goo blog サービス終了のお知らせ 

Petrol Bug's

――――― THE SUNBEAM FROM THE FAR EAST ―――――

Valve Seat Cutting

2011-05-08 | Weblog
気づけばGW最終日…。大盛況の学校の片隅でひっそりとシートカット。いつものようにゴリゴリとウミヒラを回していたのだが、さすがに3mmから1.5mmを目指すとなると骨が折れる。ヘッドの形状から正規のハンドルが使えないのも、要らぬ労力を要する原因だ。



シートカットを済ませたら念のためバルブのあたりを確認し、あとはサクサク組み上げます。…のはずだったのだが、バルブガイドのズレをプラハンで修正したら鋳鉄のガイド部分とベリリウムのゲタ部分がずれ、スプリングがつっかえる事態に。とはいえガイドのゲタはきちんと正体になってないとスプリングがヘッドに干渉したりするので修正しないわけにもいかない。スプリングが通るよう、ゲタの穴を地味にヤスリで修正するはめになった。



ヘッドができたらこっちのものだ…と思いきや、またもタペットの作用角合わせで手間取る。排気バルブを少し短くしたせいでロッカーボックスの下に入るスペーサーを調整し直さなければならなくなった。厚手の45Cワッシャー1枚を、薄めの普通ワッシャー2枚に変更。以前より当たりはよくなったような…気がしないでもない。この後、ロッカーボックスとフレームを3mm厚のフラットバーで締結。タンクを載せて各所現状復帰し、あっさりとエンジンはかかった。



オイルの戻りや各ギアへの入り、ロッカーアームの動きなどひと通り確認し、問題はなさそうに思える。ちょっとだけ気がかりなのはやや白煙を吹くことだ。四六時中モクモクというわけでもなかったので、組む際にシリンダーに入れていたオイルの燃焼かもしれない。いずれにせよ試乗してみないことには何とも言えないが…。残念ながらこれにて時間切れ。まあ、次回行ったら軽く試乗して乗って帰れることでしょう。問題はその状態がいつまで続くかという一点に尽きるな…。