、毎回自作のフレンチトーストを持ってきてはお弁当の時間に皆に配っていました。皆にいき届くようにちゃんと包丁で切れ目を入れてもってきています。大人も全員いただきました。ホントにうまいんです。他に作れる子はいないんです。すごいなぁー。

 今度、是非ともフレンチトーストづくり=「おやつづくり」の時間を設け、Kくんに講師をしていただきましょう。おうちの料理のレパートリーも随分広がってきたのではないでしょうか。「Kくんのお料理教室」「Kくんの3分間クッキング」なんかもいいですね…。
 それにしても「(どんなもの(買い物、味、形…)でも文句言わずに?Kくんの失敗や試食に耐えて?見守ってきている)あの家族はすごいなぁ」とKママをよく存じ上げるスタッフのN氏がブログを見るたびに驚嘆しております。

 これは金曜学童の一コマ。symbol7「ゴムの輪のびろ」もそろそろ飽きてきた様子。でも、これが好きでゴムを取り出してくる子もいるので「よっしゃ」と気合を入れてやろうとするのだけど、いまいち乗ってきません。「よし、お兄ちゃんたち!お手伝いして!」と呼びかけると真っ先にやってきたのがKくんでした。すると次々と小学校高・中学年の子ら4人がお手伝いしてくれて立派にゴムの輪が広がっていきました。もうむっちゃ(無茶)感激したのですが、他の子らは勝手に遊んでおり、最後までお兄ちゃんたちとスタッフの演技で終わったのでした。(誘うのに「○年生のお兄ちゃん」とか言っていると、家では「お兄ちゃん」のHくんが「1年生も言ってよ!」と催促するので言ってあげると少しだけ入ってきましたが、他に小さい子で入ってきたのはYくんだけでした。)
 小さい子らのお世話をするとか、スタッフの手伝いをするとか「お兄ちゃん」らしさを発揮できる機会を提供できるのも学童保育のいいところです。

 何よりも、Kくんの目下の関心事の一つは妹のモモちゃんのことのようです。
 この下の写真。バイトのSくんを引っ張っていき、Kくんが何やら内緒話をしています。あとでSくんに聞くと「あのね、僕の妹のモモちゃんは世界一かわいい子です」と言っていたとか。
 実はこのあと私のところににもきて打ち明けてくれました。「…世界一かわいいのにどうしてスカウトが来ないんだろう?」と。「スカウトがきてスターになったら大変だよ。超忙しくなってモモちゃんに会えなくなっちゃうよ。」と私。そしたら、「スターになったらどんどんお金が入ってきて○○や△△(何かのマシンやゲームソフトの名前?)がいっぱい買えるでしょ…」という話でした。○○や△△への強い欲望・願望はKくんの頭の中を少なからず占めているのでしょう。でも、モモちゃんが自慢したくなるくらいに大好きであることもそれ以上占めているのでしょう。彼が言いたかったことはそこなのでしょう。が、会話しだすと「世界一かわいい」⇒「スカウト」⇒「スター」⇒「お金持ち」⇒「○○、△△」と私は良いように解釈したのですが…。

 しばらくはKくんには会えません。今度会うときは夏休みです。
 何よりもKくんが変わったなって思ったのは10時から3時までぽぽろで過ごせたこと、「興味のない」あそびやうるさ過ぎる時でも集団の中、プレールームの中にいて事務室に避難することがほとんどなかったことでした。Kくんが来たら別メニューを用意しておかなくっちゃと思っていたのですが、その必要もなかったようです。半年前だと事件(友だちとのぶつかり合い)に遭遇すると目くじら立てて怒っていたし、集団遊びはさわりだけ参加して時間の半分は事務室で工作などをして過ごしていたのでした。

 Kくんが公園でつぶやいた一言。「ここは結構マニアックな子が多いんだな…」と。その時には、水道の蛇口をいっぱいにひねって水を地面に流してどろんこ遊びをしているKちゃんの姿が目立っていました。(Kちゃんは機関車トーマスとその仲間たちの商品をいつも持ってきて陳列し、帰りには必ずどれかが行方不明になり大騒ぎしている)彼なりに友だちのことを色々と観察しながら、考えているんだなぁって思いました。以前の彼だったらきっと「オイ、君!水がもったいないじゃないか!」と注意し、止めても何度も繰り返すのを見て我慢ができなかったんじゃないでしょうか。(環境問題に関心があるようだからひょっとしてその時も心の中では葛藤していたのかもしれない)
 彼なりに「折り合い」をつけているのでしょうね。

 もう一つ、「ゴムの輪」もそうなのでしょうが、お手伝いを苦もなくしてくれるところ。帰りに玄関の落ち葉曹ォを何も言わないのに自分からさっとやってくれたのもそうです。寄宿舎の生活をはじめ生活面での自律の力も少しずつついてきているのでしょうね。
 寄宿舎教員歴43年のスタッフN氏が「寄宿舎と学童保育は共通したところがある。学校でも家庭でもない解放的な環境の中で普段は決してみることのできない姿を見せてくれる、例えば来たての子どもが安心して暴れたりするところなんかはよく似てるわ…」というようなことをつぶやいていました。Kくんの寄宿舎での生活はどんなものでしょう。

 4/1のブログでも「追っかけ」のKちゃんとのやり取りについては紹介しましたが、福井の小学校に行ってからなのでしょうが、色々な出来事や友だちと折り合いをつける力が随分ついてきたんだなぁということを感じます。余裕も感じます。福井の学校の様子を写真で見せていただきましたが、どれも友だちの中で楽しそうだったり真剣だったり…いい顔でした。写真にあったどでかい本格的な「忍者屋敷」には度肝を抜かれました。ぽぽろの工作とはスケールが違いすぎます。トンカチを打つKくんの真剣な表情がいいですね。

 こうした環境の中で、かつて二次障害が出るまでに苦しみ失ったもの(自己肯定感とか、自他への信頼などといわれるもの)を今は取り戻している、そういう時期なのかもしれないですね。「治療教育」ということばがありますが、そんなことばがあてはまるのでしょうか?昨日書いた「再教育」という問題にもつながるのかもしれません。

 それでも、公園あそびの途中でベンチに腰かけながらモモちゃんの話をした直後、私には色々と想像はするものの理由は分かりませんでしたが、彼はシャツの袖を激しく噛んでいました。私と目が合うとKくんは「あっ、そうだった」というように慌ててサメ[ター(袖口を噛んで破れないようにお母さんが考えてくれた)を噛みなおしていました。そして、フラ~(ボーッ)と一人黙ってぽぽろの方へ歩き出しました。その後ろ姿を見ながら、折り合いがつかないことも、周りには訳が分からないKくんの思いや悩み、怒りもたくさんあるんだろうな、こういう形で感情を抑えてるんだなって思ったのでした。

 長期間Kくんを取材したAテレビの放映は5月2日(土)の夜と聞いています。どんな内容になるんでしょうか…。


「会議なんかサボりや!」

2009年04月02日 | ノンジャンル
 「まえ、なんでいーへんかってん?」(Mさん)「会議やってん。ごめんな。」(私)「会議なんかサボりや!」(Mさん)「ほんまやなぁ。そうやなぁ。たまには、さぼらななぁ…」(私)。Mちゃんに言われると何故か率直に「そうやなぁ」といってしまうのです。

 Mさんは以前、スタッフのKさんに「おしごとがんばってください」と2通ものお手紙をくれた小学6年の彼女です。5年の頃は関わりたいという気持ちは十分にあるのに、うまくコミュニケーションがとれず叩いたり、乱暴なことばを吐いたりして相手の気持ちを引き寄せるというコミュニケーションの仕方でした。

 このごろ、とても穏やかな表情になったねとみんなで話し合っています。春休みになって、叩いたりしないで自分からどんどん話しかけてきます。

 特にお友だちが少ないときはスタッフとお話が出来るので嬉しいようです。その上に、お話だけでなく小集団だと、こんな遊びにも参加できました。彼女は苦手意識がとても強くて、それが遊びでも「できる・できない」というか「できる」ことでも構えて引っ込んでしまうところがありました。そうした裏返しとして強がりのことばや乱暴な行動も見られたのかもしれません。

 一枚目の写真は最近流行の「ゴムとび」です。出来る子はお腹くらいのところを飛んでしまうので、彼女は一度は引っ込みました。いろんな子がゴムに引っ鰍ッたり、低くしたり、飛べなかったりするのを見ながら、勇気をふりしぼって飛んだときの写真です。
 仲間の中で、5センチのゴムの高さから「やったぁー!」感も「いい失敗も」積み重ねて、ゆっくり時間をかけて自己肯定感の回復を図ることがとても大事な課題だと考えています。

 彼女はこの春から特別支援学校に入学するそうです。私たちにも少し嬉しそうに話してくれました。そのこともあってホッとした表情もみせてくれているのかもしれないですね。

 子どもたちの姿を見るにつけ、周りに合わせてばかりではなく、「自分への自信や意欲をもてる」経験、「安心して失敗できる」居場所となる集団や活動がもっと保障される必要があると思います。健常児の中で「ギリギリまで頑張らせます」「やれるところまでやらせてみます」というご家族の気持ちも理解できます。「可能性」の追求をしながらも発達状況や教育的な配慮=「適切性」についても留意したいものですね。国連「障害者の権利条約」でいうところの「合理的配慮」がない教育は権利侵害=差別であるという厳しい指摘がされています。
 結局のところ、子どもに合った適切な教育が保障されなかったら、原点(到達点)に立ち返った「再教育」が必要になってくるのではないでしょうか。

 相撲も「やっていいのかな?」「やっちゃえ」という感じで終わりの方で参加してきました。これから3回でも4回でも「もう一回!」とばかりに楽しんで欲しい。

 今日からやってきたSくん。見学に来たときには「ウオー!」と叫びながらプレールームの棚からオモチャを全部出してひっくり返し、走り回っていました。私たちも少し身構えて迎えました。
 でも、今日はしばらくするととても落ち着いて遊びの中に入ってきました。パンツ一つで嬉しそうにしこを踏んでいる相撲のいい写真があるのですが、想像してみてください。彼の真摯な姿勢に着ぐるみ姿の私の方が恥ずかしくなりました。本格的というか半端ではなんですよね。

 砂場では友だちとせっせと水を運んで穴を掘り、ついには靴・ズボンごとドボンと飛び込みました。やることは少しとっぴな面があるけど、何故か憎めない子どもらしい笑顔で遊ぶ姿が気持ちよかったです。ぽぽろならではの光景かもしれません。

ぽぽろ1年生おめでとうのつどい

2009年04月01日 | 児童デイサービス
 親子ドレミファ教室を始めたのが今から2年4ヶ月前。関目学園の「うぇるほぅる」時代から参加してくれているお友だちもおり、草創期を共に過ごした子どもたちはぽぽろの宝です。その子らが小学校に入学します。感謝を込めて今日は1年生おめでとうのつどいを開きました。

 プログラム
 まずは「おめでとうカンムリ」贈呈。
 おんぶ・だっこリレー
 ャロげきじょう
 おめでとうペンダント(お母さんや兄弟にもあります)
 たこ焼きパーティ 

 寸劇「ャロげきじょう」の配役は…
 おじいさん…OONISI おばあさん…BABA まご・ドレミちゃん…KOZONO まご・ャロちゃん…TUZI ネコ…HUNAKOSI ネズミ…KATOU おすもうさん…私・URABE

 たこ焼きの生地はホットケーキ。中身はチョコやチーズ、…。たくさん食べました。

 久しぶりに来てくれたSくん・お母さん、ありがとう。これから土曜の療育教室に来てくれるんだって。待っているよー。
 困ったときはいつでもおいでね。嬉しいことがあったら知らせてね。いつまでも見守っているよ。


水曜学童

2009年04月01日 | ノンジャンル
 今日は水曜日、東大阪&大東デー。玄関の色とりどりの花壇が出迎えました。

 今、ぽぽろで流行っている遊びの一つはといえば「ゴムとび」と「なわとび」です。
 ゴムとびは自信がない子でもゴムが柔軟性があるのであそびも柔軟性を発揮しやすく、比較的挑戦しやすいあそびです。「なわとび」も子どもに合わせて、にょろにょろ「へび」やら低い「波」やらで安心して楽しみました。「やればできるやんか!!」と満面の笑顔で自分から言ったのはYくんでした。「おおはいり…」のなわとびが連続して6回できました。もちろん、縄を回す方も彼に合わせましたが…、「できない!!」を連発して大暴れをしていた頃と大違いです。
 「安心して失敗できる」経験、下手でも「出来た!スゴイ!」という激励と小さな自信の上に「できる!!」「できた!!」という自信。学童保育ならではの経験ですね。
 だから、少々やり方が分からなくても、自信がなくても、参加することに意義あり!とばかりに次々とやりだすのが面白いところです。

 こちら、マイペース組。
 Kちゃんはボールプールが大好きです。この中に高いところから飛び込む(足からですが)のが得意です。

 この箱の中に入って隠れるのが流行っていて、時々「一人足らんでぇ!」と大騒ぎになることもあります。 

 二人の画伯が喧騒の中で黙々と描きました。Yくんは朝のテレビを消してぽぽろへ向かう切り替えが出来なくて「遅れます」という連絡をもらいました。お迎えのお母さんが「今日は泣きませんでしたか?」とおっしゃいましたが、とてもおだやかで、楽しい一時を過ごしましたよ。特に、アトに出てくるブランコの笑顔は最高ですよ!

 大流行のすもう大会。こちらは汗びっしょりだけど、とにかく体力づくりにダイエットとばかりに楽しんでいます。
 負けるのは大変なのですよ。あまりにも負けすぎるもんで、(頼みもしないのに)今日はKくんが見かねて助っ人を買って出ました。百人力ですが、負けてこそ盛り上がるすもう…、板バサミとはこのこと。

 これはまだ11時45分だというのにお弁当を持ち出した子が若干2名おり、時間をかせぐために持ち出したスリルある遊び。

Dちゃんはかなり早目に、しかも何度も登りました。そのうち、ジャンプもできるさ!

Kちゃんは「追っかけてみろー!押してみろー!」とばかりに狭い橋の上に座らされましたが、目の前に友だちが来ても固まってしまっていました。

 モテモテ「ホトケのSくん」。これだけ走り回ってくれたら私は休憩できますよ。

 午後からはばっちりザァザァぶりの雨もあがって公園へ!!日頃の行いがいいからでしょう。

 オイオイ!それは幼児用(わざわざ3才~6才と書いてある)やで!みんな乗せてくれというのですが、Mくんは自力で登りました。

 Yくんの笑顔は最高でした!

 画像を回転するのを忘れました。Hくんが「お化けになってや!」と要求。これは「ヒュ~ドロドロ」と両手をかざしてお化けになって追っかける「追っかけ遊び」です。Sくんは若い!!助かるなぁ。

 みんながやめてから一人砂場に入ってスコップで遊ぶYくん。

 KくんがKちゃんとの「おっかけあそび」を楽しみました。「何も悪いことなどしていないのに」突然押されたりすると、「こんな理不尽なことは絶対に許せない!!」となるのがKくんです。事実、前回は「みんなおりこうさんだったから一人(Kちゃんのこと)除いて皆にあげます」と自作のフレンチトーストを配っていたKくんでした。「絶対に許せない!」はずのKくんが今日はKちゃん相手に上手に(適度に手加減しながら)反撃し、とうとうKちゃんにとっては始めての正面から向かい合った「追っかけあそび」に発展し、頭までパチンと叩いて関わっておりました。Kくんの折り合いのつけ方に感心しました。「都会に現れたイノシシだぁー!しつこいぞー」「おい、そこのいじめっこ!警告する!」なんて言いながらも、しまいには二人ともケラケラ笑いながら楽しんでおりました。Kくんもよく走りました。すごい運動量です。 

 型はめが成功するたびにわざわざ「やったぁー!」と言いに来て、できたことへの共感を求めるMくん。よそ見をしていると何度も「やったぁー」を繰り返し、顔をのぞき込み共感を求めます。こちらもつい嬉しくなって飛び上がったりします。でも、人がやったのや自分がやっても気に入らない出来ばえだとすぐにはたいて崩してしまいます。

 今日はめずらしく男の子たちばかりでした。障害者センターからのYさんとOさん、応援ありがとう。懲りずにまた遊びに来てね。