大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

密度の高い一日

2011年06月01日 | 児童デイサービス
土曜日のぽぽろです。とうとう、先週より梅雨入りをしてしまいました。この日も一日室内遊びです。こんな日は、何をして遊ぼうかと頭を抱えますが、この日はトンボ作業所より5名のボランティアさんが来て下さり、子供15名、スタッフ15名の30人での児童ディが始まりました。
 最近は、ヤンボラのNさんも、時間の許す限りぽぽろへ来てくれて大助かりです。

ぽぽろ遊園地の、コーヒーカップです。座ってクルクル回る子もいれば、Taちゃんが始めた、コーヒーカップでのツイストもなかなか、愉しそうです。今日、初めて学童参加のUくんもチャレンジ!



 ちょっと見えにくいのですが、sちゃんは、ジェットッコースターの楽しさを知ったようで、自分から乗車していました。この時も、マイメロちゃんは、必ず持っています。

 
 ヤンボラNさんが、「歌ドン」の初デビュー!弾きながら、歌えない私にとっては、救世主!本当にありがとうございます。次は・・・なんて言ってたら怒られちゃうかな。換わりに「アンパンまん」の楽譜をいただきました。ありがとうございます。練習します(笑)





 最近、ブームのすごろくゲーム!エントリーメンバーによって、内容をかえるのですが、この日は、「こちょこちょの刑」「人間メリーゴーランド」「メガホン持ってこけない応援」ゴールは、子供たちのすきな、くす玉わり!!ひらひらと落ちてくる紙ふぶきが何とも言えない感動なのですね。



 こちょこちょの刑で放心状態になったmoくんです。

「にんげんぶらんこ」
 
どうです。これは、ワンショット。賑やかでとても愉しい一日でした(笑)
</spakn>

追伸:Riんはこの日、お休みでした。ボランティアのKoさん「今日、Riくんはいないんですか?」とRiくんの姿ををさがしていたようす。
いつもいる子の姿を探し、いない。なんだか寂しい。子供も大人も一緒ですね。

“みとりの介護”?

2011年06月01日 | ノンジャンル
子どもたちが登場しないブログで、がっかりごめんなさい。
介護を妹にバトンタッチして大阪に向かっています。
今朝、返事をしない親父に「○○さん」とホーム職員のように呼んでやった。すると、ちゃんと「はい」と返事をした。食事は「おいしいですか?」と聞くと「まぁまぁ」ときた。今回初めての親子コミュニケーションである。
もともと発達障害があったとうかがわれる親父らしいコミュニケーションだ。認知症とはいえ、ホームという環境の中ではたくさんの利用者さんがいる。只でさえ、名指しのはたらきかけでないと自分のことだと気づかない。日常のコミュニケーションだ。しかし、親父とは部屋で向き合ってやり取りしているのである。“オヤジ!”と呼んでもダメ。それ以来、職員のように名字で呼ぶようにした。
でも、やはり一番問いかけが入るのは女性職員に違いない。まずい抗ガン薬も「ハイ!」とゴックンしたもんだ。
家族よりは職員、しかも女性職員の食事介護が一番だ。なのに手が足りない?報酬の中に入っていない?一声だけかけて女性職員は雑談中のおばちゃんたちの中に消えていった…。

さて、帰りの車の中で考えたこと。“みとりの介護”について。
みとりをさせてほしいというホームの方針は、食事だったらドロドロの流動食に慣れてもらうこと、排泄だったら気持ちが悪くてもおむつの中にしてもらうこと、移動は運動能力が落ちようが、車椅子にし寝たきりの生活に慣れてもらうこと、とみた。先を見越して適応させていく方針だ。それが人手不足と重なって加速され、当然視される。
もちろん、頑張れ頑張れは間違っている。しかし、3日前まで身の回りのことはほぼ自分でできた人である。例えば排泄、しばらくは立ちしょんにこだわらせてもいいではないか。とにかく立とうとしているし、それが意思表示だし、しかも下肢の筋力がついていいではないか?
最初は障害のある子ども立ちに重ねて発達!発達!と思ってできることをやらせ、機能を回復させることに心をくだいていたが、郷に入らば郷に従えかなって諦めかけたが、何故かどこがが違うと感じながら運転していたわけです。
その他、ホームの中でのクオリティオブライフ、個別性についても考えたのです。家庭に近い生活というけれども、環境も劣悪で思想も成熟していないようである。
障害分野はさらに劣悪である。
今後の障害者福祉と一緒に高齢者福祉を重ねて考えていかなければと身をもって痛感したわけです。

明日から仕事、またモードを入れ換えて頑張ろう。それにしても、変な介護姿勢をしたために右肩が痛くて上がらない…。