PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

真夏の夜のアシッドジャズ

2006-08-12 14:36:44 | 音楽
最近、90年代初頭のお話をよくさせていただいてるけど、そういえば、90年代初頭は、アシッドジャズが台頭してきた時代でもあったなぁ・・・。

ジャミロクワイとか、すごく興味があったのにもかかわらず、大騒ぎされすぎてて、またヒネクレて買わなかったのですが・・(^_^;)
・・というのか、世間の評価が高すぎると、波に飲み込まれないように、買うのを見合わせる、というところがあるのかな?
でもそれはやっぱり勿体ないことなのだ。・・ということは今ならわかります(笑)

あと、アシッドジャズ、あれですね。
流行りすぎて、あちこちのレコード屋でアシッドジャズ専用スペースがロックのスペースと別のところに出来たりしてたのですが、そこにオッサレ~!な人たち(すみませんやっかみです。ハイ)が集ってたりして、私はその場所にど~おにも近寄ることが出来なかった。そんなオサレな場所に近寄る勇気なんてありません・・ダサ坊のわたしは・・・

流行りが一段落すると、やっと落ち着いて「聴いてみよう」と思えたり、やはり世間でウケてるものはそれなりの理由があるんだなとか、冷静な評価が出来る感じかも。。
そんな感じで、私はいつも新しい波に乗り遅れる傾向があります・・(^_^;)

ジャミロクワイのジェイケイの踊る姿を初めて見た時思ったことは、「えっ?私・・?」(笑)挙動不審な変態っぽい動きが、まるで自分を見てるかのようだった。ほんと、あのTVの中の人、自分としか思えなかったです(笑)
そして、私と同じことを思ってた人がもう一人、地球上に存在した!
・・今、その人と一緒に暮らしてます(笑)
・・というのか、その人、私より一枚うわてだった。ジェイケイ見て、「俺のパクリだな。」と思ったそうです(笑)
そんな感じなので、私とダンナさんが踊りに行くと、いっつも2人で変態ダンスバトルになります。
2人とも共通した意見は、「音楽を聴いて自然に体が動きださないなんてほんとうの音楽好きではない。」・・・ちょっと手厳しいですが、20歳頃から、クラブ行ったりするとスカした態度の人が多く、私はそのたびに孤独感を感じていた。
その当時から私の踊りは人をドン引きにさせることにかけて天才的だった(爆笑)
(その踊りに関しては、どんな感じかまた書かせていただくかもしれません。。)
たぶん、私がダンナさんと結婚した理由はこれが一番大きいかもしれない。

o(≧∇≦o)一緒にバカ踊りが出来る人(o≧∇≦)o 

こんなに楽しいのは初めてだぜ~~っ!!!
サタデー・ナイト・フィーバーのトニーとステファニーみたいな感じで。
モンティ・パイソンで男女の露出狂がぱたぱたコートを羽ばたかせながら(お互い「んばぁ~~~っ!!」ってコートの中身を見せ合って、恋が芽生えた)ちょうちょになって飛んでっちゃうみたいな感じで(笑)
なので、私が「可愛い男の子がいい~!」とか言っても、くすぐり系ミュージシャンに萌えたりしてても、アンガールズの山根に萌えたりしても、ワッキーに萌えたりしてもヤキモチ妬かないでくださいね~!
オレと対等に踊れるのはアンタだけだぜ~!


ダンナさんと私の手持ちのCDで重なってたのはたった2枚だけだったのですが、
それが、イエスの「危機」と、ジャミロクワイの「The Return Of The Space Cowboy」でした。
20代半ばの時、たいへん遅ればせながらジャミロクワイのアルバムを買おうと思って、選んだのが、題名に魅かれた「~Space Cowboy」と、当時ニューリリースされたばかりだった「Synkronized」。

私は後者の方が好きです。
一曲目の“Canned Heat”を聴くと、どうしようもなく体が動きだしてしまう。
・・あの童話の、永遠に踊り続けなければならない靴をはかされて踊り続ける娘みたいに、どうにもこうにも体が動きだしてしまう。(あっ!とは言っても、童話みたいに悲愴感ただよう感じではなくて、ゲラゲラ笑いながら踊り続ける感じです・汗)
実家に居た時に、この曲を聴きながら、自分の部屋で変態ダンスを踊ったりしてて、親に「ほんとうるさいから静かにして」と言われてしまうのだけど、どうにも止まらない
「Synkronized」は、1999年の作品だから、そろそろ“微妙に古い”というところから脱していい感じに熟成されてる頃かな?(ダメですか?笑)

The Return of the Space Cowboy
Jamiroquai
Work

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Synkronized
Jamiroquai
Work

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アシッド・ジャズだともうひとつ。
私がダンナさんの手持ちのCDを聴かせてもらって、一番好きだ、しっくりくる、と思ったのが、Acid Jazzレーベルのアーティスト、CORDUROYの「The New You!」でした。(ダンナさんがよく聴いてるJazzRockとかは私には難しくてわかりません。。。すみません))コーデュロイって、元々インストメインのバンドみたいだけど、このアルバムはヴォーカル入りです。
すごくクール!NET上で“スパイ映画みたいな雰囲気”と表現してた人がいたけど、あっ!それ、そんな感じ!と思います。カッチョイイ!!

私が一番好きで、いつもラウンドして聴いてしまう曲が、7曲目の“The Hand That Rock The Cradile”。カッコイイ“スパイな雰囲気”から一転して、メランコリックでロマンティックな曲です。スライ&ザ・ファミリーストーンの“Running Away”を聴いた時と同じ感じのサウダージ(赤枕十庵さんに教えてもらった言葉です。)的な気持ちになる曲で、軽快なテンポ、凝ったリズムに乗りながらもたいへん旅愁心をくすぐられる曲。
あぁ。。今、聴いてますが、ほんとにいい曲だなぁ。。。
〈ゆりかごを揺らす手が世界を支配する〉という歌詞も意味深・・・。

次の、8曲目の“(I Know Where The)Good Times(Have Gone)”は、エルトン・ジョンの名曲“Goodbye Yellow Brick Rord”と同じく、「オズの魔法使い」の“イエロー・ブリック・ロード”(黄色いレンガの路)というフレーズが繰り返し歌詞の中に出てくる、つんのめり気味に歩きそうになる感じ(笑)のノリの良い曲。リズムが前に出てる感じ。
出だしの〈ゾンビと一緒に歩いた。ファンタスティックな夜だったよ。〉という歌詞も不思議で良いなぁ・・・。

そして12曲目、
表題曲の“The New You”は、そこかしこにThe Whoや、ジャムにリスペクトされたと思われるフレーズが顔を出して、「うぉ~~~っっ!!!」って感じになる、モッズテイスト溢れる名曲です

表ジャケ


裏ジャケ



今回の記事に〔真夏の夜のアシッドジャズ〕という題名を付けてみました。(他に付けてる人居そうな感じだけど・・
真夏の夜は、アシッドジャズを聴いておもいっきり踊りたいっ!!
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創造とコミュニケーションとフェミニズムのためのプレイリスト

2006-05-19 13:43:44 | 音楽
こんにちは、ルルです
おかげさまで、毎日を順調に過ごしております。
お弁当作りも毎日やっております。朝ご飯も夜ごはんも、前よりも工夫して作るようになりました。
お掃除も毎日。昼頃起きていた時よりもメリハリのある生活ができてるような気がします。
先週、土曜日、今の生活が本当に耐えられないとダンナさまに泣きながら訴えたのですが、ダンナさまのふとした一言から自分がやりたいこと、世の中のためにできることが光が降りてきたように(宗教がかってますが・・・。)見えてきて、今、その為に徐々に努力をしていく途中です。
主婦という仕事も本当に大切だと思うけど、やはり直接的に世の中の役に立てているという実感が欲しいのかもしれません・・・。
そして、そうすることで(世の中を見ることで)ますますダンナさまの大切さが解り、もっともっと彼を大切にできるような気がします・・・。

以上、決意表明でした!
どうか、暖かく見守ってやってくださいm(__)m

えーと・・・、最近の話ですが、うちに通い猫が来るようになりました。
茶トラの2歳くらい?の女の子なのですが、やはり動物のいる生活っていいですねぇ・・・。世界への慈しみの心が生まれますね・・・。
彼女、夜中12時頃来て、ごはんを食べて、私たち夫婦と少し遊んで、一眠りして帰って行きます・・・。うーん・・・、ワンコが欲しかったのだけど、猫も可愛いぞう(笑)

これから3連続くらいで、過去に好きだった音楽の記事をアップして、そして、それなりに過去との問題を整理して引き出しの中にしまい直そうかなぁと思ってます。
過去好きだった音楽の記事をアップすると、血気盛んだった昔の感覚を思い出すのか、いきりたってしまい、気が強くなり、大抵ダンナさまとケンカになってしまいます・・・。
なので、過去の問題は、今回アップしてある程度満足したら、封印しようかな?と思います。・・・書くにしても、もう少し、もう自分は夫を支えなければならないオクサンなんだよ、ということを自覚してコントロールしながら書かないと・・・。
なんて、ブツブツすみませんっ!

今日は、1999年、浅草・浅草寺(せんそうじ)での再会から始まった、音楽家(志望)と詩人(志望)(←コレが私)の直接的な闘いの、宣戦布告の印となった?記念すべき編集テープのプレイリストについてお話しします。(ほんとココに辿り着くまでの前置きが長くってスミマセンでした~。)

宣戦布告・自己紹介・創造への手助け、と三つの意味合いを持つプレイリストです。

冒頭の“北村透谷”とは、江戸末期・明治初期に生き、日本文化の純潔性について説き、外国文化を取り入れる風潮をなげき、若くして自殺した天才詩人です。
彼の書いた論文「移動の時代」の朗読と、それについての私の考察(コレ実は学校の課題だったんです・・・。)のブツブツ・・・を吹き込んだものをテープの冒頭に持ってきたのですよね・・・。私は一体何を考えていたのでしょうか?(笑)

北村透谷「移動の時代」への考察とは、
明治以前の日本も、果たして純粋だと言えただろうか?
日本は中国からの影響をすごく受けてきたはず。
時代の気風を敏感に感じ取る文学者の多くが、時代の変化に順応できず、死を選ぶ人もでてきたかもしれないけど、それらの精神はひじょうに排他的だと。
そして、第二次世界大戦の敗戦国である、ドイツ・イタリア・日本こそ、文化的に面白いものが多く出てきた。それは、敗戦で価値観が崩壊し、何でもありになってしまいその中から文化的に面白いものが出てくるのだと思う・・・なんて話ですが、何しろ幼稚な21歳の小娘が考えたことなので、論理性のかけらも無く、思いつきでものを言ってるような感じですね(笑)
最後の決めセリフは、「・・・いいものが出来ると思います☆」
そのセリフは、その後も長らく対立関係になる、音楽家を志す友人たちに宛てたものだったのだと思います・・・。心情的には・・・。仲間に入れてもらえなくてほんと悔しいけど、おまえら頑張れよ!みたいな・・・(笑)今は負け続けかもしれないけど、志し続ければきっと、必ずいいものが出来るって・・・。それは私自身にも宛てた言葉だったのかもしれません。
そして、それから6年ほど後、1999年に、直接この言葉を彼(ら)に渡すことになります。

このプレイリスト、ダンナさまに捨てられてしまったと思い、数日前の朝、取っ組み合いのケンカになりました。
でも、見つかったので・・・、この場を借りて、「ダンナさま、ほんとーーーーーーーーにごめんなさい!!!!!!



SIDE:A

1.北村透谷「移動の時代」朗読、それについての考察「音楽と文学について」。
2.CANDY SAYS・・・・・・The Velvet Underground
3.New Age Woman・・・・・・Les Visible
4.See Emily Play・・・・・・Pink Floyd
5.Lazy Sunday・・・・・・The Small Fases
6.2-4-2 FOX TROT(The Lear Jet Song)・・・・・・The Byrds
7.New York Telephone Conversation・・・・・・Lou Reed
8.Hello Goodbye・・・・・・The Beatles


SIDE:B

1.Bye Bye Baby・・・・・・マリリン・モンロー
2.It's in his Kiss・・・・・・サンディ・ショウ
3.Walk On By・・・・・・The Four King Cousins
4.Outlaw Blues・・・・・・The Great Society
5.As Tears Go By・・・・・・マリアンヌ・フェイスフル
6.Supercalifragilistic expialidocious・・・・・・ジュリー・アンドリュース
7.Alice in Wonderland Medley・・・・・・Chris Calabrese ーPianoー
8.Poor Little Rich Girl・・・・・・ジュディ・ガーランド
9.Moon River・・・・・・オードリー・ヘップバーン
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フィッシュマンズ “MY LIFE”

2006-05-10 12:25:20 | 素晴らしき歌詞
ダンナさまが、朝9:00に出かけ、夜11:00頃帰って来る日々になりました。
やはりかなりツライです・・・。
昨日は、いろいろ音楽を聴いていて、すごく感傷的な気持ちに・・・。

今日は、昨日ずっと聴いていた曲。1999年に風邪をこじらせて亡くなってしまった佐藤伸治さんのバンド、フィッシュマンズの“MY LIFE”について書きます。

ダンナさんは「フィッシュマンズが好きという女が嫌い。」とか言うけど、「そんなこと言われたって、やっぱりフィッシュマンズ、すごく好きだ!!!」って叫びたいです。
佐藤さんが亡くなった年の〈エゾロック〉の会場で、この曲“MY LIFE”がかかって(エゾロックでは、ステージ上で誰か歌ってない時もBGMとして曲が流れているみたいなので・・・、その選曲もなかなかみどころらしいです。)それを聴いた歌手のUAが佐藤氏のことを想い、「この会場に佐藤君が居るような気がした。」というようなことを言ってました。そして、ステージ上で佐藤さんに捧げる曲を歌った・・・。会場からすすり泣きが聞こえたみたいだし、その記事を読んでる私も、ほんと泣けて来た。

“MY LIFE”は私にとって、特別な曲です。


今はいいよMy Life もうすぐさ
悲しい顔の僕らのこと
迎えに来るんだ きっと
大きな風 迎えにくる
声を出したまま あわてずに もう少し

あー涙じゃ何も片づかない
焦らずに大きな答えを出す
歌う 小さなMy Life 続いてるoh yeah
いつも ゆれてるMy Life
初めての言葉を吐く

雨は降ってたけど
今は笑ってた
明日はどうでもよかった
今は笑ってた

そんな風さMy Life
風が吹けば 未来が笑う
今にわかるんだ
こんな時が幸せっていう怪物だって
ホラね見てごらん
君もいま輝ける時

もう知識はいらない
何もわからなくても

今はいいよMy Life 楽しいさ
大きな声 世界をまわる
声を張り上げて歌うよ
ふるいたってる あなたのために

声を張り上げて歌うよ

今はいいよMy Life

(“MY LIFE”詞・佐藤伸治)


私、昔はスタイリッシュなものしか部屋に貼らない(笑)主義だったけど、20代半ばのホントつらい時期、でも、何とか社会復帰しようとしてた時期、フツーのミーハーな人の部屋みたいに、でもひかえめに佐藤伸治さんと、中村一義さんの雑誌の切り抜きを壁に貼っていました。心の支えだったから・・・。あと、あの乙武洋匡氏とか・・・(笑)←この事実ダンナさんにへんちくりんだと言われましたね・汗

“MY LIFE”は、モラトリアム的な若者の意識を代弁したものであるという批評がありますが、実は、モラトリアム・ニートなどの心情をちゃんと歌えている音楽って他に無いと思うんですよね。
私は、『もう知識はいらない 知識はいらない 知識はいらない・・ 何もわからなくても・・』という一番盛り上がる部分で号泣します。私がキリキリになって青筋立てて躍起になってる、もっともっと知識を得なければ!という追い詰められたギリギリの気持ちがフッとほだされて、佐藤さんのキヨシロー似とも言われる優しげな声に全てが癒され、赦されるような気がするのです。


FISHMANS BEST 1991~1994 ~Singles&More
フィッシュマンズ, 佐藤伸治, 小玉和文, 中原信雄, 窪田晴男
ポニーキャニオン

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私の青春 ソウル一発!

2006-05-09 14:42:23 | 音楽


朝7:00に起きて、お弁当を作るようになりました。ルルです。
でんぶでハート、とか、海苔でLOVE、とかはやってません。
しごくシンプルなお弁当を作っております・・・。もう三十路も半ばに突入しそうな年なので・・・(爆死)

話は変わり・・・、いたち野郎さん!お誕生日おめでとうございます!

イタさんとこのフーズ・ネクストの記事に触発されて、私の10代の頃のお話をしようかなと思いました。

私の18歳、一人暮らしの頃は、ライブに鬼のように通う日々でした。
中でも一番夢中になったのが、ニューエスト・モデル!
ソウルミュージックや、パンクロックから影響を受け、文字通りソウルパンク(笑)と言われていました。
初期の頃は、フー、キンクス、ジャムからの影響が色濃く見られます。
メジャーデヴューしてからのアルバム・ジャケは、フランク・ザッパ、バーズ、サージェントペパーズなどのパロディでした。
彼らについてはいろいろお話ししたいことがあるのですが、今日はサラっと・・・。

ニューエスト・モデルのバンドコンセプトを担う人物である、VO&Gの中川敬氏は、ホントするどい先見の明の持ち主だと思うんですよね・・・。
「予備校ブギ」のオープニングテーマを歌うか歌わないか位の時のフリッパーズ・ギターに目を付けて、自身のバンドのゲストとして招いたのですよ・・・。1990年のことです。
今は亡き日清パワーステーションでそのライブ、観ました!けっこう貴重だと思うのですが・・・(^_^;)
でも、90年代の日本に生きながら、リアルパンクを体現しようとしていた私は、ちょっと訳知り顔で腕組みしながら観てる人でも居ようもんなら、蹴りを入れるような男気溢れる?18歳だったので、(わーん!あの時の方ごめんなさい~!!!むっちゃ反省してます!!!)「ふーん・・・、可愛いじゃん(←神奈川弁)。」と腕組みをしながら逆に蹴りを入れられそうな態度で観てました・・・。

その後、フリッパーズ・ギターは一時代を作ってしまうようなブレイクを見せます。
私は一人暮らしで沈没。実家に戻り、挫折をした身の上では、社会的メッセージを唱え続けて来たニューエスト・モデルは耳が痛くて聞けなかった・・・。そして海外逃亡。(←音だけ)
そして、ニューエスト・モデルは、同郷大阪時代から共に活動を続けて来たメスカリン・ドライブと融合。ソウル・フラワー・ユニオンと名前を変えます。

中川氏のセンスの良さを示すものは、もう一つ、くるりのこと。
「ノーミュージック、ノーライフ???ケッ!!!」と言い放った(笑)ダンナさまのお友達の彼女さえも「くるりが好き!」と言っているのに驚きます・・・。くるりって、今、ほんと人気があるのですね・・・。
中川氏は、初期の“自らの血の海でもんどりうって苦しんでるような切迫感のある”くるりをそうとう気に入っていたようで、今から7年ほど前、(記憶が正しければ1999年。)日比谷野外音楽堂にて、ソウルフラワー、サニーディ・サービス、くるりの三者で競演を果たしています・・・。
たしかに、大御所2組を食ってしまうような勢い、切実さがあの時のくるりにはあって、真っすぐすぎて座っているようにさえみえる目、ダサさギリギリのぜんぜん作ってない“見てくれ”。ステージ上でのたうちまわる姿。また中川さん、すごいの見つけたなぁ・・・。と思ってしまった・・・。
今のくるりは少々音楽性が変わってしまっているようなのですが・・・。(museさんの記事を参照して下さいませ。)

フリッパーズ、くるりと時代の寵児である2組を見いだしたセンスを持つ、中川氏ですが、私は実はソウル・フラワー・ユニオンになってからの曲は、テレビで見かける程度しか聴いていないのです・・・。
私は、まだ後ろめたさから耳を閉ざしてるのかなぁ・・・。
でも、流れてくるその音には、この世への諦観のようなもの哀しい雰囲気を覚えるのですが・・・。もうそろそろ聴いて、詞もじっくり読んでみようかな?と思います・・・。そろそろ、空中分解したままで放り出してしまった、10代の頃に感じた、“やり場の無い怒り”のようなものに決着を付けないと・・・。
(案の定長くなってしまった・汗 ごめんちゃい。。。)
                    

プリティー・ラジエーション
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リラックスタイム

2006-04-22 17:59:54 | 音楽

昨日は、お話ししすぎてしまったので、今日はリラックスタイム。

私は、1999年、ある曲にひと聴き惚れしてしまいました。(このパターン多し・汗)パーフェクTVを付けていて、ブラウン管(数年後に地上から消えてしまいますね。この響き好きなのに・・・。)から流れてきた音と映像。
この世に居ることを忘れてしまうほどの至上の美しさに酔いしれました。
音楽は時に、人を異空間にいざなってしまいます・・・。

THE HIGH LLAMAS “BACH ZE”

私は、その時何十回目かの引きこもり期にいるにもかかわらず、オレンジ色のチュニックを着て、生成りのニットの帽子をかぶって、外に出ました。
隣町まで、この素敵な曲が入っているCDを買いに・・・!

THE HIGH LLAMASの“BACH ZE”が入っているアルバム、「SNOW BUG」、それと、もうひとつ、「HAWAII」を手に、ほくほくしながら家に帰りました。

「SNOW BUG」は冬のイメージ。「HAWAII」は常夏のイメージ。

音響系がどう、とか、ジム・オルークがどう、というのは、今だによく解らないのだけど、この2枚のアルバムは私にとって特別なアルバムです。
聴くたびに、あの頃の甘い蜜のようなやんわりとした至福の孤独感を思い出します。(←自分に酔いすぎ ^_^;)
 


誰も見なかったのかな
一晩中
蝋燭の炎に照らされていた不寝番を
面白がらせようとしているわけじゃない
それはただのフラッシュバック
何かに打ち込んでいる少数の人達にだけ起こる

歴史の存在する場所で これを委ねる
潮が逆流する大河の河口から北部の海へ
そして装飾用の船
それはただのフラッシュバック
何かに打ち込んでいる少数の人達にだけ起こる

月から火星まで、わずかに滑る
だけど今 ぼくらはあまり旅に出なくなってしまった

地平線だった場所に建物ができ 空の輪郭が変わるから
彼等は公園に引き寄せられるのかもしれない
尖った鉛筆を手に 風景をめぐって競う
今はもう ほとんど夏
だけど少数の人達にとっては 冬

月から火星まで わずかに滑る
だけど今 ぼくらはあまり旅に出なくなってしまった

   (THE HIGH LLAMAS 「バッハ・ジィ」)



スノーバグハイ・ラマズ, シーン・オハガンV2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る


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アルフィー

2006-04-20 18:53:45 | 素晴らしき歌詞
おととい小箱ちゃんが遊びに来てくれて、なんか、私の人恋しさ心に火がついてしまい、何人かにメールをしてしまった。・・・2人だけど・・・。
自分の都合のいい時にしか連絡を取らないなんて悪い友達です。
あと、私、自分のこと、まだ両親に育てられたままの真面目な人間だと思い込んでいるふしがあるけど、相当自分が非常識で傍若無人だということに気が付いた。
ほんと厄介な人かも・・・。みなさんごめんなさいm(__)m

今日はイタさんとお約束している記事も書けずに、ほんとほうけてしまい、私がボロボロになるまで読み込んだ現代詩手帖1999年1月号に書かれたハル・デイヴィッドの詞について書きます。
1999年というと、今テレビのニュースで話にあがってる、未成年者による、母子殺人事件が起こった年です。当時20代前半だった赤ちゃんの父親は、今30歳。どんな思いで7年間の時を重ねたのだろう。

もう私は今日は語らないことにする。語れば語るほど、真実を言えなくなるような気がする。


人生って何だろう アルフィー
この瞬間だけを言うんだろうか
君がその答えを見つけたら
いったいそれは何なんだろう
僕たちは与えているものよりも
与えられている方が多いのだろうか?
それとも それだけ二人は
優しいということだろうか

愛することが愚かなら
残酷さは賢明だろうか
そして権威ある人しか
人生を楽しめないなら
あの福音の書に(己の欲するところを人に施せ)
君は何を賭けるだろう

天国があると僕が信じているように
それ以上のものがこの世にはある
あの世を信じない者でも信じられる何かが

僕は愛を信じている アルフィー
愛がないなら
僕らは存在してるだけだ
失ってから初めて気づく愛なんて
それは生きてないも同じことさ

  (ディオンヌ・ワーウィック「アルフィー」)


バート・バカラック・コレクション
ディオンヌ・ワーウィック
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何の句も浮かばなくなってしまいました。

2006-03-10 22:10:29 | 心象風景
コメントのお返しもできなくてごめんなさい・・・。
何の句も浮かばないので、私の大好きな音楽家の歌詞を載せました。

中村一義さんのライブはたった一度だけ、1999年に渋谷オンエアで行われた、作詞家松本隆氏のイベント、“風街ミーティング”で観ました。
中村さんは、ずっと宅録で音楽活動を続けてきた人で、人前で演奏をするのは苦手だったそうで、それが初めてのライブだったみたいです。でも、とても堂々としてました。私は一人で(?)客フロアでオロオロとしてました(^_^;)大好きな人だったので、心配で・・・。
“風街ミーティング”の出演者はそうそうたるもの。
元はっぴいえんどの、松本隆さん、細野晴臣さん、鈴木茂さんを始め、高野寛さん、太田裕美さんも出ていました。
自分よりも下の世代の、若き才能を認めることが出来る、その方たちの、音楽へのよこしまな心のない(純粋な)深い素晴らしい愛情も実感出来ました。

中村一義さんは、数年前から、今に至って、バンド100S(百式)のフロントマンとして音楽活動をしています。
彼の活動の広がりを祝福したい気持ちと同時に、やはり少しさみしい気持ちもあり(私はまだ孤独だったからです。)
100Sになってからの彼の音楽は耳にしてませんでした。
でも、やはり大好きな人なので、いろんなところで彼の活動の情報を見たり聞いたりすると、やはりとても嬉しい気持ちになります。そして、私と同じく、彼のことを大好きな人のことも、やはり他人だと思えなくなってしまうのです・・・(^_^;)

金字塔
中村一義
キティMME

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