picnic on a frozen river

山登りの記録

2008.10.18-19 小川山の紅葉

2008-10-30 12:47:43 | フリークライミング
10/18-19 は会の岩トレで小川山に酒飲みに岩登りに行ってきました。


(紅葉は最盛期、空は快晴)

前の週の金曜日に帰国便変更可能の凶悪航空券で海外に飛ばされたワタクシ。小川山をキャンセルしてしまったのだが、問題が早めに収束したので金曜日に帰って来た。んで、成田エクスプレスの車中から無理言って参加させていただいた次第。
さて、僕が入るまでは精鋭揃いのメンバーだったのが、これで一気にグレードダウン。クラックのマルチを所望されていたまるおさん、申し訳ないけれど、屋根岩III峰の「南稜神奈川」に落ち着いた。6人を3人x2組の組み分けは、まるおさん+黒板五郎さん+ゆかたけさん、tmbさん+ワタクシ+SS大先生。それぞれカムの扱いに慣れているまるおさん、tmbさんがリードすることに。僕は回収も無い二番手に収まる。


(南稜神奈川1ピッチ目)

1ピッチ目は易しいフェースで快適至極。2ピッチ目もまだまだ大丈夫。ただしスタンスをクラックの中に取り過ぎて窮屈になってしまった。
そして3ピッチ目。チムニーに突っ込んで行く tmb さん、チムニーの中は支点が全く取れず抜け切るまではランナウト。落ちたらビレイ点にぶつかってしまうので、ビレイしているだけでも気持ちが悪い。
んで、自分の番。とりあえずチムニーに体を突っ込んでと。上からの tmb さんのアドバイスでは左手はカンテが効くらしい。この立派なガバを掴んで足を壁の内側で突っ張って体を持ち上げると胸と右肘で旨い具合に止まってくれるようになった。足と手と体を交互に、数センチずつ持ち上げるとチョックストーンのガバまで辿り着き、立ち木を掴んで無事にチムニーから抜けることが出来た。
「やー、登って来れなかったらどうしようかと思っていたよー(tmbさん)」
先行P含め、皆様、どうもご心配をお掛けしました。3ピッチ目終了点はテラスになっており、紅葉を楽しむ余裕も。先行して4ピッチ目に行ったまるおPの情報によると、そのピッチは難しくないくせに支点がとり辛いとのこと。僕らはパスし、6人全員で懸垂2回で取り付きに戻った。


(4Pから帰ってきた先行組)

キャンプ場に戻る途中、登り足りない皆様はソラマメハングで遊び、テントに戻る頃には暗くなってしまった。
そして夜は人数も増えてBBQ+宴会は延々3時まで。

(10/19) 去年の秋の小川山二日目は二日酔いゲロゲロだったので、今年は酒は抑え気味。それでも金曜からの睡眠不足はいかんともし難く、テントから出るのが辛い。マラ岩に移動し、とりあえず僕は「川上小唄(5.8)」。岩が乾燥していてフリクションは良く効き、tmbさんの指導付きで再登。
tmb さんに誘われるがままに、TRを張って頂いた「愛情物語(5.8)」。フットジャムが恐ろしい程効く。効き過ぎて抜けなくなり、ロープを緩めて頂いて一手戻ることも。ノーテンで抜けて降りてくると左足の踝がおかしい。あれれ、捻ったかな。確かにグニグニと捻ってはいたんだけど痛める程とは思っていなかった。縦走でも関節炎になってしまう弱い踝はひと月近くも歩いていなくて筋肉が落ちたのかも。立ち込むどころではなく、こんだけ岩の状態が良いのにビレイヤーに徹して終了。


(愛情物語でイテテ)

紅葉は多分最盛期かな、易しいルートでまったりした二日間だった。しっかしなかなか登れるようにはならないねー。

癒しの浅間坂

2008-10-07 12:55:31 | Weblog
9月から仕事が忙しい、終わりが見えずに忙しい。あわよくば4連休を狙っていた 9/20-21 は直前まで予定が立てられずでユルユルと過ごしてきた。一挙まとめてどーぞ(今頃かよ)。

土曜日: 古賀志へ。昼過ぎに自宅を出て東大宮合流、古賀志に着いたのは16時を回っていた。僕はマラ岩の端っこ登って「溝ルート(5.8)」をOSしたらもう夕暮れ。電池切れかけのヘッ電下山が核心だった。正嗣の餃子でお腹を満たし、宇都宮IC近くで花火を車中見学し、那須の道の駅で大宴会。久しぶりに記憶が無くなるまで飲んでしまったよ。


(既に暗いんですけど)


日曜日: 朝は雨で予報も良くない。が、もっと良くないのは自分の二日酔い。苫土川・井戸沢遡行の計画はとりあえず入渓点に行ってみようということで林道ゲートから歩き出す。僕は最初からビニール傘で林道を歩く。最初は三斗小屋跡まででいいようなことを言っていたリーダーTTさん、雨嫌いのはずが入渓点まで来ると何故かモチが上がってきたようで、下降路に予定していた中ノ沢を登ることにした。


(沢登りというより沢歩き)

穏やかな流れとナメの繰り返しで滝らしい滝は無い。のんびりと水流を歩いて行くとインゼルの手前の空が開けた。峠沢を分け、赤岩沢との分岐は赤岩沢に進む。程なくして登山道が交差して遡行終了。登山道で三斗小屋温泉経由で入渓点まで戻った。紅葉はまだ先かなー。


(インゼルのあたりで明るくなった。)

さて下山後、幸乃湯に入ってからお肉が美味しいとのことで寿寿木食堂へ。スーパーマーケットに併設しているとのことだったけれど閉まっていて、新しく出来た支店の「寿楽」に移動する。開店20分前に並んで40分待ちでありついたサイコロステーキは肉の味が前面に出ていておいしゅうございました。ゆかたけさん奮発のとちぎ牛も一切れ頂き、こちらはさらに柔らかい。あー食べてばかりの二日だったよ。


(サイコロステーキ1,100円也♪)


月曜日: 会社であまり実りが無い一日。

火曜日: 前日の状況次第だと出勤も有り得るし早朝出発も怪しい。無理して有笠に行くよりは近場の沢ってことでTTさんの丹波川本流リベンジの計画に混ぜて貰うことに。拝島でOさんの車に拾っていただき、10:30に三条橋に到着。日曜日は那須に居た僕らは知らなかったのだけれども山梨は週末に土砂降りだったとのこと。その影響が残っているのか、橋の上から見る丹波川は前回より明らかに水量が多い。諦めて転進先の検討に入り、都民の森にある三頭沢を遡行することにする。入渓時刻は下山していてもおかしくない 12時半。堰堤を梯子で登ったりしてショボイなーとの評価を固めつつ、最初の滝に。右から取り付くと足が滑りやすく緊張する。ホールドは良いので足をガマンして手を伸ばしたら両足滑って釜にドボン! 胸まで浸かりましたよ。左に回ったTTさんの後を行くと岩が乾いており無事にクリア。チャレンジャーOさんは僕の落ちたルートを慎重にジリジリと進んで通過した。良く行くなー。


(ワタシはこの釜に落ちました)

(見事通過の例)

で、ちょっと淡々と進んでから直登出来そうに無い滝に遭遇した。確か左岸を捲くとかあったなと思い、僕がロープを預かって岩壁と薮の境目から上がって行く。踏み跡はなく、薮の切れ目もないので岩を頼りに上がって行き、詰まってから左にトラバースを開始。木の枝を頼りに進み、途中で沢まで5mくらいのところで降りるか捲きを続けるか悩んだが、ここで捲きを選択。泥に刻んだステップもあまり良くなく、途中でロープをフィックスした。ロープ回収時にOさん、TTさんに安定したところまで行って貰うと「あれ、橋だ」の声。
なんと大滝の直下まで捲いてしまいましたとさ。今日は大滝手前で打ち切りの予定だったので、ここで終了。沢歩き1割、泥壁9割。んー最初の予定は丹波川で水と格闘だったのにこの結果かいな。大勢のハイカーに紛れて駐車場まで戻った。

帰りは「民宿浅間坂」のお風呂でまったりとした時間を過ごす。おもてなしというコトバがぴったりくる、そんな素敵な場所。


まずは冷たい抹茶で迎えられる。


梅干がそろそろ仕上がるかな。


お風呂は貸切。


お蕎麦は素朴な太い田舎蕎麦。大皿のおかず(?)も美味しい。あぁ健康的~。


翌日から現実に引き戻され、月が替わっても修羅場は続いているよ。