茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 静岡からの帰りの新幹線の中で

2009年03月08日 17時55分39秒 | 漢詩
二〇〇九年三月一日 同年三月八日推敲

三月一日、静岡からの帰りの新幹線の中で作詩。
三月八日、推敲して「夜來」を「蕭蕭」に変更。


春雨自遺
           風雷山人

天瞑一脈讀書情  天瞑一脈讀書の情
         (てんめいいちみゃく どくしょのじょう)
蕭蕭慈雨薄寒生  蕭蕭たる慈雨 薄寒生ず
         (しょうしょうたるじう はくかんしょうず)
春灯炯炯書窗下  春灯炯炯 書窗の下
         (しゅんとうけいけい しょそうのした)
煎茗焚香心自平  煎茗焚香 心自ずから平らかなり
         (せんめいふんこう こころおのずからたいらかなり)


春夜の讀書とお茶と香 (しゅんやのどくしょとおちゃとこう)
しとしと雨が     (しとしとあめが)
ちと寒い       (ちとさむい)

  春の宵 草木濡らす 霧の雨




最新の画像もっと見る