茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 二〇一一年十二月十一日 漢俳

2011年12月11日 23時30分54秒 | 漢詩

漢俳とは、名前でお気づきの方はいらっしゃると思いますが、簡単に言うと俳句の音数で書く漢詩です。歴史的には1920年代頃中国詩壇に起こった短詩ブームに端を発する新しい詩体で、1980年代の日中友好の一旦として両国詩人の交流を経て成立、2005年に両国呼応する形で漢俳学会が出来ています。今後日中両国の関係者がどう育てていくか次第で歴史的に残っていくのか消滅するしかないのかもまだ未知数ですが、私個人も俳人の方との交流を始めたりして俳句にも興味が及んできていた所でしたので、ちょっとばかり挑戦してみました。

漢俳には色々な形式が許されており、韻を踏むのも踏まないのも自由、平仄も自由ですが、一応平仄ありで初句と三句の二韻だけとりました。


冬の夜中、家族も寝静まった頃に独り起きて詩作に夢中。
テンションが上ると見境がなくなります。明日仕事なのに。。。

 ともあれ初の漢俳です。七絶と比べてどっちが楽か、、まだ微妙です。


<<日本語>>

○●●○○ ○○●●○○● ○○●●○
風勁夜寒侵。三更凛凛星光冷,書中独苦吟。

【大意】

勁風凄く 凍てつく夜(よ)
三更凛凛 星冷(ほしさむ)し
独り書中に 苦吟せる



<<繁體字>>
風勁夜寒侵。三更凜凜星光冷,書中獨苦吟。

<<简体字>>
FēngJìnYèHánQīn。SānGèngLǐnLǐnXīngGuāngLěng,ShūZhōngDúKǔYín。
风劲夜寒侵。三更凛凛星光冷,书中独苦吟。


これにて年内に一首作るという目標は達成しました。そういえば季語については特に何も決め事がなかったような気がします。詳細を調べてもし必要だったら作りなおさなければ。。

 



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