茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 二〇〇九年八月三十一日 配置変え

2009年08月31日 13時25分38秒 | 漢詩
二〇〇九年八月三十日

現在のお客様常駐が八月三十一日で終了することになりました。
3月後半から半年余り、色々とお世話になったので一首作りました。

九月一日からは4ヶ月(つまり年内一杯)の予定で、
品川にある別なお客様に常駐して障害解決の手伝いをします。


感秋絶句    尤韵


△○△●●○◎
梅花三月入層楼  梅花三月層楼に入り
         (ばいかさんがつ そうろうにいり)
△●○○▲●◎
秋信星明告斡流  秋信星明斡流を告ぐ
         (しゅうしんせいめい あつりゅうをつぐ)
▲●△○○●●
宿志難成天寂寂  宿志成り難く天寂寂たり
         (しゅくしなりがたく てんじゃくじゃくたり)
△○△●●○◎
西風蕭瑟白雲遊  西風蕭瑟白雲遊ぶ
         (せいふうしょうしつ はくうんあそぶ)



【大意】
梅の花が咲く三月、この建物に入り、
星座からの秋の便りが 時節の移り変わりを告げた。
真剣に志を遂げようと頑張ったが道は困難で、天は寂しげに見える。
ともあれ、秋の風が静かに吹き過ぎ、白雲は空を浮遊する。

【解説】
前半2句は現在に至るまでの経緯を述べました。
転句で結果を出せず残念、という心情が入り、
結句の自然描写がこれからの我が身と重なる、
という書き方をしてみました。