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picnic on a frozen river

山登りの記録

2007.06.02 雪あるうち雪の中を進め

2007-06-08 18:01:15 | ハイキング
トルストイの小説ではないけれど、6/2は会社のみんなと巻機山へハイキングに行って来ました。


(結局割り引いた割引岳)


行程: 桜坂駐車場(06:00)->五合目->(10:05)避難小屋->(10:45)山頂(12:00)->(12:30)牛ヶ岳->避難小屋->(15:50)五合目->(17:15)桜坂駐車場
メンバー: Gil(L)、だいさく、永ちゃん、ペーニョ

実は去年の同じ時期にもだいさく達と行っっているこの山、春にめでたくゴールインしたダンナにあの景色を見せたいらしく今回の山行となった。
前夜のうちに桜坂駐車場に入り、3時間ほどの仮眠の後に登山開始。先頭はだいさくに自分のペースで行って貰う。
今年は大分雪が少なく、去年は低木が雪に潰されていた六合目の下も普通の樹林帯の登山道になっていて、六合三勺の道標の先でやっと雪を踏めるようになった。
雪上歩行をちょっとだけ楽しんだ後は視界の開けた広い尾根道をだらだらと進んでニセ巻機到着。先月に奥多摩の鴨沢から入って七ツ石山のピークも断念と聞いていたけれど、ここまで来るとあとは大した登りもないので一安心、山頂は踏めるはず。避難小屋まで下ってトイレ休憩。


(左:小屋には二階から入れます / 右:穏やかな巻機山頂)


(残雪~)

さすがにニセ巻機と巻機の山頂の間には雪田が残っていて、ここまでの苦労が報われる。雪をザクザク踏んだり、笹原の中を通ったりして山頂到着、お疲れ様。ご褒美は越後三山の眺め。


(お疲れですっ。だいさくとダンナ)


(振り返れば谷川は西黒尾根がくっきりと)

午前中は曇りがちだったのが次第に晴れてきて、また長い休憩で皆回復したみたいなので、当初計画の11時リミットで休憩->下山を変更して牛ヶ岳までは往復してみることにする。下山道も変にぬかるんでなかったし、時間は大丈夫でしょう。ひたすらホノボノとした登山道を牛ヶ岳まで来ると越後三山はさらに近く、そこからグルッと平ヶ岳から尾瀬、遠くに日光白根、かなり目立つ上州武尊と見渡せる。


(越後三山は牛ヶ岳からが良いな)

「毎年の恒例にしたいです(だいさく)」

そう言って貰えるのは企画した側としてとても嬉しい。飽きないように毎年二週間ずつ時期を早めて5年後にはラッセル大会でしょう。
ぼちぼち下山。時間が押しているので今日は割引岳はパス。天気は回復傾向で、午前中より更にのどかな雰囲気の中を下り始める。
登りで元気の良かった永ちゃんが下りで遅れだしてしまった。体力というより膝が終わっちゃったみたいなので、ダブルストックで慎重に降りてもらう。そういえば永ちゃんとは数百メートルしか一緒に山を歩いたことが無く、様子が良くわからなかったのだよ。
日の長さにも助けられ、なんとか明るいうちに駐車場到着。越後湯沢駅近くの駒子の湯でサッパリして駅前でささやかに打ち上げて帰京。


(遥かな尾瀬♪)

2007.05.20 両神山でハイキング

2007-05-21 08:13:24 | ハイキング
ツツジを見に両神山に行ってきました。




【日程】2007.05.20
【行程】下落合橋(07:45)->八丁峠->(10:10)両神山頂(10:30)->(12:50)八丁峠->沢うろうろ->(13:40)下落合橋

晴天予報でも予定無しが独り。で、自宅から手頃な両神山、鎖の豊富な八丁峠コースの往復です。7時半頃に下落合橋に到着すると既に満車で、少し登った空き地にクルマを押し込む。沢ヤさん含みで随分人が入っているみたい。八丁峠まではどうということのない道で、新緑は朝の光の方向が今ひとつ。


(ピークはこんな感じ、小刻みに登り下りする)

尾根に上がってからが両神のお楽しみなわけで、痩せた岩稜に春のツツジとか秋の紅葉とかなんだけど、このあたりのピンクのツツジはもう終わったみたいで落ちた花びらが目に付く。岩稜はというと...前回来たときに下山であたふたしたこの鎖場コース、元のレベルが低くても5ヶ月のジム通いの後にはガバの国!! さらに足の爪先を突けば無限のフリクションに涙が出てしまうよ。あるとこにはあるもんだねぇ、半分くらい近所の二子山とか小川山に持ってっちゃって下さい、お願いだから。
そんな楽しいアップダウンを繰り返して標高を上げると残っているツツジも増えてきて、賑やかな山頂に到着した。南アの稜線が雲で微妙だったけれど、近景の新緑の鮮やかさが素晴らしかった。
減量中のお気楽ハイクだからお昼は採らず、写真だけにしてにそのまま引き返す。鎖場はクライムダウンが出来ると嬉しい。両手で鎖を握って足で降りても楽しい。
登山口手前ではちょっとだけ沢に入ってみてぺったりしたナメを散策した。今年は沢を始めたい。




さて、今回は靴を新調して臨みました。ゲレンデのアプローチと沢の下山用にメレル(カメレオンIIストーム ゴアテックス XCR)。僕の足のサイズは26.5cmなんだけれど、25.5cmを購入。最後に買った靴、モカシムが緩くて、靴はキツめという意識が働いたらしい、用途が違うのにね。一日履いた結果、爪先は試着したときより当たるけれど、ソールの食いつきには満足だし靴底もしっかりしている。気になったのは爪先と踵に回り込んだソールが岩に不用意に引っかかること。夏靴に付いているアイゼンのコバみたいで踵は要らないなぁ。削るかなぁ。



2007.03.18 半月山

2007-03-25 17:00:55 | ハイキング


(阿世潟峠手前から社山)

【目的地】
半月山
【日程】
2007.03.18
【行程】
立木観音駐車場(08:50)->(09:50)(中禅寺湖道路の峠の登山口)->(11:35)半月山->(13:30)阿世潟峠(14:30)->中禅寺湖畔->(16:00)立木観音駐車場
【メンバー】
Gil(L), Chris


(登山道はこんな感じ)

前夜発で入った日光は冬の寒さに戻ったところだった。男体山に登るつもりで二荒山神社に向かい、クリスが拝観料というので僕が神社に聞きに行って...ええと聞いたことはキレイに忘れたから、はい。林道閉鎖で志津から入るのも諦めて中禅寺湖南岸の尾根に転進した。
冬季閉鎖の中禅寺湖道路で峠まで歩き、まずは狸山を目指す。登山道はところどころ雪で覆われノートレースだけれども、明確な尾根道なので迷わない。硬雪の上に昨晩降った粉雪が流れて、急ごしらえのふかふかの雪山を楽しませてくれる。
のほほんと歩いていたら、半月山の山頂手前、夏道らしいところを追って南面をトラバースして、そろそろ尾根にあがろうと止まったその時にChrisが滑ってしまい3mほどズルズルと落ちた。尾根通しで行くべきだったか。
半月山の山頂からは半月峠までトレースがあり、途中で二人とすれ違いもした。中禅寺湖道路が開通していれば30分程度で上がって来られる山頂付近には、立派な木のデッキの展望台がある。日光白根はガスの中。男体山は立派だけれども、湖岸の市街地が目に入るのでちょっと俗っぽい。それより皇海、袈裟丸をダラダラと縦走したい。


(皇海山はちょっとガスの先でした)

ここからの下りは凍結箇所が多いけれども土の箇所とまだらになっているのでアイゼンは履かず、そろりそろりと半月峠まで降りてきた。
阿世潟峠へ向かう軽い登り返しは樹林が疎らになり、1655mのピークを過ぎれば尾根も痩せてきて静かで良い雰囲気になってきた。目の前に現れた社山への尾根道は眺めが良さそうだ。
阿世潟峠着は13:30で、社山往復はなんとかこなせそうな時間だったけれど、Chrisが久しぶりの山歩きでここで体力終了。南面の風が避けられるところでゆっくりお茶にしてから中禅寺湖に降りる。北面はきれいに凍結していたのでアイゼンを付けて湖岸の遊歩道まで。
氷のオブジェを楽しんで駐車場に戻る。