今日は桜が満開。とても温かくなりました。
明日は春休み最後の学童。写真は先週の公園の桜です。とうとう先週土曜日は初めて雨に降られてしまい、午後からの公園遊びは断念しました。明日は青空の下、満開の桜が出迎えてくれるでしょう。
そして、明日は入学式もあります。「ぽぽろの子ら」もたくさん入学式に参加します。おめでとう
先週の水・木曜の学童の様子です。
久しぶりの利用となったRくん。半年ぶりでもやっぱり「ねずみばあさん」が気に入って、私の鼻先に「ねずみばあさんグッズ」の袋を突き出すもんだから、「もう飽きた。やるな」と言われてもやってしまいます。もっと来れたら楽しいこといっぱいできて、もっと仲良しになれるのになぁ。
え
流行りの「ゴムとび」です。新人のYくんも軽く飛べました。
Yくん発案のボール転がし大会はけっこう盛り上がりました。バルーンを転がしながらめざす折り返し点を回って帰ってきてゴール。何秒で帰ってこれるかで順位を決めます。タイムは私が計るので、喧嘩しないようにちょっと調整しました。
もともとボールは3個ありました。1個は食いちぎられ、借り物だったもう1個は空気穴の栓を抜いて飛ばしてしまい、栓が見つからずご迷惑をおかけしました。従って、今は1個しかありません。面白い遊びなので、近々買いに行こうと思っています。
今日は、昨日のブログでもふれた水遊び大好きのKくんとのやりとりについて書きます。テーマは「指導者」の葛藤についてです。
早い話が、水を出しっぱなしにすると公園に集う人々や通行人からジロジロと見られます。どうしても表情や目線が気になってしまいます。何か言われはしないかと胸はドキドキします。すると、ついつい無駄と分かっていても栓をアリバイ的に一応閉めてみます。また、Kちゃんはキーと叫びながらいっぱいに栓をひねります。掌で押さえてもはがすほどのすごい力です。次には少しだけ(気持ちだけ)栓をしぼります。また、Kちゃんは思い切り最後まで栓を開けます。しばらくはこの繰り返しです。
Kちゃんは全開にしてほとばしる水しぶき、下の水を受けるセメントの枠からこぼれる水、そして何よりもくぼんだ土の上をぬらして水たまりをつくる水の様子が、そして、しまいには水たまりでのどろんこ遊びが大好きなのです。
止めたり出したりを繰り返していると、しまいにはやっとKちゃんの「大好きに寄り添ってあげなくっちゃ」にたどり着くのです。結局のところはあきらめて「容認」しているにすぎないのですが。
「どうせやるなら消極的にやるよりは、積極的にやらせてあげた方がKちゃんには10倍いいに決まっている!」と恥や外聞を気にした自分の消極性に落ち込むのです。
そこで、自分をもう少し前向きな葛藤にもっていこうとその日は意を決して、バケツとペットボトル2本を持って公園に向かいました。
最初はKちゃんが出す・私が止めるの繰り返しでしたが、ペットボトルやバケツで水を受け止めてその水を運ぶということをしつこく繰り返しました。土の上に水をこぼして水たまりを作って遊ぶのは全然OKにしたわけです。勿論、水を運ぶ間は栓を閉めて水を止めています。Kちゃんはこの間、水を止めることを容認するようになり、しまいには長ーい水たまりができると満足して、水を止めて遊ぶようになりました。横にいる私にも泥水がバシャバシャとかかるので、跳び上がって逃げるのが嬉しくて、笑顔の交流になりました。Kちゃんは叫喚の声をあげることなく、ちゃんと水を止めて楽しく「至福のひととき」を遊べたのでした。
どろんこ遊びは受け入れ一緒に楽しんだこと、ペットボトルやバケツで変化や区切りをつけたこと、その結果、Kちゃんは水を止めて遊ぶという要求を受け止めてくれたのです。結局のところ、指導者も葛藤を乗り越え成長したということが一番でしょうか。学校や家庭では30分も1時間もどろんこ遊びなどさせてもらえません。これぞ学童保育の真骨頂でしょう。白石正久先生がいわれる「なごみの時間」の意義と大切さだと思います。
追伸:どろんこ遊びにHくんが写っています。彼は汚れる遊びが苦手で今まで輪の中にはほとんど入ってきませんでした。この日は2回目で、更に積極的に入ってきてどろんこになって楽しみました。
この日初参加のYくんも公園でボール転がしを楽しみました。
Sくん、夏休みに引き続いてのアルバイト、ありがとう。ご苦労様でした。
実は、最後の日は前日のゴムとびの飛び込み前転で背中をしこたま打ったみたいで、腰痛でやってきました。子どもたちには「あこがれのSさん」、私たちスタッフからは(いつもニコニコ、怒らず遊んでくれる)「仏のSくん」、この仕事は天職ではないの!?SOSの土曜日や夏休みにはまた宜しくね。
明日は春休み最後の学童。写真は先週の公園の桜です。とうとう先週土曜日は初めて雨に降られてしまい、午後からの公園遊びは断念しました。明日は青空の下、満開の桜が出迎えてくれるでしょう。
そして、明日は入学式もあります。「ぽぽろの子ら」もたくさん入学式に参加します。おめでとう
先週の水・木曜の学童の様子です。
久しぶりの利用となったRくん。半年ぶりでもやっぱり「ねずみばあさん」が気に入って、私の鼻先に「ねずみばあさんグッズ」の袋を突き出すもんだから、「もう飽きた。やるな」と言われてもやってしまいます。もっと来れたら楽しいこといっぱいできて、もっと仲良しになれるのになぁ。
え
流行りの「ゴムとび」です。新人のYくんも軽く飛べました。
Yくん発案のボール転がし大会はけっこう盛り上がりました。バルーンを転がしながらめざす折り返し点を回って帰ってきてゴール。何秒で帰ってこれるかで順位を決めます。タイムは私が計るので、喧嘩しないようにちょっと調整しました。
もともとボールは3個ありました。1個は食いちぎられ、借り物だったもう1個は空気穴の栓を抜いて飛ばしてしまい、栓が見つからずご迷惑をおかけしました。従って、今は1個しかありません。面白い遊びなので、近々買いに行こうと思っています。
今日は、昨日のブログでもふれた水遊び大好きのKくんとのやりとりについて書きます。テーマは「指導者」の葛藤についてです。
早い話が、水を出しっぱなしにすると公園に集う人々や通行人からジロジロと見られます。どうしても表情や目線が気になってしまいます。何か言われはしないかと胸はドキドキします。すると、ついつい無駄と分かっていても栓をアリバイ的に一応閉めてみます。また、Kちゃんはキーと叫びながらいっぱいに栓をひねります。掌で押さえてもはがすほどのすごい力です。次には少しだけ(気持ちだけ)栓をしぼります。また、Kちゃんは思い切り最後まで栓を開けます。しばらくはこの繰り返しです。
Kちゃんは全開にしてほとばしる水しぶき、下の水を受けるセメントの枠からこぼれる水、そして何よりもくぼんだ土の上をぬらして水たまりをつくる水の様子が、そして、しまいには水たまりでのどろんこ遊びが大好きなのです。
止めたり出したりを繰り返していると、しまいにはやっとKちゃんの「大好きに寄り添ってあげなくっちゃ」にたどり着くのです。結局のところはあきらめて「容認」しているにすぎないのですが。
「どうせやるなら消極的にやるよりは、積極的にやらせてあげた方がKちゃんには10倍いいに決まっている!」と恥や外聞を気にした自分の消極性に落ち込むのです。
そこで、自分をもう少し前向きな葛藤にもっていこうとその日は意を決して、バケツとペットボトル2本を持って公園に向かいました。
最初はKちゃんが出す・私が止めるの繰り返しでしたが、ペットボトルやバケツで水を受け止めてその水を運ぶということをしつこく繰り返しました。土の上に水をこぼして水たまりを作って遊ぶのは全然OKにしたわけです。勿論、水を運ぶ間は栓を閉めて水を止めています。Kちゃんはこの間、水を止めることを容認するようになり、しまいには長ーい水たまりができると満足して、水を止めて遊ぶようになりました。横にいる私にも泥水がバシャバシャとかかるので、跳び上がって逃げるのが嬉しくて、笑顔の交流になりました。Kちゃんは叫喚の声をあげることなく、ちゃんと水を止めて楽しく「至福のひととき」を遊べたのでした。
どろんこ遊びは受け入れ一緒に楽しんだこと、ペットボトルやバケツで変化や区切りをつけたこと、その結果、Kちゃんは水を止めて遊ぶという要求を受け止めてくれたのです。結局のところ、指導者も葛藤を乗り越え成長したということが一番でしょうか。学校や家庭では30分も1時間もどろんこ遊びなどさせてもらえません。これぞ学童保育の真骨頂でしょう。白石正久先生がいわれる「なごみの時間」の意義と大切さだと思います。
追伸:どろんこ遊びにHくんが写っています。彼は汚れる遊びが苦手で今まで輪の中にはほとんど入ってきませんでした。この日は2回目で、更に積極的に入ってきてどろんこになって楽しみました。
この日初参加のYくんも公園でボール転がしを楽しみました。
Sくん、夏休みに引き続いてのアルバイト、ありがとう。ご苦労様でした。
実は、最後の日は前日のゴムとびの飛び込み前転で背中をしこたま打ったみたいで、腰痛でやってきました。子どもたちには「あこがれのSさん」、私たちスタッフからは(いつもニコニコ、怒らず遊んでくれる)「仏のSくん」、この仕事は天職ではないの!?SOSの土曜日や夏休みにはまた宜しくね。