picnic on a frozen river

山登りの記録

2013.11.02-03 白馬鑓温泉

2013-11-08 18:49:49 | ハイキング
中日の天気予報が芳しくない文化の日連休は温泉に行って来た。


(山肌には新雪、そして立ち上る湯気)

猿倉から往路3時間、帰路2時間といったところ。一昨年の10月最終週に行ったときは宴会パーティーで賑わっていたけれど、今回は夕方は我々のみ。遅くになって2パーティーが到着。





ダラーっと宴会して、翌日は昼には下山して、折角だからと明星の壁を見学してから韮崎に移動したとさ。

2011.11.26 丹沢主脈縦走

2011-12-01 20:03:54 | ハイキング
土曜日日帰りで歩いてきました。

(11/26) 焼山登山口(07:20)-(11:06)蛭ヶ岳-(13:18)塔ヶ岳-(15:41)大倉

この日は夕方から都心で飲み会が設定されていた。となると電車で出かけるのが安全。近場フリーとも迷ったけれど、暫く歩いていないので長めのコースを歩いてくることに。最初は歩荷しようかと思っていたんだけど、実は自信が無かったのでフツーの日帰りハイキング装備で。

5時前の始発に乗って、電車4本、バス2本で焼山登山口着は7:20。大倉までのCTは10:35、飲み会に間に合うためのバスは16:18。CTの7掛けで行ければ余裕か。
バスを一緒に降りた人に釣られて来た道をちょっと戻ったりして、で、地図を見返してバスの行った方向に少し歩いて登山口の標識を発見。車道を暫く進んで樹林帯の中の登山道に入る。日当りはあまり無いけれど風が無くて暑いので、30分ほど歩いてから半袖になる。
焼山からの登山道は幅広、フラットで、如何にも走れといっているよう。2時間で黍殻避難小屋を通過。


(焼山に向かう途中の紅葉)


(道が走れと行っている~)

蛭ヶ岳への登りで風が出てきて、樹林に保護されていないところだとちょっと寒い - っつうか擦れ違う人たちはダウンを着ているし。
フリースを羽織って階段登って山頂に到着。
ここから徐々に人と擦れ違うようになり、南面の日当たりで融けた霜柱でヌルヌルの登山道と相俟ってちょっとペースダウン。


(稜線ではガスが消えない)

冬枯れた尾根を丹沢山を越えて塔ノ岳に到着すると、これがすんごい人混みだった。100人は軽く越えていたと思う。山頂からの下りで大渋滞に嵌り、抜けるところで階段を走ったらこれが行けなかったか、両膝に痛みが走るようになってしまった。こんなときのために普段は持ってくるストックは、今日は飲み会に備えて(店に入りやすいように)装備せず。
最後は曲がらなくなった左足を庇いつつバス停に下山。風呂に入る時間もなく、そのまま渋谷でどぜう鍋宴会。


(塔ノ岳からの下りはこの通り)


いやー、歩いていないツケを払わされた。年末までちょっと歩きにシフトしたいけど、雪が無いと全くモチが上がらんのが困ったもの。


(大倉尾根の下り - 壊れた膝が癒され~ない...)

2011.10.29-30 白馬鑓温泉

2011-11-01 03:03:01 | ハイキング
先週から急に、家庭の事情で直前まで予定を決められず、また怪我とか下山遅延が許されない状況になってしまいました。それでも月曜日は有効期限切れ直前の休日出勤の代休を入れて3連休。のんびりと温泉に行ってきました。

(10/29)猿倉(9:21)-(10:55)小日向のコル-(12:40)白馬鑓温泉
(10/30)白馬鑓温泉(9:57)-(12:51)猿倉

金曜日の23時に自宅を出て、中央道の事故渋滞で20分のロスがありつつも道の駅松川には3時前に到着。7時過ぎまで車中にて仮眠。土曜日は猿倉を9:21に歩き始める。もう紅葉はすっかり終わっていて、落葉樹の林は枝ばかり。
小日向のコルに無雪期に来るのは初めて。石がゴロゴロしているけれど歩き易い印象。


(稜線には薄く雪が)



小日向のコルからの夏道はまず降って行く。降りきってトラバースに入ってしばらくしてから平らな開けた場所に沢が流れており、ここで休憩と給水。そこから更にトラバースと沢を2回渡って、見上げればそこには温泉から湧き上がる蒸気。


(橋が落ちていた沢の徒渉 - マーキングもあり特に問題なし)


(湧き上がる蒸気!)


(温泉直下のお湯の流れ)

最後の登りをこなして白馬鑓温泉に到着。
既にテントは3張。温泉の真上の通路みたいなところに自分のVL-22を設営し、早速入湯。湯船の脇でシシャモを焼きつつ日本酒 - 極楽じゃー。


(テントから湯船を見下ろす)


(今回の軍資金 - 足りなかったか)


(シシャモと景虎)

日帰りの人も含めて20人くらいで賑やかに湯船に浸かった後は、新潟から来ていたパーティーの宴会にお邪魔することに。テントを設営しているときに、ここの一人の方に「絶対にどこかで見たー」と言われたんだけど、2年前に栂海山荘でやっぱり宴会に混ぜてもらったことを思い出した。天然ナメコをご馳走になったり、(忘れた)生卵を石川から来た人に恵んで頂いてチジミを焼いたり、暗くなるまで飲んでました。んで、また風呂入って飲んで。


(新潟組+石川組+東京から単独x2)


明けて日曜日。白馬岳ピストンしてからもう一泊の予定だったけど、昨晩に飲みすぎて酒の残りが少ない。ビール4本だと寂しいかな。そして天気予報が宜しくない。このまま帰っちゃおうかなぁと思っている時にもパラパラと空から落ちてきた。高曇りだった空もだんだんとガスが広がって来たので下山決定。朝風呂に入ってビール。テント撤収してからもうひと風呂浴びてビール。小雨が降る中、雨具を来て猿倉に戻った。




常連さんの話だと前の週は30人以上も居たそう。やっぱり皆さん、小屋閉めを狙って来るみたい。歩荷トレとしては温泉までだけだと行動量が少ないけれど、宴会と割り切って来る分には楽しいね。


2011.08.04 Chamonix 18日目 - Buet

2011-08-11 18:36:33 | ハイキング
(08/04) Le Buet駅(08:10)-(09:52)la Pierre à Bérard小屋-(12:55)Buet山頂(13:12)-la Pierre à Bérard小屋(15:06)-(16:23)Le Buet駅

一日だけの晴れ予報、小屋に上がっての雪山は止め、日帰りで行けるハイキングに行ってきました。

電車でLe Buet駅にて下車。車道を渡ると直ぐに登山口が見つかった。沢沿いの道をPierre à Bérard小屋の道標を追って歩く。


(小屋まで2h、山頂まで6hのCT)



樹林帯の緩いコンスタントな登りを暫く行くと次第に視界が開けてきて、顕著なモレーン地形の、広い谷の側面に付けられた道になる。右下には沢というか川が流れていてなんとものどかな風景。遠くに見えていた小屋も次第に近付いて来て、10時前には到着。CTよりちょっと早かったので、どうやら山頂まで行けそうだなと安心する。テーブルでしばし休憩。


(例によって登山道は沢を横切る - ビール持ってきてデポすりゃ良かった...)


(la Pierre à Bérard小屋)


先行Pを見送って、Col de Salentonの道標に従って進む。ここまでと打って変わって岩場になるが、これが沢なんだか道なんだか、一部判然としない箇所が出てくる。概ねケルンを追って行けば良いのだけれど、どうとでも歩けるところがあったりして、立ち止まって目印を探すことが多くなる。
ハイキングのガイドブックには目印がはっきりしないところがあるから視界の悪いときには避けたほうが良いとあったのは、なるほどそうかもしれない。
コルが近付くに連れて鋭利な石のガレが多くなり、トラバースに移ると砂利道になった。これでは目印の付けようがないけれど、斜面に付いた踏み跡を進む。ガスが出て来たけれど、戻る分にはまだ問題はなさそう。




(帰路にて撮影 - ピークは見えていたけど地味すぎて気付かず)


(Col de Salentonはスルー。右手のトラバースに入る。)


(崩れたりすることはない、けど途中で休憩はしたくない。)

このあたりで下山してきた人とすれ違うようになる。水平だった道は、進路が右に曲がるところからまた登り調子になり、そして富士山の登山道のような、ガレ場をジグザグに高度を稼ぐようになる。脚を動かしていれば確実に進んでいるのは分かるのだけれど、la Mortineの稜線ははなかなかに遠かった。
何かの施設(後で知ったのは、Buetには緊急無線の中継基地があるとのことで、これはそれらしい)に到着すると、そこからは雪の残った尾根上をなだらかに歩いてBuetの山頂に到着。


(富士山ちっく)


(やっと稜線に)


(立派な道標 - これがないと山頂だと思わないかも)

山頂はガスに巻かれていたけれど、ごくたまに晴れると谷の対岸にAigulles du Rougesが覗く。3,000mあたりで雲が停滞しているらしく、まぁ今日は雪山に上がらなくて正解だなと思った。
下山は同ルートを取る。富士山同様、ジグザグのところは直ぐに下ってしまった。Col de Salentonの下の岩場の箇所でルートを見失ったかなとか思って、でもなんとなくケルンに復帰したりして、そして小屋の上はやっぱり行きとは別ルートになったり。


(「風の谷」とか、そんなイメージ)

さて、小屋に着いたのは15:06。確かLe Buet駅を出る電車は毎時30分頃。標高差と傾斜の緩さからギリギリかと思ったのでペースを上げることにする。往路とは別に、川に下る道を選んだけれど、さして歩き易いわけではなかった。ちなみに増水時には注意するような看板を見かけた。最後は殆ど走るようにして駅に到着。ガイドブックは往路6時間、復路3時間。往路で稼いで、復路は少しオーバー。

標高差1,600mの日帰りコースはアップダウンが無いのでそれほどきついルートではない。でも自分の足で8時間掛かるコースが大賑わいで、しかも気楽な格好だったりで、おお、歩く人、多いんだねとちょっと驚いた。風景は良いし、コース上の変化はあるし、そして(電車はタダなので)交通費が一切掛からないしで、足慣らしには良いところだと思う。

Buetが実は目立つ山だというのは、後日Albert小屋に上がったときに気が付いた。小屋から戻る道で、雪の無い地味な稜線上で一番高く、左側に肩のあるなだらか山がずっと目に入っていて、地形図上に照らすとBuetだと分かった。一度登った山って、何故か分かるようになるんだよね。

2011.07.25 Chamonix 8日目 - Albert小屋までハイキング

2011-07-29 00:43:32 | ハイキング
今年のChamonixは例年に無い天気の悪さだそうで、雪崩の危険のあるルートはまだ取り付けません。連日通っているMaison de la Montagneでは新雪が積もると落ち着くまで2日掛かると言われ、この日の一日だけ好天の予報もMont Blanc三山縦走には十分じゃない。でも街に居ても勿体無いので適当に歩きに行くことに。
テン場でK田さんから伺ったAig' du Tour周辺のバリエーションルートはAlbert小屋をベースとするものだったのと、前日に購入したハイキングのガイドブックに1日コースででこの小屋に行く周回コースがあったので、偵察がてら行ってみることに。今度はちゃんとコースタイムを調べてね。




【行程】Charamillon(09:30)-(11:35)Albert小屋-(2,950mあたりまでで遊ぶ)-Albert小屋(14:00)-(16:02)Le Tour

日帰り装備にアックスやメットは持たず、アイゼンだけザックに入れて出発。テン場から10分もかからないChamonix Sudの駅を07:25発のバスには、始発なのに10分遅れて乗ることが出来た。終点のLe Tourには8時前に着。ゴンドラの片道券11.50ユーロを購入し、8:30の運行開始を待つ。


(運行前に一台ずつ入念にチェック)

Charamillonには9時前に到着するも、またまたルーファイで手間取る。1/25,000地形図と売店の位置が違うのと、標識は地形図とは異なりCol de Balmeに向かうリフト下の道を示していた。標識を追って行っても一向に右に分かれて行く気配が無いので、一度戻って地形図のルートに近いと思われるあたりを突っ切って、頭上に見える登山道に乗る。前回のCouvercle小屋からの道迷いといい、なんかもう地形図に書かれたルートなんてどうでも良いよって気になる。後に分かったが、標識通りにリフト下を進んでも、後に分岐があってAlbert小屋へのルートに合流出来るらしい。


(地形図の赤線とは異なるルートの道標)


(草の上を分け入って地形図のルートに乗った)

登山道に乗ってしまえば、今回のコースはずっと明瞭。尾根に上がったり、沢を横切ったり、そして右手にTour氷河が現れたりで、イベントが多くて楽しい。


(ホノボノとした登山道)


(Tour氷河の向こうにはAig. du Tour)


(トラバースなので沢の横断が多い)

2時間ちょっとの歩きでAlbert小屋に到着。小屋下で雪が現れ、ここから上は完全に雪道。Aig du Tourに行くルートを探していたら、氷河の上をアンザイレンしているグループが見えた。随分と面倒なルート取りしているなと思ったら、どうもこれは氷河歩行の訓練のようで、自分が小屋に戻ってくるまでこの辺りを歩いていた。


(小屋の直下、氷河を見下ろす高さに)


(訓練中)


(小屋上のビバーク組。3張+立派なテント跡が幾つも。)

時間があるのでAig du Tourの取り付きの偵察に行くことにする。ガスっていて稜線は不明瞭だけれど、氷河上にはコンテで進むパーティーが幾つか見られた。小屋の上からトレースとケルンを追って20分位も進むと、彼らの歩いたトレースに乗ることが出来た。一度、それより下からアプローチしてみたけれど、コンタクトラインのシュルントが深くて危なっかしかった。ヘルメットもピッケルも無いので無理しない範囲でトレースを追うことにする。傾斜は緩くてアイゼンは要らない。Signal Reillyと思われる辺りまで登って、続く目標物をどうして良いか分からなかったのとガスが濃くなってきたので、裏手のチビピークを登って帰ることにする。標高2,950m。


(この日の取り付き)


(Signal Reillyの小さい岩を登って見下ろす)

小屋に戻ると軽装のハイカーで大賑わいだった。下山はゴンドラを使う手もあるけれど、今回はTour氷河右岸の尾根筋に歩いて下ることに。ちなみにゴンドラの往復券との差額は2ユーロ。混雑しない分、尾根コースの方が早いと思う。途中に点線ルートがあるのでどうかなと思ったけれど、地形も踏み跡もしっかりしていた。若者二人が先行していたののもあって安心して行ったら、追いついた時に「この道どこに行くの?」と聞かれてしまったのはご愛嬌。尾根から外れて右手の沢を渡るところが対岸が草に覆われて分かり辛く、またそこから先が露岩の急な下りだったくらいで、概ね快適だった。それれも楽なのはCharamillonのゴンドラ駅往復でしょうね。






1時間に一本のバスは40分先だったので、Montrocの鉄道の駅まで歩いてChamonixに戻った。

氷河を見に行くんだったら、MontenversからのMer de Glaceよりこっちのコースの方がよっぽどお勧め。ハイキングコースから間近に見られるし、ガレ場や梯子を使わなくても降りられる。ドリューとかジョラスとかの眺めは無いけれど、氷河自体の白さやクレバスの鮮やかさは勝れていると思う。次は小屋泊で山頂を踏みに来よう。