先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

機械は本当に人の仕事を奪うのか? 

2017年03月23日 22時10分32秒 | 日記
Forbesが、ロボットやAIの進化でも、人の職業が奪われることがないというロンドン大学経済政治学院センター・フォー・エコノミック・パフォーマンス(CEP)の経済学者チームの研究成果を発表している。

現在のテクノロジー革新は前代未聞のものであるという見方を裏付ける証拠はなく、前世紀の産業革命でもどうようで、人の職業がなくなることは無かったと考えている。



景気回復に伴う年間雇用増加率は1990年以前に約5%だったが、1990年代以降はそれを大幅に下回っていた。その理由としてかねて論じられているのが、テクノロジーの発達だ。つまり、景気が回復するに従い、ルーティンワークの担い手の多くが機械に取って代わられたという説だ。

どの先進国においても、大學卒業でないミドルスキルワーカーの仕事がロボットやAIの進化で抄出すると考えられているが、近年の景気回復の中でミドルスキルワーカーの雇用率は低下していなかった。つまり、テクノロジーの発達によってミドルスキルワーカーの雇用が脅かされるという主張には何の根拠もないことになる。

人々の経済が圧迫される原因はテクノロジーや自動化にある、と言う意見が最近強まっている。だが、雇用なき景気回復を引き起こしているのはテクノロジーではない。

論文では、雇用率が上がらないのは失業対策の政策による部分がより大きいのではという仮説を立てている。そうだとすれば、労働市場が柔軟な欧州での雇用が米国と比べ大幅な回復をみせていることも説明ができる。



ここからリンク→Bigbangの防犯カメラ←ここまでリンク

ここからリンク→Bigbangのホームページ←ここまでリンク





最新の画像もっと見る

コメントを投稿