picnic on a frozen river

山登りの記録

2009.06.20-21 燕岳で宴会

2009-06-24 12:57:10 | ハイキング
週末は燕岳往復。会の集会に見学に来られたMSさんをご招待しての歩荷宴会接待山行。



(6/20) GW以降は山中泊の荷物を背負っていないのでリハビリを兼ねて酒と水と食材をザックに積める。計算したら液体だけで12kg。そこそこに重たくなったザックを何時も通りの二日酔い状態で担いで歩く。MSさんと山を歩くのは初めてで様子が判らず、今回は先頭を自分のペースで歩いて貰った。新品のザックや靴で元気に歩を進める。あ、別に煽っていたわけじゃないよ。


(合戦小屋からちょい上の雪)

合戦小屋の近くで雪が登山道に現れるけれど、アイゼン無しでも特に問題なし。ガスが晴れれば次第に槍の穂先がちらちらと姿を現す。
燕山荘が見えたあたりで二日酔いからも回復したが、そしたらペースが落ちてきた。オレってなんなんだ? 稜線まで上がれば期待を裏切らない眺望で、北アルプス初のMSさんも満足されたことでしょう。
まだ雪に覆われたテン場には4張だけ。燕山荘でスコップを借りて整地し、テントを設営の後に燕岳を目指す。奇岩巡りをして直ぐに山頂到着。遠くに剱、後立山はガスの上から鹿島槍が少しだけ。


(はじけてます。引き気味なワタシ)

(でも若者に付き合うことも)

随分とのんびりと過ごしてテン場に戻る。いい時間なので蛙岩はパスして外宴会の準備をする。小屋前の空いているテーブルは中房側で眺望がないので、地べたにイロイロ広げて宴会開始。晩御飯の準備をしようかなというところでパラパラと雨粒が落ちてきた。調理を始めると撤収が面倒なのでツマミだけで暫く過ごし、周りの皆さんが小屋やテントに引き上げたあとにテントに入る。


(道具を広げて宴会中)


(6/21)夜半には強かった風雨も朝には大分弱まった。3時くらいから目が覚めていて、起床時刻の4時に一度起きたけど2度寝して、結局5時半に起床。この天気だと降りるだけ。昨晩の残りのカレーや、ゆかたけさんのツマミののこりで朝食を済ませ、雨の中撤収。持ち上げた酒は結局半分も飲まなかったので、3kgを積んで帰る。使わなかった水を捨てればザックは昨日より10kg以上は軽くなっている計算で、こんなに楽で良いんだっけと思ってしまう。
雨に打たれて一本取っても「休憩しても反省させられているみたいだね」ということで、休憩一回であっと言う間に中房温泉に。露天風呂は雨でも編笠装備で入れました。以前、改装直後のGWに来たときは洗い場で寒い思いをしたのだけれど、今回は良いお湯。湯船が熱すぎずにゆっくり出来る。

MSさん、帰りの車中で入会希望との気持ちを頂くことが出来ました。さて、どんな山ヤになるのでしょう。宴会系?



鶏肉のパンプキンカレー

  • 鶏もも肉:300g
  • カレー粉:大さじ1/2
  • カボチャ: 1/4個(400g)
  • サラダクラブ スイートコーン: 2パック(65gx2)
  • さやいんげん: 6~12本 (適当)
  • A 玉ねぎ・みじん切り:1個分
  • A にんにく・みじん切り:1片分
  • B ローリエ 1枚
  • 水: カップ1+1/2(カレー用)
  • 水: カップ1+1/2(無洗米炊飯用)
  • 水: 150ml(ナン用)
  • 味の素コンソメ:1個
  • 牛乳:カップ2
  • カレールウ・市販:80g
  • サラダ油:大さじ2+1/2
  • ハウス・ナンミックス 1パック(240g)
  • 無洗米:1合


準備
カボチャは種を取っておく。さやいんげんは出発直前、茹で汁を捨てられる下界で3cmの長さに切り塩茹でしておく。夏場は水(分量外)を凍らせて鶏肉や牛乳を冷蔵する。

作り方
  1. ナンは分量の水を加えて捏ね、8等分しておいて置く。米は適切な水に浸しておく。どちらも30分以上放置する。ナンと米はカレーを調理中に適当に調理する。ナンを延ばすにはシグボトルが便利。
  2. 鶏肉は2~3cm角に切り、カレー粉をふり、混ぜる。カボチャは2cm各程度に切る。
  3. コッヘル(大)に油大さじ1/2を熱し、(2)の鶏肉を入れて両面を焼きつける。油大さじ2を加え、Aをシンナリするまで炒める。
  4. コッヘルに(2)のカボチャ、コーン、Bを加えてサッと炒める。水・コンソメを加えて煮立ってきたら、弱火にし、蓋をして10分煮る。
  5. 牛乳を加えて煮立ってきたらカレールウを溶かし入れ、弱火で4~5分煮る。最後にさやいんげんを加えてひと煮する。

ナンは焼くのに時間が掛かるからと思ってご飯も炊いた。飯炊き修行中の身は実践あるのみ。このためコッヘル(大)とフライパンを占有し、更に炊飯用のアルミビリー缶(小)を動員。
今回、実際の調理はお二人にお任せで、自分はというと携帯にメイルで送ったレシピを読み上げつつナンを捏ねて焼いていただけ。
牛乳とカボチャでマイルドな口当たりになるので、辛口のカレールウよりは中辛~甘口が良いと思う(今回は中辛)。スープは緩めで固めのご飯に合う。レトルトには求めるべくもない無い歯ざわりが嬉しい。

小川山に続いてのナンは捏ねるときに手が汚れるので沢向きかな。ふっくらと焼き上がるのは楽しい美味しい。縦走だと手が洗えないから手に付かない方法ないかねぇ。

2009.06.13 つづら岩

2009-06-16 12:59:22 | 岩登り
GW以降、岩場にしか行っていないじゃんか - 相変わらず本数は登っていないけどね。
んで、土曜日は谷川の前の練習でグレ子さんとつづら岩。6時半に武蔵境発で駐車場着は8時過ぎ。1時間弱の歩きで岩場に到着すると誰もおらずラッキー。

右クラック 1P(III): Gil リード、2P(IV): グレ子さんリード
1Pは簡単。中間支点は、そろそろかなーって時にグニャグニャのハーケンだったりリングボルトだったりが現れ、あぁつづら岩を実感。

一般ルート 1P(III): グレ子さんリード、2P(IV): Gil リード、3P(IV): グレ子さんリード



1Pを直上するとIV+だけれど、右のバンドから取り付いてIII。2Pはちょっと上がってトラバース。トラバース部分で片方のロープでしかプロテクションを取らなかったら、フォローがあがってくる時に支点に掛けていないロープが岩の下に回りこんで引っかかりそうになった。




左ルート 1P(IV): Gil リード、2P(IV): グレ子さんリード
1Pは見るからにココを登れってくらい顕著にフレークが延びている。残置スリングの掛かった木が真上に見えるが、ルートは左だったと思いそちらの木まで進んでピッチを切る。ハーケンやボルトは無く、ビレイ支点は岩角に掛けたスリング + バックアップを木から取る。木から取るとATCガイドを低い位置で操作することになりビレイし難いための判断だが、岩角で作った支点で折り返してのボディビレイの方が良かったか。

ここまで順調。時間はまだ14時だし、バスの時刻は気にしなくて良いのでもう一本登ろうということに。

??(左ルートの右) 1P-2P(IV+,III): グレ子さんリード、3P(?): グレ子さんリード。
1Pはフォローでも低い位置のマッチから右足スメアで上のホールドを取りに行くところが微妙。右足の効きは良いけれど伸び上がった時にどっちの手を離していいか悩んで戻ったり...時間喰っても落ちても悪いのでA0してサッサと上がる。1P、2Pを纏めてリードして貰い、ビレイ点は立派なテラス。さて、ルート図にはピナクルに向かって一度右に上がるらしいのだが、グレ子さんリードも右はツルツルで無理っぽい。一度戻って左から木登りすることに。
後続が上がってきて、ビレイ点からさらにテラスを左にトラバースして、左ルートに合流して行った。
グレ子さんが見えなくなってからどうもロープの出が遅い。迷って戻っている風でもないので、これは相当難しいのではと心配になる。ビレイ解除のコールの後、「間違えちゃった、振られるかも~」とのコメント。フォローするも、最初に右に取ったランナーが回収できない。仕方ないので次の支点にぶら下がって回収。木登りして上がってみると一本のクラックが走ったすこし被り気味の岩にハーケン連打でなんか嫌な予感。ここもA0してしまい乗り越えて右の木まで上がると、終了点は大分左で、中間支点なし。あー振られるねー。
とりあえず取り付くも、こりゃダメだよ、登れない。よくこんだけランナウトしてリードしたなー。
終了点はしっかりしている筈だから振られるよりはロープマンで登り返してしまおうと思い、「インクノットでロープを固定して下さい」とお願いしたけれど旨く伝わらなかったみたい。ぶら下がった時に何でロープが出るかなと思ったら、どうやらビレイで張っただけのよう。しかもルベルソでボディービレイしていて、ビレイヤーがズルズルと引きずられてしまう(セルフは勿論取っている)。二人宙吊りは避けたいなーと思い、膝くらいにハーケンがあったのでセルフを取り、一瞬だけ頑張って岩にしがみ付いてロープを緩めた。「ビレイ解除しないでロープを固定して~」ぶら下がっているときにこちらの意図は伝えてあるので今度は大丈夫。OKの合図の後にまた宙吊りになり、Rope Man とプルージックでせっせと登り返し。
いやー、二人とも反省点多数。ルートミスの時に一度引き返すなりの対処、フォローでもしかり、あとハンマー、ハーケンは念のため持ってゆく。


(下部は多分ルートなんだけどねー)

車で来ていたので、帰る途中で「ちとせ屋」の豆腐を「ゲット」。グレ子さんにご馳走になってしまいました。




いやー、あんまりに充実して帰宅したらヘロヘロだったのと、やっぱフリーの力を上げとかないとってことで、翌日の単独の沢は止めてB-Pumpに行きましたとさ。

2009.06.06-07 小川山

2009-06-11 12:09:12 | 訓練山行
会の遭難対策訓練+新人歓迎会+岩トレで小川山に。




(6/6) 小雨が降ったり止んだりの中、テントを張ってフェニックスの大岩に向かう。最初は2班に分かれて、片方はガマスラブでフリーの計画だったけれど、濡れてダメっぽいので全員で遭対。濡れた岩に黒板五郎さん、K原さんがTRを張り最初は懸垂の途中固定と登り返しの練習。途中固定は実際に使っているのでもう迷わない。登り返しの速度も2年前よりは速くなった。登り返しの練習はやっぱり別のロープで確保して、万一外れても事故にならないようにして長い距離を登る練習をしたかったかな。


(途中固定してます)

低いほうの岩場でK原さんが1/3の引き上げの実演開始。引き上げは準備その他で忙しくて予習してこなかったのでちっとも身につかず。人のを見てるだけだとダメですね。Rope Man を持っていたのだから引き上げシステムのプルージックのところに使えば良かった。
岩場は乾かずリードで遊ぶ気にならないので、低い岩場に適当にTRを張って簡単なところを山靴で登ったりフラットソールで登ったりしたら5時になった。
宴会から参加組が合流でテント5張の大所帯で遅くまで飲んだくれる。あぁまた酔いつぶれ、5時過ぎに寒くて起きたら芝生の上に寝転がっているだけだった。テントに入るのも面倒なので車に入って二度寝。もしかしたら小川山でテントに入って寝たこと無いかもしれない。

(6/7) 出発前の予報に反して朝から天気が良いじゃないか。しかも二日酔いも大したこと無いぞ。リバーサイドに移動してみると取り付きはどれも湿っぽい。それでもブラックシープ(5.9+/5.10a)に五郎さんがTRを張って皆でトライ。離陸が出来ません。左から登るルートはコケ+濡れで話にならないし、直上は右足上げの時の手が微妙すぎ。んで、みんな反則技のお尻持ち上げでスタート。TRだし、上がってしまえば後は快適。
さて、2年振りにアウトオブバランス(5.9)に取り付く。下部が濡れているとのことで、またみんなでTRで。スムーズにノーテンで登れた。クリップポイントも確か悪くなかった筈だし行けるかも。暫くはビレイヤーに徹し、あらためてアウトオブバランスのRP狙い。んが、TRだと悩まないところで悩んでしまい、試行錯誤の末に落ちた。結構自信があったからこれは悔しい。やる気なしだったけれど、撤収寸前にもう一便出して、核心までは悩まずに行けて握力温存出来も、5ピン目掛けてのレイバック→右足穴ポコまでのところで左足が外れるのはさっきと同じ。露骨に足置き悪いです。あぁ次に来るのは何時になるのかなぁ。


(んー残念。デジカメも壊れてしまいました。)

2009.05.23 聖人岩

2009-06-02 12:30:25 | フリークライミング
仕事がどうにも忙しく、4月に入ってインドアに行った回数は3回でリードは1回だけって有様。だからGW以降の週末はなるべく岩に触るようにしている。
腕の筋肉はガタ落ちだけれども、越沢の感触が良かったので被ってなければなんとかなるかなと思ってみたりする。

痒い霜焼け(5.7)でアップ。痛い魚の目(5.10a)はMOSだけど、多分限定があるのではと思う。さてさておっとりマミちゃん(5.9)だ。
一便目、核心までスムーズに行けたが、長考してテンション。
二便目、核心越えてガバを掴んだ。さっきはそこからはスムーズに行ったはずが、いらん悩み方をしてテンション。これは悔しかった。

ヌンチャクの持ち主が回収されるとのことで、わざわざ僕のに掛け替えて下さった。

三便目、ちゃんと考えてと思ったら、やっぱり考えすぎでダメ。でも核心越えの後はハングドッグで確認、手順は解決。

この日は僕を含めて3人がマミチャントライ。皆、RPならず。
このルート、結構好きかも。忘れないうちにまた来よう。次は風の子カンテも触るようにしよう。

PS. 5/31は雨予報の中、一人で見るだけ行ってきた。うん、ダメでしたね。



(ヌンチャクの持ち主の方。自分とは足の位置が違うのね。)


自分メモ:
下のフレークでマッチしたら左手上げで水平のガバポケット。
右足を外側に置く前に左足を少し上げておく。
右手ガバ(写真の右手)が取れたらマッチして右足を中に入れてから左足を外のポッチに上げる。