茫庵

万書きつらね

2024年01月01日 - 英語詩練習 - Who is happy this year? 2024

2024年01月23日 02時53分29秒 | ソネット
2024年の運勢ソネットです。

漢詩練習 - 2024年01月01日 - 2024年 新春のおさんぽ

2024年01月23日 02時46分46秒 | 漢詩
昨年色々ありましたがなんとか歳を越せました。 これからも健康に気をつけて頑張りたいです。

米国サイトのアンソロジーに載りました

2022年01月04日 07時04分19秒 | 雑記、雑感

 以前から投稿している米国のサイトPoetrySoupが1月1日に
 2番めのアンソロジーを出版したのですが、これに拙作が3首
 収録されました。同サイトには46000人の詩人がいて、こ
 のうち10%がアクティブ会員で、さらにその11%の詩人の
 作品が今回掲載された、と発表されました。私の収録詩は以下
 ①②③になります。よろしければご欄ください。

 アンソロジー告知(9ヶ国のAmazonにて同時発売のようです)
 https://www.amazon.com/dp/B09PHHCCFK
 
 収録詩① Era of mental survive
 https://www.poetrysoup.com/poem/era_of_mental_survive_1394736

 収録詩② Difficult acceptance - Mehrabian's 55-38-7 percent rule
 https://www.poetrysoup.com/poem/difficult_acceptance_-_mehrabians_55-38-7_percent_rule_1391763

 収録詩③ Congratulatory to my nephew's wedding
 https://www.poetrysoup.com/poem/congratulatory_to_my_nephews_wedding_1389541

 全掲載詩人一覧
 https://www.poetrysoup.com/poetry/blogs/blog_detail.aspx?BlogID=39306&PoetID=1475

 


漢詩練習 - 2022年01月01日 - 2022年拜年有作

2022年01月04日 06時59分08秒 | 漢詩

<<繁体字>>
拜年有作
元旦傾椒酒,壬寅天地春。
韆門惜歲月,萬戶拜年晨。
麗日祝康壽,惠風拂舊塵。
五雲心自爽,四海淑光新。

<<簡体字>>
拜年有作
元旦倾椒酒,壬寅天地春。
千门惜岁月,万户拜年晨。
丽日祝康寿,惠风拂旧尘。
五云心自爽,四海淑光新。

<<Pinyin>>
bài nián yǒu zuò
拜年有作
yuán dàn qīng jiāo jǐu ,rén yín tiān dì chūn 。
元旦倾椒酒,壬寅天地春。
qiān mén xī suì yuè ,wàn hù bài nián chén  。
千门惜岁月,万户拜年晨。
lì rì zhù kāng shòu ,huì fēng fú jìu chén 。 
丽日祝康寿,惠风拂旧尘。
wǔ yún xīn zì shuǎng ,sì hǎi shú guāng xīn 。
五云心自爽,四海淑光新。


漢詩練習 - 2021年12月29日 - 歳晩書懐

2022年01月04日 06時48分18秒 | 漢詩

<<簡体字>>
岁晚书怀
门巷喧然岁月空,
寒灯独坐意何穷。
生涯志业向谁语,
六十余年幻梦中。

<<繁体字>>
歳晩書懐
門巷喧然歲月空,
寒燈獨坐意何窮。
生涯志業嚮誰語,
六十餘年幻夢中。

<<Pinyin & 簡体字>>
suì wǎn shū huái
岁晚书怀
mén xiàng xuān rán suì yuè kōng ,
门巷喧然岁月空,
hán dēng dú zuò yì hé qióng .
寒灯独坐意何穷。
shēng yá zhì yè xiàng shuí yǔ ,
生涯志业向谁语,
lìu shí yú nián huàn mèng zhōng .
六十余年幻梦中。


唱和練習 - 2021年02月04日 - 「砂時計」への唱和

2021年02月11日 10時45分48秒 | 唱和

■「砂時計」への唱和

砂時計。砂漠で風が砂を動かす。
 「永遠を計り尽くす」と、思いつのらす。
恒河沙(ごうがしゃ)を遥かにしのぐ大量の砂。
 たちのぼる砂塵の煙。積雲となる。

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知人が書いた「砂時計」という、無限の時を計る事に
砂漠と風が挑戦する、とうい詩への唱和です。
全体の形式はルバーイイですが、行の形式は旋頭歌の片歌
になっています。

 


長歌練習 - 2021年02月09日 - 【正倉院展ニテ 御物・瑠璃坏ノ語レル】 を読んで

2021年02月11日 10時35分25秒 | 長歌

■【正倉院展ニテ 御物・瑠璃坏ノ語レル】 を読んで 長歌を詠ず

はるばると 時空を超えて たどりつく 地の果ての島。
見上げれば はるかに続く 蒼い空。心がうずく。

浮かんでは 消え去る笑顔。もう二度と 会う事はない。
望郷の 思い虚しく、胸の中 流れる涙、

飲み込んで 思いはつのる。時既に 千数百年。
今ここが、我が故郷(ふるさと)と 思い定める。

反歌
 気高くも心哀しきモノローグ
  故郷をつなぐ 天(あま)翔ける道

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これも、知人が書いた、正倉院の宝物、瑠璃杯を貴婦人に
見立てて、時間的、空間的に離れてしまった故郷ペルシャの
人々、国、青い空への郷愁と、今いる日本の地を新たな故郷
としてこれからを生きるという決意を述べるモノローグ詩を
読んで、作ったものです。

元の詩をアリアとするなら、こちらはバックに静かに流れる本人
の心情を歌ったコーラスの様なものです。この長歌は万葉の形式
ではなく、五七五七調のクプレ(二行連詩)で現代口語を使って
書き、句読点をつけています。

元の詩では、故郷は遠く離れてしまったと綴られているので
こちらでは青い空でつながっているのだよ、という返事で
結んでいます。「天翔ける道」は元の詩が「シルクロード」を
はるばるやってきた、と述べていることへの返事にもなっています。

 


バラッド練習 - 2021年02月01日 - 小野道風青柳硯

2021年02月11日 10時35分25秒 | バラッド

■小野道風青柳硯(おののみちかぜあおやぎすずり)

時は平安寛平の、小野の生まれの道風は、
和様書道を打ち立てる 基礎を築いた人物だ。

ある日道風自らの 非才に悩みへこみつつ
散歩に出ると外は雨。雨か涙か濡れる頬。

通りかかった道の端、カエルが一匹跳ねていた。
見れば近くに柳の木。枝を目指して跳びはねる。

あれじゃ飛びつく事は無理。諦めるしかないだろう。
思いながらも道風は、なおもカエルを見続けた。

するとにわかに一陣の 突風柳に吹き付けて
枝がしなってカエルとの 距離が一瞬縮まった。

ついにカエルはこの枝に 見事飛びつきしたり顔。
道風己の努力など カエルにはるかに及ばぬと

思い直して発奮し 書道の道をやり直す。
そして大成した後は 名を残すこと一千年。

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柳つながりで出てきたカエルつながりで出てきたのが
小野道風の故事です。これを七五調x2を1行とする
クプレ(二行連詩)でバラッドに仕立てました。
カエルを見習って努力し続ければ、小さなチャンスも
モノに出来る、というご教訓として道徳の教科書などに
載っていたそうです。

 


反歌練習 - 2021年02月01日 - 「柳刃包丁」への反歌。俳諧之連歌風

2021年02月11日 10時30分31秒 | 反歌

■「柳刃包丁」への反歌。俳諧之連歌風。

 うららかに 柳絮(りゅうじょ)舞い散る 雪化粧

 記憶のすみに そっと留め置く

 柳の木 担ぐ幽霊 移動中

 暗く静かな 居場所求めて

 上を見る 柳の下の やせ蛙

 みじん切りなど どうぞ勘弁

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これも「柳刃包丁」という詩への反歌。
知人が書いた、楊の葉がすべて包丁だったら
風が吹いたら風もみじん切りにされる、
という内容の詩です。
柳つながりで柳絮、幽霊、と登場し、
最後に出てきたカエルがみじん切りは勘弁、
と訴えます。

 


反歌練習 - 2021年02月01日 - 「ドラムビートを読んで」への反歌

2021年02月11日 10時25分08秒 | 反歌

■「ドラムビートを読んで」への反歌
 大舞台 高まる鼓動 秋の風
  よぎる刹那に 進む人馴れ

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表題にある「ドラムビート」とは、知人が書いた
心臓ドキドキはあなたを応援してくれている、という内容の
普通の現代詩です。これに対する反歌として書きました。