茫庵

万書きつらね

漢詩練習 - 日本児童文学協会の詩論研出席

2008年11月17日 09時08分14秒 | 漢詩
2008年11月16日

妻と一緒に日本児童文学者協会の詩論研に行ってきました。
自分以外、周囲は名の知れた詩人ばっかり。

二〇〇八年十一月十六日

詩論研参加記念  冬韻

詩論研出席

北風吹到報初冬  北風吹き到り 初冬を報ず

満座詩才和気濃  満座の詩才 和気濃やかなり

驟雨一過神楽坂  驟雨一過 神楽坂

帰途散策聴昏鐘  帰途の散策 昏鐘を聴く



漢詩練習 - プロジェクト終了

2008年11月17日 09時04分40秒 | 漢詩
2008年10月31日

ちょっと遅くなりましたが、先月末で足かけ2年にわたるプロジェクトが
終了しました。

プロジェクト終了            風雷山人


共寒霜来入高楼 寒霜と共に高楼に入る
かんそうとともにこうろうにいる
(霜の冷たい季節に高層ビルに入った)

向案机坐掻白頭 案机に向かって坐し 白頭掻けば
あんきにむかってざし はくとうかけば
(デスクに向かって白髪頭を掻きながら作業しているうちに)

明月二旋知節序 明月二旋 節序を知る
めいげつにせん せつじょをしる
(2度も中秋の名月が巡り、季節が流れたのを知った)

送少龍発意悠悠 少(わか)き龍の発つを送り 意、悠悠たり
わかきりゅうのたつをおくり い、ゆうゆうたり
(出来たての成果物が手元を離れるのを見送って、のんびり気分)