先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

2017年を揺るがしたセクハラ問題 キャリアを失った米著名人たち

2017年12月31日 21時34分22秒 | 日記

主演のドラマシリーズからも降板した、ケヴィン・スペイシー.ゴーストバスターにも出ていた俳優。(Photo by Mike Coppola/Getty Images for Tony Awards Productions)

 
 
Forbesの報道。
 
今年は非常に多くの著名人が、セクハラなど性的な問題によってキャリアの崩壊を経験した。ここでは、セクハラ疑惑で地位を失ったり大きな損害を被ったりした有名人の一部を紹介する。

マリオ・バターリ

グルメ界の巨匠で、料理バラエティー番組「料理の鉄人」の米国版「アイアン・シェフ・アメリカ」の優勝者でもあるバターリは、数十年にわたるセクハラと性的言動疑惑を受け、自らのレストラン管理企業から身を引くよう強いられ、米ABCテレビの料理番組からも降板させられた。バターリは「間違った」行いをわびて反省の姿勢を見せたものの、その謝罪声明にはシナモンロールのレシピが添えられていた

ルイス・C・K

大物コメディアンでエミー賞受賞者のルイス・C・Kは今年、フォーブスの「世界で最も稼ぐコメディアンランキング」3位に選ばれていたが、11月に5人の女性からセクハラを告発された。C・Kは疑惑を認めている。彼の番組を製作していたFXネットワークスやFXプロダクションズとの契約は解除され、11月に公開予定だった自身の映画も突然キャンセルされた。

ジョン・コンヤーズ

米下院の最古参議員だったジョン・コンヤーズ(88)は、セクハラ疑惑により12月初めに辞職を発表。女性議会職員に性行為を迫った、複数の女性と不倫をしていたなどの疑惑を否定しているが、コンヤーズの誘いを拒否し解雇されたとして不当解雇を訴えた元スタッフの女性と2015年に和解していたことは認めている。

アル・フランケン

元コメディアンのフランケン上院議員(ミネソタ州選出)は12月に辞職。女性の胸に触ろうと手を伸ばす姿を捉えた2006年撮影の写真が発端となり、複数の女性が不本意な身体的接触や不適切な振る舞いを受けたと訴え、所属する民主党の議員から辞職を求められていた。

ロイ・ムーア

元アラバマ州最高裁長官で、ジェフ・セッションズの司法長官就任に伴い実施された上院補欠選挙の有力候補だったムーアは、30代のときの複数の少女と不適切な関係を持とうとした疑惑が浮上。共和党の資金援助やトランプ大統領の支持も得ていたが、上院補欠選では2万票以上の差で破れた。

ビル・オライリー

FOXニュース元司会者のオライリーは、複数のセクハラ疑惑で和解に至っていたことや、FOXの内部調査で不適切な振る舞いが確認されたことが明らかになり、4月に辞任を強いられた。この影響で、50社以上の広告主がオライリーの番組での宣伝を中止。オライリーは、疑惑は事実でないと主張している。
 
ブレット・ラトナー

「レヴェナント」や「ラッシュアワー」などのヒット作を多く飛ばした映画監督・プロデューサーのラトナーに対し、米紙ロサンゼルス・タイムズに11月掲載された記事では、有名女優を含む6人の女性がセクハラや性的暴行の被害を訴えた。ラトナーは疑惑を否定しているが、ワーナー・ブラザーズはラトナーの制作会社との契約更新を拒否した。

ラッセル・シモンズ

ヒップホップ、ファッション、メディア界の有力者シモンズのセクハラ疑惑については、ニューヨーク市警本部が捜査を開始した。複数の女性がシモンズからレイプやハラスメント、性的暴行を受けたと主張している。本人は相手の合意なく性行為に及んだことを否定しているが、自身の会社を辞任し謝罪文を発表した。

ケヴィン・スペイシー

映画ファンからも業界関係者からも尊敬を集めていたスペイシーだが、10月以降、十数人の男性がスペイシーをセクハラと性的暴行で非難し、その栄光も消え去った。一部の男性は、10代の頃に被害を受けたとされる。ネットフリックスはスペイシーとの関係を断ち、主演の人気シリーズ「ハウス・オブ・カード」も最終シーズンはスペイシーなしで制作されることとなった。

ハーヴェイ・ワインスタイン

映画プロデューサーのワインスタインに対し、セクハラ告発の声が初めて上がったのは10月。それから雪崩のように告発が相次ぎ、セクハラに関する議論が巻き起こるとともに、自らのセクハラ体験を共有するハッシュタグ「#MeToo(私も)」運動も始まった。

ワインスタインによるハラスメントや精神的虐待、暴行、レイプなどの疑惑が明るみに出ると、他業界で別の男性らから同じような被害を受けた人も声を上げ始め、新たな疑惑が次々と噴出。こうして多くの男女が自らのセクハラや暴行の被害体験を語ることで、あらゆるタイプの性的な問題行動に関する大きな議論が巻き起こった。ワインスタインは自身が共同設立した会社から解雇され、多くの映画・制作組織から追放された。

他にセクハラ疑惑が辞任や解雇、停職処分に発展した有名人にはギャリソン・キーラー(作家、ラジオ司会者)やアレックス・コジンスキー(元連邦裁判事)、マット・ラウアー(米NBCテレビ「トゥデー」元司会者)、ジェームズ・レバイン(メトロポリタン歌劇場名誉音楽監督)、チャーリー・ローズ(テレビ司会者)らがいる。
 
日本でも大きな運動になりそうだが、草食人種の日本人は、肉食の欧米人ほど性欲が強くないからアメリカほどにはならないであろう。
 
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