picnic on a frozen river

山登りの記録

ストーブの故障、買い替え、復活

2011-12-29 11:28:26 | 山道具
愛用のEPI Revo 3500がいつからか不調になってしまった。バルブを全開にしても火力が上がらない。9月の頭までは使えていたのだけれど、その後、焚き火で賄えたり弱火で炙る料理しかしなかったりで最大火力で使うことが無かった。城山で朝食にカップ麺を調理する段になって気が付く始末。
Revo 3500の形状は気に入っていたのと、その頃は山道具屋さんに寄る時間がなかったので、通販でRevo 3700を購入。さて、そうなると3500はどうなっても良い分けで、針でつついてガスの経路を調べたりして、ふと思い付きで煮沸してみた。すると火力は復活。ベーコンやソーセージを焼いたときに詰まらせてしまったのか。しかしこれで、3700要らないじゃん。
3700は、五徳が回転せず、また点火装置が外れなくなっているなど残念な変更が加わっていた。3500は五徳と点火装置をキチンとした位置にしないと点火しなかったから、そうした理由は分からんでもないんだけど...。



3700、さてどうしたものか。

2011.12.23-24 城山

2011-12-25 11:13:40 | フリークライミング
山の天気芳しくなく城山に混ぜて貰いました。さて、ストーンフリー(10c)です。ネタバレ沢山です。
1便目はヌンチャク掛け。1ピン目をマスターで行くと消耗してしまい、諦め。3ピン目までの確認と、いまひとつ固まっていなかった最後を練習。
2便目、最終ピンまでスムーズに。右トラバースのムーヴを起こして右足を抜け口に上げて、さあ、ってとことで左手が外れて落ちた。吠えた。この時は左足が決まっていなかった。
3便目も同じ、抜けるところの左足の精度が低い。K保田さんから、最終ピンからは左の方が断然易しいと聞いていたので、落ちてから試してみるけれど、右手の穴ポコホールドの保持からして自分には無理臭いのでこっちは諦め。
4便目は3ピン目を逆クリップしてしまい、修正しているうちにテンション。こんな時に限って最後の左足がばっちりと決まり、核心はスムーズに。
憂鬱な気持ちで初日を終え、それでも河原で宴会。

明けて24日。

1便目はヌンチャクが掛かっていたんだけど、体が重くてテン山。ただ、最後の左足は、体を壁から離して余裕を持って決めることが出来た。次に期待。
2便目、マスターになってしまった。1ピン目をヌン掛けしてクリップして疲労してしまい、テンション。あとは確認。最終ムーヴで足が雑になっていたのを自分に注意。昨日の逆クリップがあったので、降りるときにピンポイントでCampのヌンチャクをPetzlに替える。
3便目、時間的に今日の最終便。取り付きから何故か足が甘い。あれれ、アプローチシューズだった。ミウラーに履き替えて離陸。2ピン目前のデッドも決まりクリップ。あら、今度はZクリップ。左手で耐えて必死こいて下を外し、右手の穴を取るまではバカな自分を呪った。4ピン目までは疲労した左手でも抜けられる。そしてテラスで大レスト。この時にビレイヤーのT田さんが自分のカメラを取りに行ってくれるのが見えた。頑張らねば。
左にトラバースして最終ピンを掛けてからは止まらない。落ち着いて丁寧な足置きを心掛けて手はスローパーを繋ぐ。右手のお椀は親指も効かせ、左手の穴の中の薄カチ、手は外れる気がしない。右足を右の穴に突っ込んでから左足を上げて縦の穴に刺す。刺さった。抜け口に右足を上げて爪先と左手で体全体を返すと右手のガバが取れた。終わった。



ムーヴが固まる頃には、最初は甘いと思えたホールドやスタンスが全て効くようになっていて、あとは自分が繋げるだけという気持ちになっていた。初日を終えた時には最後の左足が決まるか決まらないかの確率だと思っていた。けれどそうではなく、当てずっぽうでなく置ける。

アップも含めてストーンフリーしか触らない2日間。さて、来週から雪山に入ります。

2011.12.17-18 城山

2011-12-19 22:34:50 | フリークライミング
なんとなくフリーのモチが続いていて、この週末も城山に。この岩場には3年半前に一度来て全然登れなかった記憶があるんだけど、さてどんなもんでしょう。
ワイルドボアでT田さんのジャンバラヤをビレイ後、城山物語(5.9)でアップ。暫くカチばっかり触っていたのでスローパーに悩みつつもMOS。
さて自分の目当てはストーンフリー(10c)。1ピン目掛けないで落ちると足場から下まで落ちそうなのでプリクリ。2ピン目を取りに行くのも力を使うなー。その先もテンション掛け掛けホールドを探る旅。最終ピンを掛けてから、事前に言われていた通り核心に入る。全然分かりません。ぶら下がってから右に移った状態で、両足ブラでマントルを無理矢理返してTO。しかしここまで右にはきっと寄れないなぁ。

たっぷり休憩をとってから2便目。2ピン目を掛ける前にデッドで手が届かずに落ちたり。3ピン目あたりがまだあやふやであらためてホールドの確認。んで、最後の核心はズルしないで下から続けて探るけれど、全然分からず降りて来てしまった。右足が分からない。この日はこれでおしまい。一二三荘でお風呂を頂いて河原で宴会。

日曜日は外岩3回目のIさんが加わり、まずはクッキングワールドに。鯛焼君(5.7)焼ビーフン(5.10a)でアップ。T田さんがトライしていた下のゴルゴンゾーラ(11a)にTR張って貰って遊ぶけれど、無理っス。保持できません。
で、トマッテーナ(10b)。OSトライも、核心でホールドをイマイチ持ち切れない状態で突っ込んで落ちました。これは悔しい。吼えた。


(トマッテーナで止まった時のトライ)

トマッテーナを次便で処理して、どうしようかなというところでワイルドボアに移動。ジャンバラヤのビレイ後にチューブロックに行くと、ストーンフリーは2人待ち。モチがトローリと融けていくんだけど、折角ここに来たんだからと順番を待つ。さすがに4時だとヌンチャクは回収されたので、マスターで取り付くことに。1ピンを掛ける体勢に迷いはなかったんだけど、掛けた瞬間に気が抜けてサッサとテンション。細かく確認作業を行い、最後は足の位置を決めてトライ。んー、これかなぁ。しかし通しで行くのはまだまだ先だなぁ。

もう日が傾いた頃に、みんな待たせちゃったなと思ってワイルドボアに戻ったら、Iさんにスパルタ指導の最中でした。ヘッ電で(ヌンチャク+クライマーを)回収して、また一二三荘に寄って帰京。


(ストーンフリー - 初日のT田さんクールダウンで)


ストーンフリーは、出だしのガバ、中間部のちょっと細かいホールド、そして最後のスローパーと色々あって面白い!! 順番待ちが辛いけれどこれは落としたい。

今回ひとつびっくりしたこと。2日目にジャンバラヤのビレイ中、それまでのビレイでクリップ時にロープの繰り出しが多くなるのが分かっているところで沢山ロープを送っていたら、1ピン目のヌンチャクがボルトから外れて自分のビレイ器まで落ちてきた。ヌンチャクはトライ前から掛かっていたもので、ボルト側のゲートが挟まっていたってことはないと思う。ゲートが開くのはウィッピングくらいしか思い浮かばない。このことについてはいろいろ考え中。

2011.12.13 裏同心ルンゼ

2011-12-16 20:14:30 | アイスクライミング
有給休暇消化で平日に八ヶ岳に行ってきました。
(時間とか滝の説明はあとで)

美濃戸口で念のためにチェーンを着けて行ったら、最初の坂こそ圧雪状態だったけど途中で地面が現れる始末。美濃戸の駐車場ではチェーンを着けているのは僕の車だけだった。装備確認の意味を込めて厳冬期装備で鉱泉まで行ったら暑かった。北沢の登山道を登りで歩くのは初めてでショートカットを知らず、後ろに居たはずのYさんが前に現れてちょっと驚いたり。



鉱泉からは硫黄岳への道を上がり、標識のある大同心沢のすぐ先、ジョウゴ沢の橋の手前から右手の沢を詰めてゆく。先行Pもあり、週末からのトレースも残っていた。
F1でアイゼンその他を装備して、念のためにロープを出して取り付く。F5までYさんリード。
氷の裏では水が流れているけれど、水氷というほどではない。アックスもアイゼンも良く刺さる。それ以上に週末の大量入山で穴が出来ているので、いちいち刺さなくても引っかかりが見つかる。


(F1の先行3人P)







のんびりと詰めて、F6だけリード練習させて頂いて終了。先行Pはその上の右の氷を登っていたけれど、僕たちはそのまま詰めて、草付きから大同心稜に上がった。


(ここまでがアイス)


(右手の草付きを登る)


(赤岳と阿弥陀岳)



無風快晴のもと、大同心稜を下降し、鉱泉経由で美濃戸に下山。

フォローのビレイするのなんて何ヶ月振りだろう。すっかり手際が悪く、環付きを探したりで支点形成に手間取ってしまった。ギアのラッキングも要検討。スリングで肩から掛けたアイスフルートは前に下がってきて鬱陶しかったし、フィフィとスクリューの氷抜きが邪魔なのも忘れていた。

2011.12.11 白妙橋

2011-12-13 22:45:17 | フリークライミング
雪山の翌日は奥多摩で石灰岩リハビリのTっちーさんにお付き合い。染み出しが不安だというので転身に備えて車で行って、日原街道の大沢の管理釣り場・TOKYO Trout Countryに駐車。500円也。そこから車道を川の上流方向に歩くと、対岸に白い岩壁が現れた。吊り橋を渡って上の岩場向かう。アプローチが結構悪いっす。


(左が消費税)

既にアップを済ませたグループが退散しているところで、Tっちーさんアップの「消費税(10a)」のついでに自分のヌン掛けをお願い。自分のFLトライは、1ピン目を掛けたのち、あれあれ、ガバに誘われて左に上がりすぎ、気がつけば2ピン目は右足を伸ばすと届くようなところに!! クライムダウンは持たない。この高さで落ちてもグラウンドはしないなというのだけは目視確認していたので、「テンション。」 壁から離れたらふわっとした後に地面に尻餅。
1ピン目だけ掛かった状態で4m近く落ち、体重差でもってTっちーさんは跳ね上がっていた。
落ちた当人はロープが吸収していて衝撃は無く怪我も無かったが、ビレイヤーの方が焦ったと思う。今後のためにお互いの体重を1kg単位で確認すると、あとxxkg増えると危険領域ってことが判明。越冬で肥えるとビレイヤー難民の危機。

それはさておき、ルート待ちもないのでTRを張って貰う。
足使いは常々不得手な自分は手よりも足を優先でムーヴを探って、1ピン後のトラバースは左のフレークを避けるようにして、トライする毎に下に移動する。クリップ位置含め、大分整理された。
そこが解決しても上部で正体での剥がれが抑えきれず。悩むくらいならデッドか、悩まずにアタマで解決か。どちらも余裕が無い。
結局この日はTRでも登れずに終わってしまった。
悔しいとはあまり感じず、ムーヴ解決の途中で終わってしまって残念、もっと遊びたかった、見つけられたという気持ち。

なんだけど...帰りの車中で助手席から一言:

「アルパイン目指すんなら、OS能力上げないとダメだよ~。」

いつもの酒飲むな指導より効きました。マージンを上げる他に、さてどうしたものか。