picnic on a frozen river

山登りの記録

2008.04.26 天王岩

2008-04-29 22:09:10 | フリークライミング
tmbさんが講師を勤めて下さるとのことで天王岩にフリーに行ってきました。総勢9名の大所帯です。目標はクラックジョイだったのだけれど、水曜日に黒板五郎さんに「お前はOSもFLも出来~ん、一万円掛けてもいい」という、呪いとも予言とも取れるお言葉を頂いたので、「取り付かない、見もしない」という戦略に出た。ゼッテーOSしてやる。
んで、下の岩場の「フタリシズカ(5.8)」でアップのはずが...1ピン目のムーヴからして悩んでしまい、テンション掛けまくりでトップアウト。tmb大先生仰るには「そこルートが分かりにくいから別のとこやった方が良いよー。」
一回悔しい思いをしているので何とかしたかったけれど、他の人がTRであらかた触った「つゆしらず(5.9)」「ちいせみ(5.8)」をオモムロにロープを引き「リードします!!」取り付くまでは気合充分だぜー。自分がビレイして他人がテンション掛けているところを見ていても、正直FL出来ると思っていた。しかぁし相変わらずゆっくりとした登りでどうでも良いところで握力を使ってしまい、核心で1テン。これは悔しかった。ぶら下がって視界を広く見ると良いホールドが見つかり、何だよー、あとは難なく終了。せめてRPしてやるとの思いと、クラックジョイは今日は無視なので回復を待って再度トライ。
小雨が上がったのを狙って取り付くもさっき見つけたホールドは濡れてダメ。持ち前の弱気に油を注ぎもう全然ダメ、ヌンチャク回収のためにゴボウまでしてなんとか終了点まで辿り付き降ろして貰った。
帰りの電車の中では「時間掛け過ぎ」「ホント気持ち弱いね」とのコメントを各方面から頂き、それでも下界では闘士メラメラな自分なのでした。

tmbさんは来月も先生を請け負って下さるとのことで有難い限り。翌日からのクライマー夫妻との縦走でもフリーは集中してやった方が良いとの言葉を頂いたので、5,6月は頑張ろうかなと思う。インドアに行く時間が取れないのが痛いな。

2008.04.19-20 城山

2008-04-22 12:31:52 | フリークライミング
最近は週一のジム通いも怪しく休日は雪遊びばかりなので「クライミングしてます」とは言えない状態だったりする。
でも雪はそろそろ終わり、岩のシーズンに向けてフリーのグレードを上げとかないとなのである。
SS大先生のお誘いを受け、4/19,20の二日間城山に。

土曜日は南壁でスラブ。前日の雨で一部濡れていて悪いけれど、乾いているところを選んで登る。
ルートが多くてよく分からないけれど、ピン数7本から「スタートマイアップ」(5.9)だと思う。マルチで上に抜ける予定なのでSS大先生がリードで、僕がバックロープを引いてセカンド、最後はKSさんが登る。するすると登るトゥエルヴクライマーの後を追うが、3ピン目から上で全く進めなくなってしまった。それまで細かくあったポケットやカチ無くなりしばし呆然。「すっ、済みません、A0してもイイですか?」「しょうがないなぁ~」ヌンチャク掴んで抜けた。情けなー。悪い見本を見せてしまい、KSさんもA0になってしまう。
出来の悪い弟子たちと状態の悪い上部ルートを考慮して上に抜けずに下で練習ということになった。別の5.9だろうというルートはTRでもテンション掛けてのトップアウト。その右の5.8~5.9を時間を掛けてフラッシングして溜飲を下げる。

日曜日はワイルドボアゴージュでフェイス。大先生のアップルート、「ストーンフリー」(5.10c)は5人待ちで諦め。乾いている場所を求めて「ワイルドX」(5.10a)。10aなんて登れません!で、TRを掛けてもらう。ハング越えの取っ掛かりに大苦戦してテンションを掛けてしまい、ヒーコラとトップアウト。でもムーヴは分かったと思ってリードにチャレンジ。ところが難しくなく上がった箇所を覚えておらず変なところで迷いが入る。レストポイントが豊富なのが助かる。さっき苦労して解決したハング越えは難なく処理して、さぁ、と思ったら、ピンが遠い... TRでは何とも無く行ったところで躊躇してしまう。堪えて堪えて、あえなくテンション。多分、TRでは勢いで、というのか雑に行ったんだと思う。その思い切りが出ずにひと足が出せない。結局諦めてヌンチャクを残置して「ストーンフリー」を見に行く。2人待ちの後、大先生がシレッと登ったあと、残ったロープで1ピンまで遊ばせて貰う。いやぁまだまだです。
気分転換に荷物置き場の横にあった「イスタンブール」(5.8)、KSさんが離陸出来ずで僕がリード。実は一人でしつこくオブザベーションしていて、出だしは思ったとおりに行けて嬉しい。んが、左上したあとでカンテを右に移るところでどうにも進めず、行きつ戻りつを繰り返しているうちにテンション。ここも解決できずでオンサイトならず。その後、SS大先生に登って頂いてムーヴを教えてもらい、TRでヌンチャク回収の命令を受ける。さっき詰まった箇所はホールドが左手の指三本カチ、右足スメアで左足を上げると右手がポケットに届いた。手順を教えてもらってのTRでもこんなにぴりぴりしているのにオンサイトじゃ出来ないよ。このルート、最後の詰めの凹角もランナウト気味で厳しい。本当に5.8??と思える厳しさだった。
「ワイルドX」に戻って再挑戦。ハング下までは殆ど自動化が済んで何ともないが、クリップしないでハングに取り掛かってしまい一度引き返し、余計な筋肉を使ってしまった。それでテンション掛けてしまい。ハングドッグでムーヴを探す。やっぱり見つからずに本日降参。回収で大先生に登って頂くと自分では足を上げられないだろうと思ったムーヴで越していった。もっと股関節を柔らかくしないと。


(ワイルドX 5.10a - 上を抜けた先に行けず。さらに上のスラブもランナウトのオマケ付き)

自分のグレードは全然触らず、丸々二日間を教育に費やして下さったSS大先生にはどうお返しをしていいものやら。
全然登れず、「城山のイメージ悪くなったんじゃないの?」と言われてしまったがそんなことありません。本当はそんな気持ちじゃいけないのかもしれないけれどど登れなくても面白かった。次に来る時は「ワイルドX」を登れるようになっていたい。

2008.04.12-13 杓子岳・双子尾根

2008-04-18 20:22:20 | 雪山
後立山のバリエーション入門ルート、杓子岳の双子尾根に行ってきた。山岳会の同期のドギーと一緒。


(樺平から)

【日程】2008/04/12-13
【行程】
(4/12)二股(08:34)->(9:54)猿倉->(11:59)小日向のコル手前->(14:59)樺平手前の肩 快晴無風
(4/13)樺平手前の肩(06:20)->(07:22)最初の岩峰->(09:09)杓子岳->(10:06)丸山手前の鞍部(10:27)->(13:16)猿倉->(14:23)二股 曇り無風、杓子岳の山頂で風
【メンバー】L.ドギー、Gil

(4/12) 直前に車のバッテリー上がりが発生して出鼻を挫かれたが、土曜日の朝は道の駅で仮眠の後、無事に二股の駐車場に7時半に到着した。小雨がパラつくのを嫌って車内で二度寝してから出発、の前にビーコンチェック - 今回はドギーの指示でビーコン装備。
除雪された舗装路は猿倉の駐車場の手前まで続き、猿倉の積雪は1.2m程度だった。小屋の左手に周ると直ぐに白馬尻への踏み跡と分かれて双子尾根を登る新しい足跡が付いていた。スノーシューの跡と登山靴の跡が先行していたが登山靴は途中で右に逸れていってしまった。尾根は広くなりガスっていたらルーファイがちょっと嫌な感じ。今日は青空でなんとも長閑なもの、目の前にこれから登る双子尾根を眺め、あれが杓子尾根とのJPかなとか地形図と照らし合わせて確認する。


(画面左から上がってゆく)

沢に向かっていたのを小日向のコルの方向、左に進路を変えるあたりから足の潜りが気になりだす。今回は主に僕の判断でワカンはクルマに残置してきた。稜線に上がりさえすればラッセルにならないだろうし、核心では荷物を軽くしておきたい。同行のドギーはあまり山に来られなく、また雪山経験を積んで来た北海道では殆どスキーでの移動とのことでラッセルに慣れない様子だった。僕は、まぁここ4ヶ月は記録の通りなわけでザクザクと先頭を行かせて貰う。風も無くとにかく暑い。
小日向のコルからはスノーシューが小日向山に向かっていったが、双子尾根にはショートスキーのトラックが延びていた。傾斜も大したことはなく氷化もしていないので壷足で踏み跡を付けてゆく。



途中、ボコボコと岩が露出していて、結構立った取り付きから直登すれば潅木を漕いで行かなければならない箇所があった。先頭の僕が一瞬立ち止まりドギーに「どうする?」と聞かれたが、右に巻いたスキーのトレースを追うことにした。二本あるトラックのうち谷側は流れるが尾根側に足を置いていけば大分安定している。しかし進むに連れて尾根側に小さなシュルンドが幾つもバックリと割れた下を通過しなければならなくなり、これは失敗だった。危険なので越えられそうなシュルンドを潅木を使ったり慎重に雪を固めたりして尾根に戻る。
この後は危険箇所も無く、ただただ稜線漫歩を満喫した...と言いたいのだけれど、途中で僕が眠くなって来てしまった。幕営予定地の樺平は直ぐの筈だけれども注意力が落ちると危険なので5分程しっかりと睡眠を取らせて貰い、チョコレートを補給して復活。時間的にもう到着だろうと信じて小さな肩に登ると、果たして目の前になんとも平和な雪原が広がっていた。写真で見た樺の木の下には先行したショートスキー組が既にテントを張っていた。この木のあたりは雪崩が直撃しそうなので、僕たちは雪原に降りる手前を掘ってテントを張った。


(樺平 - テント張りたくなるよね)

あまりに眺めが良いので水作りは外宴会しながらとなる。ドギーは高所障害なのか具合があまりよくないのと、普段からあまり大酒は飲まないので僕は一人で勝手に飲んでいる。今日は菊水の1L缶なので残すわけには行かないのだ。


(メガ菊水で宴会)

(4/13) 3:30起床。ドギーの具合は相変わらずでボーっとしているが頭痛薬でなんとかしたようだ。朝飯に失敗して塩辛くしてしまったのが悲しい。ハーネス、ヘルメット、アイゼンを着けてショートスキー組に遅れて出発。樺平からののっぺりした登りは遠目には良くわからなかったが以外にも傾斜があり疲れる。ここでフクラハギを消耗してはいけないので、爪先を開いて極力フラットに足を置くようにする。下が延々と落ちている雪面の登りは、朝の雪が固くてアイゼンは良く効いて不安は無い。


(朝から疲れる)

ドギーは杓子沢を上がってくる登攀Pを見て「変態やなー」と言っているけれど、僕らは変人で留まっていられるいられるだろうか。
長い登りに飽きてきた頃に核心と言われている岩場に到着した。先行Pは右にトラバースして行ったようだが、面白そうなので岩場を直登してみることにした。這松で支点を取ることが出来るが、難しそうでなかったのでロープは出さず。残置ロープも必要なく這松の枝や岩角を掴んで登れる。ただし岩がボロボロなので剥がれや落石には気を遣った。岩場を抜けると肩幅より狭いようなカリッカリに痩せた尾根になっており、長さにして3mくらいしかないのだけれどもとても緊張し小さい歩幅で進んだ。風があったらやだな。


(最初の岩峰 - 左の木の直ぐ上あたりが取り付き)

(最初の岩峰 - 上から)

その先もまた登り続け、さっきより傾斜は無いがちょっと長い岩場に到着。取り付きは安定していてやはり潅木を掘れば支点を取れそう。しかし岩が完全には出ていなくて、また草付きのように見えて嫌らしい。右にちょっと巻いているトレースからは直ぐに稜線に上がれそうなのでこっちを選択した。岩に当たるかなと思ったアイゼンはそんなに悪くは無く、ピッケルの刺さりも良くて快適。


(右のバンド状を進んでからリッジに上がった)

あとは面倒くさそうなところはなさそう。登り始めるとただただ長く、腰を下ろせる休憩適地が見つからないままジャンクションピークまで歩かされた。
もう頂上はすぐそこ。最後はプチ雪壁にステップが刻まれていて先頭を行った人が羨ましい。


(頂上直下の短い雪壁)

そして稜線では期待通りに剱が迎えてくれた。風が思ったほど強くなく助かる。

ショートスキー組は白馬鑓のほうに南下したようで、ここからは僕たちだけ。稜上は雪も少なくカリカリになっている。登りではずっと先行した僕だけれども、相変わらず下りでは遅れる。仮面ライダーと違い力の一号・技の二号といったところか。そして間近に見る大雪渓、というより上部の小雪渓の傾斜にだんだん恐怖心が出てきた。
計画では白馬岳に登頂後に下山であった。ドギーの判断で雪渓の下りは小雪渓よりもこちら側が良かろうとのことで、杓子岳-白馬岳間の最低鞍部にザックをデポして白馬に向かう。こっちは下りでビビりが入ると時間が読めなくなるのでなるべくならパスしたいのだが、ドギーは白馬に登るという。それとなく「剱に雲掛かってきたよ、天気崩れるよ」と言って見たりするがリーダーは歩行を止めない。でも丸山の頂上に着く前に昨日からの自分の体調が心配になったようで中止を決定。


(白馬、マジで行くの?)

一瞬ほっとするが、これから雪渓の大下り。コケたらすごい速度で下山できるだろうが試したくない。ジグザグに切ってあるトレースに沿って歩くと若干横滑りする感覚が気持ち悪く、傾斜の緩むところではいっそ谷側に向いたほうが安定する。遅れに遅れて休憩しているドギーのところに到着し、デブリ帯からは傾斜も緩くて大股でザクザク進める。


(長い大雪渓 - 小雪渓と山荘は左側)

白馬尻から違うトレースに引っ張られて迷う場面があったが、ほどなく夏道に復帰して猿倉、そして二股に帰ってきた。猿倉までクルマで入れるGWの記録が多いけれど、静かな山行が楽しめるならば車道歩きも我慢出来る。次の狙いは白馬主稜、見た目にも美しい稜線はGWを避けて来たい。

最後の核心と踏んでいたクルマのエンジンも掛かり、無事に帰路に着いた。

装備について:
事前にネットで調べるとロープを持って行ったけれど使わなかったというのが多い。
中間支点も取れないだろうからヌンチャクも要らないだろうし、ロープ切断を起こす岩角や長い懸垂も無いようだからロープも一本で良いかなぁと思っていたのだけれど、慎重派のドギーはロープは二本、ヌンチャクは各自3本装備で計画を立てた。もっとシビアな状況を考えたらこれくらい持たなければということと、今回のパートナー(僕)は重くても文句言わないとの考えが働いたと言っていた。自分が次にこのルートを計画するとしたら、ロープ50m一本、環付きx3、確保・下降器、スリングx3、デイジーチェイン、ヌンチャクは予備で一本かな。

ワカンについては、ドギーはあれば良かったと思ったようだが僕は持って行かなくて正解。

今回は象足(=忘れた)とリッジレストも持たず。風がなかったことがあるのかもしれないが、リッジレストがなくても寝付きは良かった。しかし明け方に目を覚ましてからは背中が寒くて眠れなかったので、次回はちゃんとザックを敷こう。今回は持ってきたけれど敢えて使わなかったダウンはGWも必要かも。いずれにせよあのデカいマット省略の目処は立った。象足は湿った雪なら要らないかな。

2008.04.05-06 春の雪上訓練

2008-04-11 12:08:00 | 訓練山行
週末は所属する山岳会の雪上訓練でした。




(4/5)土合口駅(07:03)->(07:36)マチガ沢(14:18)->土合口駅
(4/6)土合口駅(07:27)->(12:59)トマの耳(13:20)->(14:40)天神平駅

(4/5): マチガ沢で技術訓練
ロープウェイ駅で仮眠後、雪訓ウェア(= ボロい雨具)に身を包みマチガ沢に向かう。寡雪の去年と違い林道は殆ど雪に覆われていた。適当な斜面で壷足で斜面の登り降り、トラバースを繰り返す。去年の場所より傾斜が緩く、「下り苦手」が出てくるには至らない。


(こう見てもあまり急な斜面じゃなかったなぁ)

続いては、デッドマンを使った中間支点の取り方の練習。斜面の途中でフォロー役がスタンディングアックスビレイして、リードはそれより上にデッドマンを差して進んでから滑落するというシナリオ。斜面が緩いので滑落者は銀マットを使って速度をつける。比較のために使ったスノーバーはスポスポ抜けてビレイヤーのアックスまで飛ばしてしまっていたのに対して、デッドマンでは抜けずに止められる時もある。
ただし確実ではなく、雪の状態への対応や埋めるときの斜面に対する角度の研究をもっと行わないとまだまだ信用出来ない。ビレイヤーがロープを流す必要があるのは通常のスタンディングアックスビレイと一緒だが、ビレイヤーに掛かる衝撃は少ないように感じた。

昼食の後はビーコン捜査。会のアナログビーコン2個と会員の個人所有のデジタルビーコンを使用し、アナログビーコン一つを誰かが埋めてそれを探すことを何度か繰り返す。去年行ったときはデジタルビーコンの方向表示が便利だと思った。今年はデジタルビーコンを触る機会がなく、僕はアナログを2回練習。一度目はデジタルビーコンを追いかけて、最後の詰めでアナログの使い易さが発揮された。レベル表示が距離表示よりも分りやすい。
二度目、反射するノイズでも拾うのだろうか、ときどき断続的に反応するのに惑わされてなかなか見つからない。デジタルは距離が遠すぎて反応無いようだ。50m離れると反応ないなんて使い物になるのか。雪崩の現場の想像がつかないので良く分らん。捜索する方向を大きく変えるとやっと安定してLED一個が点滅し続けるようになった。そこからの詰めは順調に絞り込んで行く。深く埋められたなぁとは思っていたがなかなか見つからない。雪面にビーコンを当てて見当を付けてスコップで掘り進めてもらって確認すると反応は強くなるので掘るのを続けてもらい、自分は周辺にビーコンを当てて間違っていないかを確認した。初動での誤りが響き30分近くかかってしまったのではないだろうか。反応の仕方にもっと慣れなければ。

そんなこんなで半端な時間になり、僕がなんとなく掘っていた穴に人間二人埋めてプチ埋没体験をして貰って初日はお開き。

個人的にはもっとスタンディングアックスビレイの練習を行いたかった。ロープが2本あったのだから、普通のスタンディングアックスビレイで良いからもっと急な斜面で繰り返し行う積極性を持てば良かったと後悔。

マチガ沢を後にしたら今日でお帰りのお二人を送って湯テルメで汗を流す。そしてスーパーで買出しの後に某所で大宴会。...食い過ぎ飲み過ぎ。テントに入るのが面倒だったので床でゴロ寝。

(4/6): 雪訓二日目はお約束の二日酔い。ある意味実戦に即しているとも言える状態で西黒尾根を登り始める。去年の春同様、今回も一人のペースに合わせてスローペース。先頭の僕が一番楽だったと思う。途中、足元に雪の空洞があり、その上の落ちずに被さった雪に乗る箇所があった。下手に踏み固めると踏み抜いて崩しそうだったのでそっと乗ったけれど、NKさんはそこは危険とのことで右の岩場から登り、後続へのお助けスリング、確保者以外は上に進ませるなどの手順をテキパキとこなしていた。このあたりの危機意識の持ち方は参考になる。


(トマの耳から眺める朝日岳から巻機への稜線。行きたくなるじゃないか)

トマの耳で休憩して天神平まで下山。無風快晴、雪訓には勿体無い天気だったなぁ。うん、二日目は登らなくて良いから確保の訓練したかった...

それにしてもスキーヤー、ボーダー多い。想像するに凄く楽しいスポーツだとは思うけれど、今の自分には手を出している時間がないな。そうしてあと何年後かに後悔するのだろうか。いや本当に時間が無い。


(熊穴沢の避難小屋。まだ20cmくらいの雪が乗っていた。)