茫庵

万書きつらね

2011年12月29日 - 日本語ソネット練習 - 訳詩

2011年12月29日 14時22分20秒 | ソネット

10音の日本語ソネット練習。

今回は訳詩です。

 今、著作権の切れた、古い英語のソネットの訳詩を行なっているところです。

当然ですが、いわゆる「逐語訳」なんてするつもりはありません。

 言葉の魔力に翻弄されずに原詩の持つ味わいや格調を、どう母国語にて

表現するか。 翻訳詩を作る者は詩人たるべきか。 などなど。 思う事は

沢山あるのですが、まずは訳詩というものに対する思いのたけを

述べてこれから良い詩があったらどんどん訳してみるぞ、という

決意表明のようなものとします。

 

日本語ソネット練習 - 訳詩

意をくみて訳を練る
原詩の味 霊妙
逐語訳は 珍妙
如何せん 考える

新しき美を創る
其の気概が少々
表現力の飛翔
神秘の世界を観る

古(いにしへ)に工夫あり
言語を究(きわむ)る技(わざ)
借りずして何を為さん

詩が宿せし理(ことはり)
情と共に有り いざ
母国語であらわさん


2011年12月28日 - ソネット練習 - おつかれさま

2011年12月29日 07時34分27秒 | ソネット

10音の日本語ソネット練習です。

12月28日は私は仕事納めでした。

という訳で、おつかれさまな詩を作りました。
10音+脚韻+14行です。
まだお仕事が残っている皆様、お先に休ませていただきます。

残り、元気で頑張ってください。


おつかれさま

今年の仕事納め
ようやく終わった時
方方で笑顔咲き
深く味わう節目

きれいな部屋を眺め
思ふこと 新しき
歳に何を為すべき
思ふこと 吾が勤め

来年の 準備終え
あちこちで声がする
みなさん おつかれさま

一歳(ひととせ)の業(わざ)を終え
安心感が満ちる
ほんとに おつかれさま