先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

ガスや電力でスマートメーターで検針

2017年05月29日 09時40分38秒 | 日記
東京ガスや東京電力がWi-SUNによるメーターの検針を始めると言う。IoTの大規模な実用化である。

「Wi-SUN」とはWireless Smart Utility Networkの略語で、1kmの距離で通信を行う省電力無線通信規格。標準化を主導してきたのは日本の情報通信研究機構。Wi-SUNの特長は、用途にもよるが乾電池で10年間の駆動が可能という省電力性と雑音に強い通信で、1kmの長距離通信が可能。



Wi-SUNアライアンスは2012年設立、IEEE 802.15.4gに基づく製品であり、近距離無線通信規格の「ZigBee」がベースにしているIEEE802.15.4の拡張規格で、NICTが国内ガス会社やメーター製造企業と連携してIEEEに提案し、日本発の国際標準。

検診以外にも色々の応用が検討されていて、農地の温湿度や降雨量センサ、災害地の環境センサ、橋梁などの建造物の状態センサ、ダムの水位センサ、放射線量センサなどの情報を無線で収集し、農作物の収量や品質の向上、環境状態のきめ細かい把握、建築物の保守に生かすなど、さまざまな社会的・経済的メリットを期待できるという。伝送速度が400kbpsあるので、ただ、その場合は、伝送距離が短くなるが、高精度の写真も遅れるので、更に色々な応用がききそう。


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