◆強姦致傷立件を見送り…被害者が裁判員裁判嫌う(読売新聞) - goo ニュース
今回は久しぶりに社会面の記事を取り上げたい。
(引用)
大分市内で20歳代のアルバイト女性に乱暴したとして強姦容疑で逮捕した男について、大分県警が被害女性の心情に配慮して、裁判員裁判の対象となる強姦致傷容疑での立件を見送り、対象とならない強姦容疑のまま送検していたことが9日、分かった。
大分市内で20歳代のアルバイト女性に乱暴したとして強姦容疑で逮捕した男について、大分県警が被害女性の心情に配慮して、裁判員裁判の対象となる強姦致傷容疑での立件を見送り、対象とならない強姦容疑のまま送検していたことが9日、分かった。
女性は「事件を知られたくない。裁判員裁判だけは嫌」と訴えていた。性犯罪の裁判員裁判は、被害者のプライバシー保護が課題となっているが、捜査機関が被害者への配慮から捜査方針を転換せざるを得なかったことは、裁判員制度の大きな課題になりそうだ。
県警によると、男は強制わいせつ罪などで公判中の同県杵築市<RB>相原、無職半沢周二被告(37)。昨年9月4日未明、大分市内の路上で、帰宅中の女性の体を押さえつけて「騒ぐな、殺すぞ」と脅し、乱暴した疑い。
捜査関係者によると、女性は全身に打撲や擦り傷の軽傷を負い、診断書も作成されていたため、県警は強姦致傷容疑での立件を視野に捜査していた。しかし、女性は事件を知られることを嫌がり、被害届を出すことも拒んだ。
このため、県警は裁判員裁判の対象とならない強姦容疑にすることで女性を説得。女性は今年3月25日に県警に告訴状を提出し、半沢被告は強姦容疑で今月6日に逮捕、8日に同容疑で送検された。
裁判員裁判の対象となるのは、最高刑が死刑または無期懲役の事件で、最高刑が無期懲役の強姦致傷罪は対象となるが、3年以上の有期刑の強姦罪は除外される。
県警によると、男は強制わいせつ罪などで公判中の同県杵築(きつき)市相原、無職半沢周二被告(37)。昨年9月4日未明、大分市内の路上で、帰宅中の女性の体を押さえつけて「騒ぐな、殺すぞ」と脅し、乱暴した疑い。
捜査関係者によると、女性は全身に打撲や擦り傷の軽傷を負い、診断書も作成されていたため、県警は強姦致傷容疑での立件を視野に捜査していた。しかし、女性は事件を知られることを嫌がり、被害届を出すことも拒んだ。
このため、県警は裁判員裁判の対象とならない強姦容疑にすることで女性を説得。女性は今年3月25日に県警に告訴状を提出し、半沢被告は強姦容疑で今月6日に逮捕、8日に同容疑で送検された。
裁判員裁判の対象となるのは、最高刑が死刑または無期懲役の事件で、最高刑が無期懲役の強姦致傷罪は対象となるが、3年以上の有期刑の強姦罪は除外される。
(引用終わり)
さて。強姦した屑野郎については自分は何も述べる気にはならない。
今回、自分が問題にしたいのは裁判員制度についてです。以前に自分は、過去日記において裁判員制度はマトリョーシカだの裁判員制度はカスだの述べてきた。今でもその想いは変わってない。
この件で問題なのは、被害者のプライバシーもあるだろう。
が、根本的に自分が理解不能なのは"裁判員制度がなぜに刑事裁判が対象なのか"である。
もうとっくに忘れている国民もいると思うから、あえて自分は取り上げる。
簡単に説明するならば、裁判員制度とは、"国民に理解しやすい裁判の実現"を目的に始まった制度であります。
さて。国民ははたして裁判を理解しようとしましたか?司法のなんたるかに関心を持ちましたか?
理解や関心など程遠いといえましょう。それは当たり前である。
公権力の腐敗に対しての責任追及すること制度の対象外なのですから。
そもそも制度によって選ばれた裁判官が、はたして司法に対して責任ある行動をもってして行動するかも疑わしいものだ。そんな疑いが払しょくもされないのだから当然に今回のように「事件を知られたくない。裁判員裁判だけは嫌」となるは当たり前のこと。
裁判員制度は、被害者が裁判員制度によって選ばれた裁判官に対して恨むことなど考慮などしているようには思えないし、裁判員制度によって選ばれた裁判官の気持ちを取り組もうとする姿勢が司法側にあるとも到底思えない。
この制度は始めから目的と手段が一致していない!
この裁判員制度に大きく携わった竹崎博允という男は、最高裁判事からの昇進ではなく、14人いた判事を飛び越えて最高裁長官になっている。理由は「裁判員制度導入に貢献したから」である。もうここからしておかしいとしか思えない。
よくよく考えてみよう。裁判員制度によって得したのは誰で損したのは誰ですか?
損得勘定っぽく述べるはいささか卑劣に思える手法とは思うが、入口があれば出口があってよいものだし、何処かに収益が生じれは何処かには損益だって発生するものだ。
国民によって司法を正しき方向に導きたいのならば、今の裁判員制度の方向性は絶対に間違っている!
国民の為の裁判員制度ならば歓迎する。しかし国民の足を引っ張る裁判員制度ならば必要はない!改正するなり廃止にすることを自分は切に望みます。