気合の水浴び

　今日のルアンナムターは、とても寒いです。
私にとっては、「きました、きました」っていう感じです。
何がきたのかと言いますと、「気合の水浴び」の季節。
すっごく寒い中で、ちびたい水を浴びなきゃいけない。
　かなり、修行っぽいです（笑）。

　朝7時。まだ、グズ子さん。
でも、「きあい、きあいだよ」と、口ずさむ。
10分後には、バスルームに向かい、溜め水を見つめる。
ぶるぶると、身体が震えている。
「やっぱり今日はやめようかなあ」と、弱気になる。
　そんな自分を、「大丈夫、気合だよ」と勇気付ける。

　つらいのは、最初のひとかけ。
ぐうっと、歯をくいしばって、「いちにいのおさんっ」で、
えいやっと、溜め水を桶ですくって身体にかける。
その瞬間、鳥肌が立って、身体から熱が放出されるのがわかります。
すると、急に、ふわっと、水があたたかく感じられます。
次に水をかける時からは、ぜんぜん冷たく感じません。
これは、熱が放出された効果でしょうか。
それとも、感覚が麻痺しているのでしょうか。
　まあ、どうでもいいことですけれど。

　で、この「気合の水浴び」とも、明日でお別れです。
明日の昼過ぎに、ウドムサイに向かいます。
ウドムサイは、ここよりももっと寒いところですが、
ゲストハウスには温水シャワーがあります。
ちびたい水浴びをしなくてもいいのは、嬉しい！！
でも、ルアンナムターの人たちとのお別れは、つらい。
ルアンナムターでの、いろいろな思い出といっしょに、
この「気合の水浴び」も、大切な思い出になるんだろうなあ。