大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
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土曜学童(洗たくジャブジャブ)

2009年07月11日 | ノンジャンル
 今日の午前中はスタッフMさんとTさん(ピアノ演奏)による「音楽あそび教室」。(並行して「滋賀大キッズカレッジぽぽろ学習室」もありました。)

 以前から誘っていたのですが、ご家族の都合で急遽利用となった中学生のTくんが見学。隅っこのボールプールの中で様子をうかがいながら、音楽が大好きのようで、自分からやって来て太鼓がわりのャ潟oケツを叩き出しました。いいノリです。夏休み、待ってるよ。


 今日初参加のSくん(支援学級・小2)はお母さんとちっちゃい弟も見学。一番遠いN市から親子でやって来ました。ダイナミックな活動が好きな様子でノリノリでした。特に、「洗濯ジャブジャブ」はガハハとアゴがはずれるくらいに笑っていたので2回もしてもらいました。支援学級でもダイナミックなとりくみをしてもらえてるかな?


 こちらが意図したとおりにはいかないのがこの子たち。本日のテーマは確か「七夕」だったよね。リーダーはこのきれいな布を天の川に見立てて空中に掲げるつもりでした。床に広げるなり次々と乗り込んでしまい天の川をわたる船あそびになっちゃいましたが、そこは心得たものでスタッフ一同すぐに合わせてノリノリになれるところがスバラシイ…。


 何が受けるのか分からない、予測がつかないのがこの子どもたち。
 フラッシュをたいているので明るく見えますが、ブラインドを落として電気を消し、北欧の「スヌーズレン」よろしく懐中電灯でミラーボールに当てた光の反射を楽しみました。これは暗い環境設定が可能かどうかも含めて、あまり期待していなかった「おまけ」で音楽なしでしたが、子どもたちは天井や床を動く光を不思議そうにながめたり、追いかけたり、ミラーを見つめたりして「動」の中で「静」の時間を過ごしました。
 知ってます?「スヌーズレン」(「日本スヌーズレン協会」解説)のセットを買うと数百万円(場合によっては1千万円以上)もするってことを!天井の色からして違うよね。でも、私もお金を使わない道具と方法でやってみたいと思っていたのでとても参考になりました。静かな安心と癒しに包まれた時空間を子どもたちと共有できたらスバラシイ!


 ハイ、2回目の「せんたくジャブジャブ」あそび。拒否した2人をのぞいて全員がやりました。
 Hくんは2回目をなかなかやらしてもらえないので、私のことをののしりながら泣きそうな顔でまたまた私の背中に頭を突っ込んで我慢しておりました。
 Tちゃんは大きな揺さぶりが苦手な様子。ゆっくりに切り替えました。
 この遊び、子どもが喜ぶからと調子に乗ってやりすぎると指関節や腕・肩・腰が炎症を起こすのでほどほどに。産業衛生学会という職業病など労働災害を生まない労働の仕方(労働態様といいます)について研究する学会があります。特別支援学校の現場を視察・調査した研究者が指摘し、報告しました。「毛布ブランコ」(当時は人手不足で2人でやっていた)などを見て言ったのです。北欧では介護を可能な限り機械にさせているそうです。職業病になりやすいというのは分かるけど、機械がやる「毛布ブランコ」というのは機械的すぎて教育的でないような気がして考えられない!と思ったものです。
 それにしてもこの日のスタッフの平均年齢は○歳!!身体にこたえます!この中にあってTさんとともにひときわ目立っていたのが専門学校生のKさん。作業療法士の資格を取る学校に行かれているそうです。この日、ボランティアで来てくれました。周りの動きを見ての判断も身のこなしも素早く、遊び方も上手で勉強熱心と三拍子揃っています。これからもよろしくね。また、支援学校をこの春に退職されたMさんはさすがにまだ若い!お昼は同時に3人を相手にお弁当を食べさせていただきました。助かりました。


 プールというよりは水遊びです。
 下のデイの方は午後になると洗濯物などをサッと室内に引っ込められるようになりました。すみませんというか、ありがとうございますと言うか…。
 目を離したすきに水を駐車場の方にドバァーッと流すので水たまりができ、それがたまらなく好きな子もいます。泥水がベランダにまで跳びそうです。
 実は写真には写っていませんが、私の軽自動車でバリケードをして飛び出さないようにしているのですが、前回はシャボン玉の液だらけ、今回は「きれいにしてな!」の一言が効いて泥水をかけるものだからもう冷や冷やでした。弁当を最後に食べ終わったHくんがやってきて霧吹きで「洗車」してくれました。
 ヤンボラのTさんに頭から水をかけてビショビショにしてしまったり、危険行為をした子ども3人がレッドカードで早々に退場!広くて大きなプールが欲しいよねぇ。


 プールのあとでプレールームに帰ってみると手持ちぶさたな子や暴れている子や泣いている子や…てんでバラバラです。プールになるとどうしても下と上に人も分散するし、着替えも大変だったようです。
 で、最近流行の「一本橋、二本橋、三本橋わたれ!」の道具を設定すると、ほらこの通り。少しずつバージョンアップしていますが、だんだん上手になってきました。設定というのは大げさで、あまりにも単純・簡単すぎるのですが、ホントに安上がりで重宝している道具なのです。


 こちらが全部段取りして平等に配るという配給制を改め、今日のおやつを選ぶ役割の人を決めたり、子どもの選択・自己決定を大事にする方法に変えるおやつのやり方が定着してきました。子どもたちが好きなお菓子を1個は入れるようにしています。みんなが集まったら大盛りの鉢に入ったおやつの中から1個ずつ好きなおやつを選びます。順番に3回(3個)選びます。子どもたちの真剣な眼差しや我慢我慢と自分に言い聞かせている様子やお目当てのおやつがゲットできてホッとしている様子、こっそり4つ抱え込んだり、小さい子にゆずったり等々…、はたから見ているととても楽しいです。配る係のスタッフKさんはそうはいきませんが…。


 明日はバザーの実行委員会ですね。ご苦労様です。またしても私は大阪障害児・者を守る会の事務局会議というのがあって顔を出せません。すみません。いよいよ、来週日曜日が本番ですね。午前10時~午後3時です。お越しをお待ちしています。