茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 2008年年末に寄せて

2008年12月28日 03時23分42秒 | 漢詩
二〇〇八年十二月二十七日

今年もなんとか仕事納めを終えました。
10月末でプロジェクトを終わってからは、
自社で自己学習システムを作る毎日でしたが、
その目処もなんとかついて、
無事に年を越せそうです。

帰り際に慌てて一首、作りました。


二〇〇八年歳末 仕事納め       風雷山人

寒樹蕭蕭在巷中  寒樹蕭蕭として 巷中に在り
(かんじゅしょうしょうとして こうちゅうにあり)

鳥啼躁躁舞冬風  鳥啼き躁躁として 冬の風に舞ふ
(とりなきそうそうとして ふゆのかぜにまう)

星霜日月如夢去  星霜日月 夢のごとく去り
(せいそうじつげつ ゆめのごとくさり)

百事匆忙近歳終  百事匆忙 歳終近づく
(ひゃくじそうぼう さいしゅうにちかづく)


【概意】

寒空の下 寂しげに

たたずむ樹々(きぎ)を 見下ろして

鳥啼き冬の 風に舞う

星霜日月 はや去りて

家路を急ぐ 年の暮れ



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