もう2年近く、観光らしい観光はしていない。
海外旅行は勿論ゼロだ。
これまで訪れた国は数え切れない。ヨーロッパはほぼ制覇した。アジアも仕事絡みで結構行っている。
アメリカは留学で何年も住んでいた。その間、50州制覇した。
南米もペルー、エクアドル。中米はメキシコ。
そうそう。トルコも行っている。
若いうちは単純に旅が面白かった。いろんなチャレンジもした。
しかし歳を取るにつれて、旅行がはらむ危険、リスクの方が気になるようになった。
観光先でのオプショナルツアーというのが結構あぶない。
安全がどのように担保されているのかわからないバスや飛行機。船。ヘリ。更には熱気球などに身を委ねる。その国の安全基準など知りようもない。
ホテルにしても、どのような防火設備があり、防火訓練がなされているのか、分かって泊まる旅行者はいないのでは。日本の旅行代理店に頼めばそれなりに信頼できる宿や移動手段が確保できるのかもしれないが、現地で調達した施設やサービスについては、いちいち安全確認をする暇などない。
ということで私はチャレンジングは国に行くのはもうやめたが、アメリカですら、あまり積極的には行こうと思わなくなった。その分、人生がつまらなくなったが、仕方ない。
今日みたいに天気のいい日に庭仕事で草むしりをしたり、芝生を刈ったりすることで十分にリラックスできる。
知床半島には20年以上昔、家族で行ったことがある。船にも乗った記憶がある。
その船がどうも沈んだようで、日本ですら旅は安全ではないことが証明されてしまった。
国は全国の同様の業者に早速船の安全確認を命じたようだが、海の恐ろしさが改めて明らかになった。
ゴールデンウイーク前に旅行熱が少し冷やされたのでは?
私は仕事もあるのでゴールデンウイーク明けに友人と温泉旅行をするが、自分で車を運転する。
車も完全に安全とは言えないが、少なくとも移動手段は(ルート選択も含めて) under my control にあるので、納得して旅ができる。
既に10人ほどの方が発見され、亡くなっているが、ご冥福を祈ります。
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以前、コロナ禍で居心地が悪くなっているもしれない国としてドイツをあげた。
ウクライナの件でも、ちょっと居心地が悪くなり始めている国がありそうだ。
まずアメリカ。
バイデンはロシアの民間人への攻撃を非難している。しかしこの非難が積り重なると、遅かれ早かれロシアは日本への原爆攻撃のことを持ち出すだろう。そして当時の日本と今のウクライナと、どちらが民間人の被害がひどいか、と問いかけるのは容易に想像できる。
そして客観的にどちらの被害が大きいかは自明のことだ。
勿論、ロシアはこんなことで今回の悪行から免れるはずはない。しかしアメリカが居心地を悪く感じるのは間違いないだろう。
その意味で、当時アメリカでは若干非難されたが、数年前に当時のオバマ大統領が広島を訪れ、日本とそれなりの和解を演じることができたのは、タイミングとしてはベストだったのかも。
次に中国。
今、ウクライナではロシア軍がウクライナ人を殺害して埋めているという情報が飛び通っている。
これが事実とすれば、いずれその実態が明らかになるだろう。
何人が殺害され、どのような方法で、どんな期間内に埋められたのか。それにより、人を殺害して地面に埋めるのがどれほど大変で、時間を取り、そして結局多い隠せないかが明らかになる。
となると中国共産党が主張する南京事件での日本軍の「殺戮行為」がいかに物理的にも不可能だったかが国際的にも浮き彫りにされるだろう。その時にどう説明するのか。興味津々だ。
韓国も日本軍が韓国人を何十万も殺害したと主張しているが、同様のことだ。
さて、ロシアと中国。
ロシアはウクライナ侵攻で今後何十年にもわたって修復不能はダメージを受けた。ロシアという国のみならず、国民そしてその文化すら容易には拭えない汚名をかぶってしまったね。
ドイツは全てをナチスのせいにして、かつ戦後、地のにじむような努力を払って、なんとかドイツという国そのものの汚名は晴らすことができたが、ロシアは難しいのでは?
中国は、今回のゼロコロナ政策がおそらく失敗するだろうから、これも大きなダメージを受ける。
結局、歴史上残った最後のメジャーな独裁国家がこれで衰退するのではないだろうか?そう願うばかりだ。
後、マイナーな独裁国家があるが、放置すればいいだろう。