picnic on a frozen river

山登りの記録

2009.04.18-19 谷川馬蹄形

2009-04-22 12:32:19 | 雪山
一人で谷川の馬蹄形に行って来ました。仕事が忙しくて休日出勤の恐れがあるので他の人を誘って土日は無理。絶好の天気予報を受けて、半ばキレ気味に計画を立てた。兎に角、GWまでに担いで歩いておかないと。


(茂倉岳への登りから、白毛門-清水峠の初日行程)

【行程】
4/18 土合駅(08:43)->(11:15)松ノ木沢ノ頭->(12:27)白毛門(13:49)->(15:27)朝日岳->(17:22)清水峠 無風快晴
4/19 清水峠(06:47)->(08:27)蓬峠->(11:30)茂倉岳->(13:25)トマの耳(13:56)->(15:00)天神平RW駅 無風のち微風快晴

(4/18)終電で帰宅後に準備を始め、一睡も出来ずに始発で出発する。スキー客の減った車内で小刻みな睡眠を取りつつ土合駅に到着。歩荷トレで総重量は25kg(内酒5kg)を越えるザックを背負って歩行開始。土合橋の駐車場には沢山の車があり、登山道には既に幾つもの足跡が付いていた。
なにしろ暑く、また昨晩から水分補給を忘れていたため、1Lの水は直ぐに半分になってしまった。でも生食保冷用に持ってきた1Lの氷が頼もしい。


(白毛門への最後の登り。結構快適)

白毛門山頂直下、立った泥壁に潰れた笹薮が被さっているところがあり、昨年はツルツルでいやな思いをした。今年は雪が少なく乾いており難なく通過。


(白毛門から - 谷川の岩壁も雪少なめ)

白毛門山頂でゆっくりと休憩し、決して楽ではないと記憶しているこれからの行程に備える。北側の細い稜線に雪はあまり残っておらず、むしろ南向きの広い斜面が雪で埋もれている感じ。午後の陽気で雪は緩くなってきたが踏み抜いても膝下くらい。白毛門までですれ違った人の話だと単独と3人の2パーティーが朝日岳に向かったとのことで、そのトレースを追って行く。
笠ヶ岳から小烏帽子へは夏道を外しての薮漕ぎ混じりでかなり堪え、大烏帽子を越えた40分程で一本取ってしまう。水の残りは少なく、解凍の進まない氷をザックのサイドポケットに移動、ガンバレ。朝日岳に着いた時にはヘロッヘロ。もう陽は陰ってきたがとても直ぐに出発する気にはなれず、この天気ならヘッ電残業でもいいやと思い始めた。


(朝日岳の先のJP、巻機への標識と、奥には巻機山)

重い腰を上げて清水峠に向かう。去年は北進したJPから先行トレースは二手に分かれている。少し進むと大烏帽子山手前に緑のエスパースが見え、これは巻機に抜ける3人組か。馬蹄形に進んだのはワカンの単独者らしい。ここから先は夏道の記憶しかないのだけれど、確か痩せた尾根だったはず。抉れた登山道に被さった雪はワカンの方が踏み抜きが少ないようだけれど、痩せた部分を考えて壷足のまま、先行トレースをバスバスと潰して行く。概ね尾根の北側を歩くが稜線に近いと踏み抜き地獄と薮、外れると急斜面にシュルント。それでも下り始めて30分もすれば穏やかな雪の斜面になってくれた。東電小屋の三角屋根がもう近い。


(画面の中央辺りに東電小屋と避難小屋 - あぁ、あそこで飲みたい)

避難小屋には17:18着。扉には紐が掛かっており先客は居ない模様。朝日岳までは上がってきたらしい後続は降りてきそうになく、ならばということで小屋泊決定。早速ビールを冷やして宴会の準備に掛かる。昼の陽光のぬくもりが残る小屋でツマミを作って飲んでいると、睡眠不足で晩御飯までたどり着かずに沈没してしまった。

(4/19) 目覚ましを掛け損ねて5時に起床も、久しぶりに8時間の睡眠が取れて嬉しい。簡単な朝食を済ませ、バカさ加減にあきれつつ2.5kgの酒をパッキングする。
昨日の暑さを考えて水は2L持ち(結果は1.3L程使用)、残りを飲み貯めして出発。蓬峠までは穏やかな笹尾根の中の夏道が続き、まだ堅い身体に優しい。


(蓬峠。ココ、好きです。癒されます。)

しかしずっと楽をさせてはもらえない。茂倉岳への登りは見るからに「あれ降りてあれ登るのぉ~」というもので、取り付く前に気後れしてしまう。ガツンと1,594mまで降りて1,978mまで登らされる。登り始めは夏道の急登、しばらくして夏道が掘れてしまっているところは踏み抜きが酷くてトレースできずに薮漕ぎを強いられる。小ピークを右にトラバースし、広い雪面を登ると茂倉岳。歩いてきたルートと残りのルートが一望出来る場所。
ちょうど昨日からの先行者に追いついたので、トレースのお礼にビールを受け取っていただく。ここからは12月の雪訓で歩いたルート。一ノ倉岳までは足休め。そこから急な下りと岩場混じりの登りでオキの耳を目指す。スキーヤーやボーダーが多く踏み跡は一気に増えたが、股まで潜った踏み抜き跡が厭らしい。安易に薮に突っ込むので踏跡が信用できない。それでももうこのあたりまで来れば下山は堅い。トマの耳でプシュっと500gの軽量化を行い。天神平までシリセード混じりで下った。


(右の一ノ倉岳から、ちょっと急に下って谷川の双耳峰)

(軽くなれー)


15:30の電車はタッチの差で逃したようで、16:00のバスで水上へ。「きむら」でレバニラ定食 - 旨い。いつも運転手なので飲めないけれど、今日は大瓶を付けられてシアワセ。



(えっと、単独です。一泊です。でも歩荷です。)



2009.04.04-05 雪上訓練・タカマタギ

2009-04-13 12:50:38 | 訓練山行
春の雪訓、今年はタカマタギで雪洞掘り、そして3度目の正直で山頂は踏めるか。

(4/4) 土樽駅(07:41)->(08:15)取り付き->(11:20)1,100m付近で雪洞掘削(14時過ぎ)->ロープワーク講習(16:30)
(4/5) 幕営地(09:40)->(11:07)タカマタギ山頂->(12:00)幕営地(13時頃)->(14時過ぎ)毛渡橋

(4/3) 早速高速代1,000円の恩恵に与る。0時10分くらいに湯沢ICに着いたらさすがに出口は渋滞していた。土樽の駅は先着の方が既にお休みだったので、迷うことなくバカテンを広げて宴会。これに9人で寝るのはキツイだろうってことで、僕は外で寝てみた。まぁ駅舎で寝ても良かったけれどね。
(4/4) 駅舎に泊まった数パーティーは既に出発した模様。車を土樽駅に残して歩行開始。今回、試しに共同装備を均等に分けてみたらザックが滅茶苦茶軽いぞ。殆ど下山時じゃねーのって感じ。酒は抑えていたり(3.3L♪)、9人でテントは7~8人用のみってのが効いたか。
毛渡橋からの林道は平標への分岐まで除雪されていた。3度目ともなると迷うことなく積雪の林道を進み、取り付きの赤テープも難なく発見。下部の斜面はところどころ雪が落ち、土壁にステップを切りながらの木登りになった。稜線に出ても雪少なめ、かつ先行トレースバッチリなのでど楽勝。「ペースを作れないヤツ」とのことで先頭から解任された僕はトレース外してラッセルしても壷足で膝くらい。果たして雪洞は掘れるのか? 1,040mのJPでプローブで積雪を計ると、JP直下の吹き溜まりで2mしかない。過去の記録では1,100mから1,200mあたりの尾根の東面に作っていたようなので、雪庇の出来と斜度の具合を見て1,100m付近でプローブを刺すと3m以上はありそう。雪庇下に回りこんで2箇所から掘削開始。いやーこういう単純肉体労働は結構好きです。穴が大きくなるにつれて4本のスコップがフル稼働。スノーソーも使って3時間近く掛けて作った雪洞は5人は快適に寝られそうだった。


(高さもあって快適な雪洞が掘れました)

その後は反対側の斜面でスタンディングアックスビレイの練習。斜度がいまひとつ足りなくなかなか飛ばされることは無かったが、6回程ビレイさせて頂いて、最初は手袋で握ってしまっていたのが徐々に改善し、流せるようになった。ただし本番で止められる自信にはまだまだ程遠い。その後、デッドマンでランナーを取ってのSABを数名で試した。時間が押してきたので二組に別れ、それぞれビーコン捜索と土嚢袋による懸垂下降支点のテストを行い講習終了。土嚢袋の支点は、3人で体重を掛けても崩れることは無かった。
さて、折角立派な雪洞が出来ていたのだけれど、「寒い」との意見でバカテンで宴会。通りがかりのA原さんを交え、あいかわらずツマミと酒は大量。野菜がたっぷり目で嬉しい。今回の晩御飯は食当ワタシで、準備の時間なしで食材を暗記しているトマト鍋。タラの代わりに冷凍エビにしてみたけれど、タラのほうが出汁が良いようだ。また、冷凍のシーフードは炒めるときに水気を飛ばすのが課題かなと。
沈没者多数、0:30にお開きの後、僕は雪洞で寝る組に入った。酔いもあり3シーズンシュラフで快眠。

(4/5) 朝から霙、無線交信によると下は雨のよう。全員モチ下がりでテント内で停滞し、日帰り組4と合流してからタカマタギを目指す。天気は回復傾向にあるようだ。トレースはばっちりで、2月に単独ラッセル敗退したときの苦労はウソのよう。あっさりとタカマタギの山頂に到着。さて僕は下りが大の苦手。棒立山までの下りで皆に遅れる遅れる。ここだけ独りで練習しておけば良かったか。テン場からの下りはY科さんがスコップで付けて下さったシリセードトレースを使わせて頂いて楽々下山。心配した取り付きの土壁は、手前で刈払いの跡を追っていけば難なく沢の底に下りることが出来た。

帰りはまんてん星の湯に寄って合宿のルートの打ち合わせでモチベーションアップ。歩荷アイゼントレしとくか。

2009.03.20-22 大朝日岳

2009-04-08 12:45:50 | 雪山
春分の日連休は春の雪山満喫していました。




【日程】 2009/3/20-2009/3/22
【行程】
(3/19) 東所沢(22:15)->(3時過ぎ)月山SA
(3/20) 根子(10:17)->(15:10)日暮沢小屋
(3/21) 日暮沢小屋(06:02)->(12:38)竜門山->(14:16)西朝日岳->(16:04)朝日小屋->大朝日岳往復
(3/22) 朝日小屋(07:28)->(09:36)ハナヌキ峰への分岐->(11:14)小寺鉱泉->(12:16)マス孵化場->(14:00)根子

【メンバー】L.MKさん、ゆかたけさん、Gil

(3/19)東所沢を22:15頃に出発し、月山SAの屋根の下にテントを張って仮眠。さすがに遠い。
(3/20)根子の林道手前、MistGardenへの入り口が除雪されていたので、ご主人にお断りして駐車させて頂いた。除雪終了点からは1m程の積雪の上をワカンで歩き始める。標高の上がらない広い道の積雪は昨晩の雨で緩んだのか、ところどころで潜る。膝下を越えることはないが、いかんせん距離が長く、現在地が良く分からず先が読めないこともあって気分的に辛い。


(長い、ひたすらに長い)

15分交代で一回りしたら休憩を繰り返し、2時間半ほどで日暮沢小屋が見えた。んがしかし手前の沢に橋は見当たらない。渡渉できそうな場所を探すも、この水量では水に漬からないわけには行かない。石伝いに行ってドボンするよりも、川幅はあるがコンクリで川底を固められた浅瀬を渡ることにする。渡渉の方法は三者三様:
  • K村さんは登山靴の上から大きいビニール袋 - 浸水なしで快適
  • ゆかたけさんは素足に象足 - それほど冷たくはなかったらしい。
  • 僕は根性で裸足 - 言葉にならない冷たさは湯俣の練習としておこう



(渡り終えた二人 - あまり冷たくなかったらしい)

小屋に荷物をデポしてから軽く偵察に出かける。尾根のかたちは明瞭だが取り付きから赤テープ一つ無い。809mの肩まで上がってルートを確認。戻って貸切の小屋で宴会。3回目となるトマト鍋は味が安定してきたが、鶏肉は下味を付けたほうが良さそうなのと、あまり大きな固まりだと炒めた時に火が通らない。凍らせてこなかったタラは生臭さが強くなっていたが、味は問題なし。

(3/21)6時に出発。昨日はワカンで偵察したが、尾根の傾斜や根の張り出し状態からアイゼンで出発する。最初の急登をこなし、程なくすると広いブナ林に出た。林間から見える大朝日岳は、まるで模型のようにのっぺりとして白い。高度を上げるにつれて視界は開けてきて、さすがに半日掛けてアプローチしただけあって深い山の中にいることが感じられる。


(なんか作り物みたい)

雪面が締まっており、心配(期待?)したラッセルは皆無。ただしところどころシュルントが走っているのと、場所によっては雪庇が大きく発達しているので、よく観察してルートを取る。
夜中に小屋で聞いた強風はどんどんと弱くなっているようだ。計画では竜門小屋泊だが、このペースなら朝日小屋まで行けそう。清水岩山からユーフン山の辺りでは、斜度こそきつくないもののガリガリのアイスバーンの斜面があり、アイゼンを滑らせないように緊張して歩く。平らな尾根では強風に晒されて雪が飛ばされ夏道が露出しているが、今日は至って穏やか。そして西風が作った雪壁にステップを切って乗り上げれば竜門山。主稜線の雄大な眺めが待っていた。鳥海山、月山、蔵王等々、今まであまり意識したことの無かった山ばかり。


(竜門山直下の斜面)

(主稜線は雪少なめ)

(背後は月山)

主稜線は細かなアップダウンはあるものの快適な稜線漫歩。夏道の吹き溜まりでたまに膝まで踏み抜くくらいで、サクサクと歩ける。K村さんが前回来た時は視界が悪く、西朝日岳から下る稜線を探すのに苦労をされたそう。ルート探しに雪庇に寄ることを考慮してロープを持ってきた。今回は山頂標から東に進み少し稜線から北側に降りたところから偵察をすると、広い稜線が確認できた。


(西朝日岳 - 背後は飯豊)


(もうすぐ大朝日)

大朝日が近くなるにつれ、今日一日が終わってしまうことが名残惜しくなってくる。最後の小ピークで振り返ると金色に輝く日本海が近い。海の向こうに見えた陸地は佐渡島か。小屋前ザックを置いてからゆかたけさんと僕は大朝日岳のピストンし、掛け値なしに360°の展望だよ。


(日本海をバックに)

小屋は今晩も貸切。3泊の予定で来ているのでたっぷりの酒で宴会となった。夕飯は豚肉とキャベツの鍋 by ゆかたけさん。お互いに軽量化とテント生活がちっとも身に付かない。
携帯で天気予報を調べると、明日は昼頃から雨らしい。ゆっくりしていこうという案もあったけれど、普通に朝発の下山決定。

(3/22)朝から曇り。小朝日岳への道にはアイゼン跡が付いていた。広い斜面の下りは、昨日の登りのようなアイスバーンだったらどうしようと不安になったがサクサクの雪質だった。小朝日岳へは夏のトラバース道が見つからず150mの登り返す。小寺山を過ぎたところに鳥獣保護区か何かの金属のプレートの付いた木がある。この少し先に、真っ直ぐ延びた主尾根からハナヌキ峰に分岐する支尾根があるらしい。K村さんが赤布を指して「ここだよ」と言われるまで気付かなかった。迷いやすいと聞いていてコンパスも取っていたので、折角だからルーファイの練習をすれば良かった。ただし、丸い尾根はハナヌキ峰が見えないと見つけ辛いし、降り口はプチ雪庇になっている。


(ハナヌキ峰への丸い尾根)


(こっちに進むと間違い)

このあたりからはアイゼンや登山靴の他、スノーシューやスキーのトレースも現れ、ハナヌキ峰にはしっかりした夏道トラバースのステップが切ってあった。樹林帯に入ると予報通りの雨がポツリポツリ。小寺鉱泉で雨具を着用して養魚場まで1時間。そこからはヒッチハイクかなとか、一人が空身で車を回収なんて思っていたのが甘かった。除雪されておらず車の通れない舗装路を2時間近く歩いて根子に戻った。

3泊4日+予備日一日の計画が、天候と雪質に恵まれて2泊3日は出来過ぎで、猛ラッセルかと気合を入れて行ったら極楽宴会ハイキングに。計画を伺ったときから様子が判らずモチ上がらずで、まるっきりお客さん状態の僕を連れて行って下さったK村リーダーに感謝。


(大朝日岳までのルートをパノラマ合成で - 右下から来たんだよね)

平日のリアルチープマーケット

2009-04-02 22:07:40 | 山道具
最近は殆ど0時前に帰宅できることがない。仕事のストレス発散に、休日出勤の代休を取ってカラファテのリアルチープマーケット(初日)に行ってきた。
開店前から並んでいるのは多分ネクタイをしているよりハーネスを履いている時間のほうが長い人たち。一時間ほど粘って戦果はこちら:





Millet の 10.4mmx35m ロープ
これで仕事場の足元が広くなるよ。わざわざ室内 18m壁 OKって書いてあるのは Pump-2 可ってこと?
Scarpa Marathon (EU40)
Anasazi を買い換えの Anasazi Verde がきついサイズなので、本チャン用の靴を探していた。同傾向の Sportiva Mythos が大量に出ていてジャックさんが盛んに薦めていたけれど、そちらは細すぎて合わなかった。
Five Ten Prodigy (26cm, US8)
アプローチシューズは2足連続で外れを引いている。とりあえず足入れは良いので大事な時に使おう。
Mammut Taku Pants
ボロボロな初代雨具のパンツを買い替え。サイドが股上まで止水ジッパーなので防水性能が気になるが、春山はこれでいいかも。半額だからね。

根が貧乏性なので物を買うと兎に角使いたいのだけれど、GWまでは仕事が忙しいんだよね。週末を死守するためにちょっと仕事のモチも上がったりする。

2009.03.29 湯河原幕岩

2009-04-01 12:54:45 | フリークライミング
今年は計画倒れでなかなかこれなかったユガマク。
梅祭りは終わっても桃源郷は混んでいたのでアリババの岩場に。そこも混んでいたので左に廻ってマコロンランド、T高さんの「クリスマスローズ(5.10b)?」はどうもルートが違うようで止め。戻ってきて僕は「アリス(5.9)」をMOSトライ。カチカチ拾ってカンテを右よりに進む。途中で体勢が判らなくなり、何時ものように行ったりきたり、で、消耗してテンション掛けてしまうパターン。良くない良くない。T高さんに登って貰って、やっぱこーだよねーとなって、無事にRP。一応、ヌンチャク掛けからやりました。


(アリス - 地味なルートですけれど登れたのは素直に嬉しい。左の緩傾斜から取り付いて右に上がる)

皆さんとはレベルが合わないので「シャワーコロン(5.9)」も必然的にMOSトライ。1ピン目が高いので立ち木の俣にスリングでランナーを取ってから恐る恐る取り付く。クラックの下部に右足キョンでは1ピン目にまだ2cm届かない。無理のないところまで上がってからクリップ、ほっ。その後、立ちこみが甘くなり「テンション~」実際は体を預けずに行けたんだけれど、気持ちがダメな証拠。上部は木登りになってしまった。回収して降りて次に登る人を見ていたら、あれこれやって立ち木に足を乗せて取り付いた。ところが滑ってビレイヤーのところまでコロコロとグラウンド。怪我なくて何よりだけれど怖い怖い。


(R/Sの幕岩特集だと立ち木を使わないと5.10aだそうな)

桃源郷に戻るとT田さんが「ダイヤモンドヒップ(5.11a)」を吼えながらトライ中。見事RPでギャラリーから歓声が上がる。


(伸ばした手が止まるたびに周囲から「おー」と。)

自分はひっそりと「サンセット(5.10a)」にトライ。右カンテ奥を使う5.9相当のルート取りをするも、3ピン掛けてからバランスを取れず、セミになってからパンプしてテンション。んー今日はこんなのばっかりだ。みなさん「帰還兵(5.10c)」で盛り上がっているときに、新調したアナサジ(すげーキツイ)の様子見にwashingを登る。

バランス感覚の悪さを実感。インドアだけじゃなかなか養えないね。

さて、このメンツだと当然飲んでから帰る。タクシーで聞いた「よしの」は、外観は普通にお寿司屋さんで入るのにちょっと気後れしそう。いやしかし美味しい。カウンターでゆかたけさんがきゃーきゃー言いながら喜んでいたら、大将が随分とサービスしてくれる。お勘定もあれだけ飲んで15千円/4人は嬉しい。電車も青春18切符でオトク感いっぱいの一日でした。え、もっと登れって?