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八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

4月から水質基準見直し 農薬類の規制大幅に緩和

2021-05-03 06:24:44 | 社会
以下、長周新聞より引用

*赤字はブログ筆者による

4月から水質基準見直し 農薬類の規制大幅に緩和
社会2020年3月31日


 厚生労働省が今年4月から水質基準を見直す。農薬類(7種類)の目標値変更や、新たな水質管理目標を設定するなど複雑な内容だ。そこには浄水で検出する農薬類の目標値を大幅に規制緩和する「見直し」も含んでいる。



 厚生労働省は水質基準の見直し方針について「内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果を踏まえ、対象農薬リスト掲載農薬類(浄水で検出される可能性の高い農薬)3物質及び、その他農薬類(測定しても浄水から検出される恐れが小さく、検討の優先順位が低い農薬類)4物質について目標値を見直す」と明らかにしてきた。

*******引用異常*******

 寡聞にしてこの事実は知らなかった、恥ずかしながら。中村クリニックの中村篤史氏のnoteの記事「浄水器と銀抗菌 」を読んで初めて知った。

 中村氏の仰るように、残留農薬の基準を欧米の数十倍も緩和し、食品添加物に関して「人工」とか「合成」の用語を使用しなくていいとさせ、ゲノム編集食品についてその旨表示しなくてよいとすることに加えてこの水質基準の緩和。厚労省は国民を病気にして製薬会社、医者などを儲けさせる利権のことしか考えていないのかと思いたくなる。



 同省が2月19日に開いた第2回水質基準逐次改正検討会で示した農薬類の目標値改正案は次の通り。



【対象農薬リスト掲載農薬類】
▽カルタップ
 0・08㎎/L(現行0・3㎎/L規制強化)
▼ジクワット
 0・01㎎/L(現行0・005㎎/L規制緩和)
▼プロチオホス
 0・007㎎/L(現行0・004㎎/L規制緩和)



【その他農薬類】
▽セトキシジム 
 0・2㎎/L(現行0・4㎎/L規制強化)
▽チアクロプリド
 0・03㎎/L(新規設定)
▼チオシクラム
 0・05㎎/L(現行0・03㎎/L規制緩和)
▽ベンスルタップ
 0・06㎎/L(現行0・09㎎/L規制強化)



※▼が規制緩和、▽は規制強化、新規設定。



 そして厚労省は「このうち対象農薬リスト掲載農薬類については、パブリックコメント手続き(国民からの意見集約)、厚生科学審議会生活環境水道部会(3月23日に開催予定)を経て、見直しを行い令和2年4月1日から適用する」「その他農薬類については、厚生科学審議会生活環境水道部会における審議をもって、見直しを行い令和2年4月1日から適用する」と明記している。



 見直し理由については「令和元年12月末までに内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果が示され」「現行評価値と異なる評価値が得られたことから、見直しを実施すべき項目と考えられる」と説明している。



毒性強い除草剤や殺虫剤



 だが今回、規制緩和対象になったジクワットは収穫前のジャガイモの蔓枯らしに使われる除草剤の一つだ。細胞毒性が強く、体内にとり込まれるとフリーラジカル(活性酸素)を大量に生み出し、体の各臓器に組織障害を引き起こす。それは腹痛、下痢、口の中のただれ、中枢神経障害、肝機能障害などをもたらし、最悪の場合死に至ることもあるという。



 新たな水質基準はこのジクワットの目標値を現行の2倍(5000ng/L→1万ng/L)に緩和している。また有機リン系殺虫剤であるプロチオホスは現行の1・75倍(4000ng/L→7000ng/L)、稲やジャガイモの殺虫剤であるチオクラシムは現行の1・67倍(3万ng/L→5万ng/L)の基準緩和になっている。



 もう一つうち出しているのは有機フッ素化合物のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)の暫定基準値の設定である。この二つは消化薬剤、コーティング剤などに使われる。



 毒性が強いため、世界的に製造・販売が制限されている物質だ。これまで「毒性評価が定まらない」ということで目標設定をせず、情報収集を進める「要検討項目」に位置づけていた。



 ところが今回はそれを「水質管理目標設定項目」に変え、暫定目標値として0・00005㎎/L(50ng/L)とした。それは事実上50ng/Lが浄水に混じることを容認する動きである。ちなみに国際的な基準は未設定で、目標値を定めている国が数カ国ある。その基準値(PFOS)を見ると



▽カナダ
   =600ng/L
▽オーストラリア
   =70ng/L
▽米国
   =70ng/L
▽デンマーク
   =70ng/L
▽イタリア
   =500ng/L
▽スウェーデン
   =90ng/L
▽オランダ
   =530ng/L
▽英国
   =300ng/L
▽ドイツ
   =300ng/L



となっており、日本の目標値よりも高い数値を設定している。だが各国の目標値より数値が低ければ安全なのかは、疑問が残る内容といえる。


 そして大きな問題は全国民の生活や健康にかかわる飲料水の基準が、ほとんど国民に情報を知らせず、活発な論議も経ぬまま変えられようとしていることだ。このような状態が放置されることは、いつのまにか飲料水の水質が悪化しかねない危険をはらんでいる。

 ****************引用以上***********

 寡聞にしてこの事実は知らなかった。本日中村篤史のnote「浄水器と銀抗菌 」を読んで初めて知った。

 残留農薬基準の大幅緩和(欧米の数十倍)、食品添加物での「人工」、「合成」という用語の削除、ゲノム編集食品の表示不要、などなど厚労省、ろくでもないことをしやがる。

意識的な「老人削減計画」なのか

2021-05-03 05:38:15 | 社会
ブログ「マスコミに載らない海外記事」から

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-b8eb79.html

週刊金曜日最新号、投書欄「言葉の広場」で「意識的な「老人削減計画」なのか」という投稿を拝読。全く同意。

いま進められている施策は意識的な「老人削減計画」であり、「中小企業つぶし計画」ではないかと思う。

 大本営広報部は愚にもつかないたわごと、てんこもり。さすがに日中テレビをつける気力は消えた。モアイ像で有名なイースター島の文明崩壊を不思議に思っているが、イースター島滅亡のさなかに生きているような気分になってきた。コロナ無策と憲法破壊による独裁パシリ列島に未来はない。

ドンファン事件

2021-05-01 06:41:20 | 社会
ブログ「マスコミに載らない海外記事」から

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-2308a6.html

オペラ「ドン・ジョバンニ」を聴いて驚いたのは、小学校音楽教科書の耳に残るメロディ「ドン・ジョバンニ」メヌエットだったこと。いま、大本営広報部がしつこく「ドンファン事件」を一斉報道しているのは、福井の40年を超えた原発再稼働から目をそらさせるためなのだろうか。あるいは、オリンピック反対のガス抜きや、緊急事態条項をもりこむ憲法破壊のための「国民投票法改悪採決」から目をそらすことだろうか。了見の狭い小生、自分の生活に全く影響ない「大本営広報部ニュースなるもの」に興味皆無。コロナ対策やオリンピック中止や国民投票法改悪採決問題こそ聞きたい。翻訳しながら、洗脳痴呆番組を流ししている(大半音を消して)が、大本営広報部が、国民投票法改悪採決に触れるのをみたことがない。真実を報道する上では世界最悪レベルの大本営広報部、洗脳プロパガンダになると宗主国並。

 福島第一原発の場合は、たまたまの偏西風ゆえに、放射性物質の大半が太平洋に落ちた。
 福井原発の場合は、逆に風ゆえに、放射性物質の大半が本土に落ちる可能性がある。
 植草一秀氏の悪徳のペンタゴンを思い出す。政治屋(政)・特権官僚(官)・大資本(業)・米国(外)・御用メディア(電)

「政・官・業・外・電=悪徳のペンタゴン」との闘い


宮本政於著『危機日本の「変われない」病』

2021-04-30 07:08:28 | 社会
ブログ「マスコミに載らない海外記事」から

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-32d0db.html

今の悲惨なコロナ対策の大本である厚生省と関連組織に関する記述をご紹介しよう。

 厚生省での助成金、研究費の額は多くの場合大したことはない。でもいろいろな研究班の班長などを務めていると、結構な額になる。もっと重要なことは、厚生省からの研究費という名の補助金は一種のお墨付きだということで、この情報が関係業界に知れ渡ることが重要なのだ。
 なぜなら厚生省のお墨付きをもらった教授たちには製薬会社、医療機器メーカー、食品会社などから「ウチからも研究費を出しましょう」との誘いがかかるからだ。この研究費の額がバカにならない。億単位のことが多いからだ。教授たちはこうしたお金を目の前にちらつかせることにより子分をつくり、学会における影響力を増すようになる。いわゆるボス的存在となるわけだ。だから大物といわれている教授が必ずしも研究者なり臨床医といして優れているとは限らない。ただ集金屋としての能力に長けていることだけは間違いない。


 この文章、1998年11月刊行の宮本政於著『危機日本の「変われない」病』133ページからの引用。23年たった現在、状況は改善せず、悪化していることは誰にでもわかるだろう。この連中、自分の権力と儲けを大きくすることだけが目的としか思えない。


宮本政於著 『在日日本人』

2021-04-27 06:28:39 | 社会
 ブログ「マスコミに載らない海外記事」から
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-273d36.html

 
昔読んだ本を突然思い出した。今読みなおすと、現在の崩壊の原因を鋭く指摘していたように思えてくる。

多くの人は「横浜検疫所検疫課課長」という私の肩書を聞くと、「へーっ、立派なご職業ですね」と言う。

中略

七年前(1986年、昭和61年)に私が厚生省に入ったとき、ある幹部が私にこう言った。「検疫所だけには回されないように。あそこは、医系技官の墓場なのだ。 

 横浜検疫所と言えば、あのクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号コロナウイルス感染の話題で耳にした役所。上記引用したのは『お役所の掟 ぶっとび「霞が関」事情』厚生省検疫課長宮本政於著まえがき。1993年4月20日第一刷発行。28年前に書かれた本、今読み直すと現在のドタバタ滅亡悲喜劇の裏幕が理解しやすくなる。男尊女卑、異様な宴会好き。現状維持の権化たち。前例主義。誰でも知っている日本の官庁(企業もそうだろう)の実体を、官僚本人が書いたため、結局辞職させられた。アメリカの大学で精神分析の教授や、アルコール医療病棟の医長をつとめた方。日本に帰国して、現在PCR対策のボトルネックになっている医系技官になった人物。省内では孤立したが、彼の正論に感心して、フランス大使館は、元フランス首相来日の機会の晩餐会に招待してくれた。


 彼の著書、ほぼ全部拝読した。実に残念なことに、筆者は1999年に亡くなっている。生きておられれば、73歳。今のコロナ対策に対して、的確な批判がきけただろう。英語版も出されていた。The StraightJacket Society。いずれも絶版。日本語の本は図書館で読めるだろう。

 10年前、東京電力福島原発事故後に翻訳した記事「日本:我々は、どのようにすれば支援できるのか?」の末尾に、まさに同じ宮本政於氏の著書

『在日日本人』を今再読中

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引用以上

 私もまたかつてこの『在日日本人』をはじめとした宮本政於氏の著書を何冊か読んだことがある。同じく『在日日本人』を再読してみよう。