ヒートアイランド現象

2018-04-27 14:52:35 | 日記
都市部において、高密度にエネルギーが消費され、また、地面の大部分がコンクリートやアスファルトで覆われているために水分の蒸発による気温の低下が妨げられて、郊外部よりも気温が高くなっている現象をいう。等温線を描くと、都市中心部を中心にして島のように見えるためにヒートアイランドという名称が付けられている。
特に、夏季においては、家屋内の熱を冷房によって外気に排出することにより、外気温が上昇し、それにより更に冷房のためのエネルギー消費を増大させるという悪循環を生み出している。
このような問題に対応するために、2002年9月にヒートアイランド対策関係府省連絡会議が設置され、2004年3月には、同連絡会議がヒートアイランド対策要綱を取りまとめた。


コイヘルペス

2018-04-27 14:51:19 | 日記
コイヘルペスウイルス(koi herpes virus/KHV)と呼ばれるウイルスを病原体として、マゴイとニシキゴイに発生する病気。
感染したコイから水を介する接触により別のコイに感染するが、コイ以外の魚やヒトには感染しない。幼魚から成魚まで感染し、発病すると行動が緩慢になったり餌を食べなくなる。死亡率が高い病気だが、現在、有効な治療法はない。
1998年にイスラエルやアメリカでコイの大量死があり、2000年にこれが新しいウイルス(KHV)が原因であると発表されたが、その後、ヨーロッパやインドネシアなどでも同ウイルスによる発病が確認されている。
日本では、2003年10月頃から霞ヶ浦のコイ養殖においてコイのへい死が見られ、原因について調査したところコイヘルペスウイルス(KHV)が確認された。同ウイルスは、その後、全国の水域に拡大し、現在(2004年9月)では、39の都道府県でKHVが確認されている。
このような状況から更なる蔓延を防止するため、特別の監視体制、養殖場における自衛措置及び感染ゴイの処分、感染ゴイが確認された天然水域におけるコイの持ち出し禁止措置、一般人に対するコイの移動についての注意等の措置がとられている。

間伐

2018-04-27 14:48:12 | 日記
植林してある程度育ってから主伐されるまでの間に、繰り返し実施される間引き伐採をいう林業用語。若齢段階の森林は、高木性の樹木が林冠を形成し、林冠が強く閉鎖され、林内の照度は低くなり、林床植生が消失するなど生物多様性が低下するほか、水土保全の機能も低くなる。また、林冠を形成する樹木相互間の競争の結果、優劣、不整が生じ、林分全体としても、個々の樹木についても、成長、形質が低下することとなる。このため、人工林については、間伐により、林冠の閉鎖度を適度に調整し、生産目標に沿う立木密度を保つこととしている。なお、天然林についても優良材生産等のため間伐を実施する場合がある。間伐を行うに当たっては、間伐率と間伐木を定める必要があり、管理目標に応じ、多様な考え方がある。間伐の主目的は保育であるが、間伐材を利用することによる収入源としての意義も大きい。しかし、立木価格の大幅な低下と経費の高騰の結果、採算のとれる間伐は少なく、間伐木は林地に放置されるものが多いほか、必要な間伐が実施されないまま放置された森林が多く(「施業放棄森林」)問題となっている。