茫庵

万書きつらね

2012年09月22日 - 躾の悪い子ども

2012年09月22日 13時03分21秒 | 教育、子ども

 大半の日本人は個性とか自由とかいうものを理解していない。また、何でもかんでも戦前のものは悪で、日本人は罪深い種族であり、常に世界に、とりわけ中国と韓国に贖罪し続けていかなければならない、という自虐的な歴史観を植えつけられて育つので、まともな物の考え方が出来ない人が大半だ。

 中でも子どもの躾の悪さは目を覆いたくなるばかりだ。
 当然である。親がそもそも正常な社会人としての良識に欠けたまま歳だけ大人になったような人物ばかりなのだから、子どもだけまともに育つ訳がない。馬鹿親の元で育つ子どもも当然馬鹿なのだ。迷惑するのは社会全体である。だが、馬鹿同士、誰もその当たり前の事に気がつかない。

 人生で色々な苦難に直面した時、どう現実と向き合い、切り開いていくか。周囲の人に理解される人間になって、助けて貰える様になるのか、いつでもどんな場合でも陰口をたたかれ、軽蔑される様な人間になるのか、それは当人のごく幼いうちの親の躾如何で決まる。人間について、自己について、社会について、人生について、正しい向き合い方を教えられなかった、いわゆる「躾の悪い子ども」は見ていて非常にみじめであるし、そういう風にしか育てられなかった親の馬鹿さ加減もにじみ出てきて、実に見るに耐えない。

 世の中、愚か者ばかりになって久しいが、それを現実として生きて行かなければならないのも確かな事だ。彼らには一切の理屈も正義も通じないのだから厄介だが、そんな者たちをも含めて成り立たせていかなければならないのが社会というものでもある。以前は当たり前だった教育精神、「大学」「中庸」の教育精神を辛抱づよく普及させていくしか人間性復活の道はない。


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