わくわくするもの.blog

わくわくする、ひと・もの・こと。
ゆるゆる、私の心で感じたこと。。
ここでの皆さんとの出会いにも、わくわく・・・。

ベナンに暮らす②

2014年08月01日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。日本は夏休みですね。キャンプとか、もうすぐ盆踊りとか、いいですね♪
今日、ベナンは54年目の独立記念日。私たちはいつもの祝日どおり、家でのんびり過ごします。
上の写真、何かわかりますか?懐かしい~と思う方もいらっしゃるでしょうね。
シアバターです。フランス語で、「Beurre de Karite(ブゥー・ドゥ・カリテ)」と言います。
今が旬とのこと。ベナンの北部で収穫&加工され、現地出身の女性が頭に乗せて売り歩きます。
ホワイトチョコレートのような甘~い香りがします。砂が入っていたりしていてちょっと不衛生ですが、
未精製シアバターは、火傷にも、虫刺されに効きますし、お肌&髪も潤ってつるつるになります♪

 さて、今日も前回に引き続き、ベナン(コトヌー限定ですが)暮らしについて、私や私の家族の
経験を通してご紹介します。今回は、病院(&病気)についてのみとしました。参考までにと、
9週目で繋留流産した際の処置についても、少し記述しました。

④病院(&病気)
 コトヌーには大小さまざまな病院&クリニックがあります。多くがプライベートです。
概要は、在ベナン日本国大使館のサイトへ(←記述が丁寧です)。
 以下、私たちの経験から、かかった病気と受診したいくつかのクリニックについてご紹介します。
私はマラリア、ぎっくりごし(湿布もなく、医者もいません)、気管支炎、妊娠×2回、流産、
指の化膿、夫は目の不調、急性アレルギー、息子は皮膚の炎症、急性喉頭炎、予防接種です。
マラリアや気管支炎は、私たちの保険会社と契約している総合クリニックPolyclinique les
Cocotiersを受診しました。マラリアのときは、3泊4日で入院し、無事元気になりました。
3日間点滴しているのに、毎日入院食として牛フィレのステーキやギトギトの料理がでて驚きました。
ちなみに、私たちは予防薬を飲んでいません。蚊帳、蚊取り線香、健康維持での予防のみです。

 長男を妊娠したときは、アメリカのメディカルスクールで学んだ英語も通じるDr.Latoundjiの
クリニック(C.C.E.G.O)に通いました。場所が遠い上、いつも何時間待たされるかわからない
ためお金を余分に払って1時間待ち程度にしてもらったり、オフィスにムスリムのお祈りの歌が流れて
いたり、受診中でも携帯電話で次々とおしゃべりをはじめたりと、はじめは驚くことの連続でした。
でも、日本と同じようなエコーが導入されているので、安心しました。2回目の妊娠のときは、
上記のクリニーク・ココティエの院長(フランス人女医)に診てもらいました。エコーが恐ろしく古く、
画像もはっきり映らず、最終的に流産と言われても確信できませんでした。セカンドオピニオンとして
Dr.Latoundjiに診てもらい確信しました。先生のアドバイスで、薬を使った流産の処置をするため
ベナン人患者の多い産婦人科Clinique Polyvalente Mahounaに1日、日帰り入院しました。
ちなみに、ベナンでも流産する女性が多く、日本のように痛みを伴わない、そうは手術を選択する
患者が多いようです。私は手術のリスクを避けるべく、cytotecという膣座薬で処置しました。
看護婦さんが薬の処置から経過を担当し、上記の先生に随時電話で報告していました。出血が
始まった5時間後から1時間経った後追加で薬を入れ、それから3時間後にくしゃみとともに、
手のひら大の赤ちゃんの袋が出てきました。不思議なことに、始終痛みは全くありませんでした。
夜遅くに先生がエコーで状態を診て、ほぼ問題なし。抗生物質などいくつか薬を処方されました。
その後一周期目の月経も終わった1ヶ月後の検査で、子宮も無事回復したとのことでした。

 指の化膿のときは、近所にあり多くの外国人が受診するフランス人女医Dr.Apithyが運営する
Clinique Medicalのチュニジア人女医Dr.Azzazに処置してもらいました。優しく、きびきびした
感じの良い女医さんです。夫の急性アレルギーの際にも、こちらで診ていただきました。
 夫の目の不調のときは、コトヌーに唯一ある大きな眼科La Lumiere(←名前不確か)を受診。
最終的に、日本で専門医に診てもらいなさいと言われ、実際に日本で別の診断が下されました。

 息子は、信頼できる小児科の先生Dr.Mouftaoに診てもらっています(英語も話せます)。
日本の一般的な小児科医よりもずっと親切で、時間をかけて診療し、丁寧に説明して下さります。
緊急時以外は、早朝、お昼近く、夕方からのみの診療。事前に先生か産婦人科・小児科専門の
クリニックClinique Houeyihoに電話して予約しておきます。予防接種のワクチンは、いつも
先生が書いた処方箋を持って薬局で買います(保冷剤入れたバック持参)。この先生には、小さい
子供にはマラリアの予防薬は飲ませないようにと言われました。蚊に刺されない予防が一番と。
高熱が出たらすぐに電話し、マラリアテストして、必要あればすぐに処置して下さるとのことです。
ちなみに、黄熱病の予防接種は1歳からと言われていますが、ベナンでは10ヶ月からの接種です。
日本と同じような4種混合ワクチンもありますし、こちらでは必須の狂犬病(Rage)も接種します。

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