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Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

アメリカでのお話

2008年06月25日 | Weblog
過日アップロードしたクロッキーの仕方のyoutubeビデオはその後進んでいないが,見てくださったtoriccoBさんから「アメリカでのお話」というタイトルでコメントをいただいた。なるほど文化とは様々だ。転載してもよいということだったので,是非。toriccoBさんは旧知の友人で,1年間くらいになると思うがアメリカの大学で職員として働かれていた経歴を持つ。北欧への留学経験もあり,国際派だ。
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こんにちは。
ちょっとずれてるかもですが、思い出したことを。

アメリカにいた時、陶芸教室に行ってました。
てっきり「はい、今日はこれを学びましょう」
「まずはこれをみんなで作りましょう」ってのかと思いきや、
1回目の最初に基本の基本だけ教えてもらったら、
あとは自由に作りたいものを作る。
とりあえず試してみる。
できなかったら、教えてもらう。って感じでした。

生徒は私を含めて5人。
そんなすぐ、じゃああとは自由に!って言われると思ってなかったので、
というより、5回しかないのに自分で作りたいものを作るとは思ってなかったので、
最初はちょっとおろおろしたのですが、
他の人のやり方とか、作ってるものとかにへ~と思いながらも、
だんだん自分が作りたいものをイメージすること、
そして自分の手と頭に集中できるようになりました。

他の人と同じものとか、同じペースとか、
そういうのって日本ぽいのかもなぁって思いました。
思考の自由を奪っているというか。
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基本を確実に教え,それをもとにして自分の責任で自由につくる。大切な視点だと思う。小生アメリカには数度しか行ったことがないからよくは知らないが,個の確立が求められている国ならではの方法かって思える。我が国だったら,残念ながら不必要なお節介指導が行われることが多いのかな。toriccoBさんは教育の勉強をされたこともあるので,造形については非専門でも,教育や指導の本質を見抜かれているのかもしれないって思う。
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はじめまして (みち)
2008-06-25 14:54:25
“アメリカでのお話”と“陶芸”の文字に惹かれて訪問させていただきました。
私もアメリカで陶芸を習っていますが、確かに課題は出ますが、大きさ、形など自由で自己の創造性やデザイン力が試されると言うか・・・なのでデザインや何を作りたいのかが明確でないとわけのわからない物が出来上がってしまいます・・・
ひとり相槌を打ちながら読ませていただきました。
返信する
みちさん,ありがとうございます。 ()
2008-06-25 23:29:34
みちさん,コメントありがとうございます。こちらこそ,初めまして。

みちさんはなんと,「アメリカ」「陶芸」の2語でtoriccoBさんと共通の経験をお持ちなのですね。

自由であるからこそ,自分で判断し,自分で決定しなければならない。芸術という行為だけでなく,人生そのものも自己判断・自己決定によって初めて,本物になるように思われてなりません。

どうぞまたおいで下さい。お待ちしております。アメリカの話など,教えて下さいますとうれしいです。
返信する
旧知のいじめられっ子です(笑) (toriccoB)
2008-06-28 22:13:31
久々におじゃましたら載ってて、わぁ!って感じでした。

あのコメントを書いた後に思ったのが、
日本では、「正しい」ことが大事なんだってことです。
だから、間違ってるかもしれないと思ったら答えない、
こんなこと聞いたら何て思われるだろうと気にして質問しない。
日本人が授業で「沈黙」する理由の一つ。
アメリカ人がなかなか理解できない部分です。

そして帰国後に東京に行った時、
朝のラッシュの流れに逆らってマイペースに歩いてる自分に、
あ~、人と同じペースで同じ方向に進むのが日本じゃーん、
イカンイカン!とこれまた違いを感じたのでした。

日本にいると、人と違っちゃいけない、人に遅れちゃいけない、って
結構プレッシャーになってる気がします。


ところで、みちさん、私も親近感わきますわー。
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