まるおさん講師で日和田で、アイスな人たちに混じってアイゼントレしてきました。
電車組のKさんと僕が8時に到着すると、女岩に一組いるだけでガラガラ。早速Kさんが冬靴で男岩南壁をリードし、僕が同じく冬靴+素手でTR。
終了点を直していたらまるおさんが松ノ木ハングの右から登って来た。こちらは最初からアイゼンでリード。
次第に岩場は混んで来る。季節柄、男岩ではクライミングシューズは半分くらいかな。あとは冬靴だったりアイゼンだったり。
南壁の易しいルートを冬靴+素手で、TRでもかなーり左右にずれてズルして登った後、アイゼン装着。最初に登ったところを素手+アイゼンで。
今回はドライツーリング入門ということで、もうその次にはダブルアックス。ロープ着けずに下部で練習するも、こっ怖い!! ピックがガッチリ決まっているようで、突然外れるときがある。
でもなんか面白くて、先頭切ってさっき登ったルートの左をTRで取り付いて見ることに。手を決め足を決め、体を上げる。ピックの角度が変わると簡単に外れるので、手は引き付けるカタチ。で、折角決まったピックを外すときが怖い。次に良い場所が無いかも知れず、コツコツと探っている間も反対の手が外れる恐怖との戦いになる。手探りで引っ掛けたピックを体を持ち上げて上から見れば、5mm四方も無いような頼りない岩角に乗っているだけだったりして「...見なきゃ良かった」。
このルート、他の人が登っているところを見ていなかったのだけれど、直登しようとしたらスラブ気味になってホールドが見つからなくなってしまった。そしてアイゼンから火花散らして落ちた。下から「そこは難しいから左じゃない?」と言われたときには既に握力お終いで一度降ろしてもらう。傾斜がないとアックスを真下に引けず、逆に難しいぞ。
ここを皆さん一通り登り、僕はひたすらそれをガン見。迷っていると消耗するので、兎に角良いホールドのあるところを暗記しよう。
で、もう一回トライして、さっき詰まったところはまるおさんのレイバック気味のを真似たら横方向にもピックは効いて越えられた。中間部は淡々とこなし、最後の凹角は手で登るのとは全く違うムーヴになった。リーチが長いから届く範囲が全然違う。ここで片手が外れたが、反対の手はリーシュで止まってくれる。
今登ったルートの隣、カンテの右にもっと難しいルートがある。さっきそこを登ったまるおさんがホールドに印をつけて、皆でトライすることに。「ここは甘いから二手飛ばしで」なんて如何にも難しそう。Kさんは度胸でクリア、あんまり乗り気でなかった僕も Quark を借りて取り付いてみることに。ホールドがチョークでマーキングされていて迷わないのだけれど、ちょっと遠かったりで難しい。で、核心と思しき左手二つ飛ばしは - 怖くてダメダメ。先に右手を上げるとまるおさんからダメ判定の箇所が良さそう。「そこ、急に外れることがあるから」と言われても、とりあえずここに頼るしか打開策は無いように思えた。右手首がなるべく動かないようにして左手を良いところとしてマーキングされているとこまで上げ、右手を移し(ここが怖い!!)、あー掛かった掛かった。ここで体が上がればっと足を探るも、あー無いよ無いよ! 握力終わって諦め。
おー、なんだこの緊張感は、癖になるなー。ってことで、いつもは控えめな僕も、優しいルートの回収を引き受けたのでした。もちろんダブルアックスで。
高麗駅近くの手打ちうどん「はら」でカモロースのうどんを頂く。コシのしっかりした麺は噛むと小麦の香りが口に広がる。今年の阿弥陀南稜のメニューは鴨鍋に決定。