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八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

米欧アフガン撤退の失敗

2021-08-20 14:02:05 | 社会
田中宇の国際ニュース解説
米欧アフガン撤退の失敗
より抜粋転載

 *黒字は当ブログ筆者による

 米政府が外国にいる自国民を保護する任務を放棄したことは、パックスアメリカーナ(米国覇権)の終わりを意味する。タリバンと和解すれば自国民を助けに行けるが、米政府は、自国民の保護よりもタリバン敵視の維持(和解の拒否)を選択した。バイデン政権は、アフガニスタンにいる自国民の安全を守れない状態に陥って窮乏している。EUや英豪カナダ日本など同盟諸国も、政府やNGOの要員が多数アフガン国内で立ち往生しているが、従来のように米国に頼っても助けてもらえない状態だ。同盟諸国の政府が自国民を救出できない事態になっても米国に頼めば大丈夫というのが戦後のパックスアメリカーナの利点だったが、それは失われている。対米従属の意味が薄れた。アフガニスタンの事態は米覇権の崩壊を象徴している。 (Iran’s Raeisi, Russia’s Putin express readiness to contribute to establishment of peace, security in Afghanistan

 タリバンがカブールに入城し、逃げ出したい欧米人やアフガン人が空港に殺到して空港が混乱したことを受け、米政府は混乱解決のため6千人の米軍部隊をカブール空港に投入した。米軍はタリバンと話し合いの場を持っており、タリバンはカブールの市街地から空港まで米欧人が無事に行けるようにする安全な経路を確保すると提案してきた。米政府はタリバンの提案を受諾し、8月末までの計画でカブールにいる米欧人を空港から出国させていくことにした。ベトナム戦争末期の1975年のサイゴン陥落時、米国勢は自力で何とか撤退したが、今回のカブール陥落で米国勢は自力で撤退できず、敵だったタリバンの温情で退避路を確保してもらって撤退していく。米国にとって、カブール陥落はサイゴン陥落よりさらに惨めで恥ずかしい話になった。 (U.S. says Taliban prepared to provide safe passage of civilians to airport) (Taliban vows to provide safe passage to Kabul airport, Biden adviser says

 だが今の時点で私は、今回のアフガン撤退の失敗が一段落したら「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、バイデン政権の米国は再び中露タリバンやイランへの敵視を再強化するのでないかと予測している。その理由は、米国を牛耳っているのが「隠れ多極主義」の勢力であると思われるからだ。米国の覇権は低下しているものの、まだ強い。もし米国が今回のアフガン撤退失敗を機に中露への敵視をやめて、中露と一緒に世界を運営していく姿勢に転換したら、中露にとってとても好都合だ。中露と米国が仲良くなってしまうと、米国の覇権が経済と安保の両面で維持され、米国が覇権国、中露が準覇権国という、部分的な多極化にとどまる。軍産や英国勢が息を吹き返し、いずれ中露を仲違いさせて分断・弱体化していき、米単独覇権体制を復活させかねない(極限までバブル膨張したドルを元に戻すのは困難だが)。軍産と英国が米国の覇権運営を牛耳ることになる。中露が分断されたまま米英側に包囲される冷戦時代の体制に戻る。

 米国の覇権は蘇生力があると言われてきたが、20年も続いた不合理な戦争戦略(と、リーマンとその後の金融バブル膨張策など)によって、米国はすっかり蘇生力を失った。アフガニスタンが豊かで良い国になっていくのは、リベラル民主主義者が嫌悪する中国がアフガニスタンを傘下に入れるこれからだ。そして米国は予定どおり覇権を失う。米国万歳。 (アングロサクソンを自滅させるコロナ危機


自国の水脈を断ち切ろうとする日本政府

2021-06-14 08:14:01 | 社会
ブログ「櫻井ジャーナル」から抜粋転載

* 太字はブログ筆者による

人びとがCOVID-19騒動に気をとられている間に深刻化する食糧危機

 日本はアメリカの戦略に従い、食糧をアメリカに依存するシステムを築いてきた。それと同時に日本の「エリート」は新幹線の建設などで水脈を断ち切ってきたが、リニア中央新幹線は日本列島の背骨をトンネル工事で傷つけ、南アルプスの地下を走る水脈を断ち切りつつある。食糧も水も欧米の巨大資本に支配させようとしているとしか思えないが、それだけでなく、「種子法」の廃止や「種苗法」の改定で日本の農業は自国政府によって窮地に追い込まれている。

 アメリカからの食糧供給が止まれば、日本人は飢える。その​アメリカの耕作地帯、ノースダコタ州、アイオワ州、イリノイ州、ミネソタ州などで干魃が深刻化​していると伝えられている。つまり、日本に深刻な食糧危機が迫っている可能性があるのだ

「スパイク・タンパク質」自体が病気の原因になっている可能性がある

2021-06-05 05:25:34 | 社会
ブログ「櫻井ジャーナル」から転載

*赤字はブログ筆者による

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202106040000/

 SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の表面にある「スパイク・タンパク質」自体が病気の原因になっている可能性があるとアメリカのカリフォルニア州サンディエゴ郊外にあるソーク研究所​は発表しているが、カナダのゲルフ大学でウイルスの免疫について研究しているバイラム・ブライドル准教授も同じ結論に達したようだ。

 ブライドル准教授は「COVID-19ワクチン」の開発にも参加している人物で、​日本政府から入手したファイザー製の「COVID-19ワクチン」に関する文書を入手​している。日本の政府や自治体は「ワクチン」の危険性を認識しているということだろう。必然的にマスコミも知っているはずだ

科学的根拠なくマスクを強要する親類に対処するための覚書

2021-05-24 08:31:27 | 社会
 先日ワクチンの接種をめぐって次のような会話をしたのだが、昨晩さらに屋外でのマスク着用を求められた。



 感染しないよう心配して言ってくれているのだろうが、昨年までは厚労省もWHOも「マスクに感染予防効果はない」という見解であり、昨年高校生がマスクをして部活動をしていて死亡したという報があり、2時間以上マスクをしていると脳の海馬が死ぬという記事や、マスクの内側のほうが細菌が多く、細菌性肺炎になるとの記事もあり、現在マスクはしていない。

 これに加えてさらに強力は反論の根拠としてナカムラクリニック中村 篤史医師のnoteマスクのメリット、デメリットの記事を一部引用する。中村先生、すみません、今生活が苦しいので懐に余裕ができたら寄付しますので許してください。

******以下、引用

 僕も朝ひげを剃るのが面倒なときとか、顔を隠すためにマスクしてた。当時はマスクの害に無知だったから、マスクするのに何の抵抗もなかった
でも今はそうではない。

 僕にとってコロナでありがたかったことのひとつは、マスクの有害性に気付けたことだ。コロナ以前は、マスクのことを「何かしらありがたいもの」だと思っていた。でも、コロナがきっかけでマスクについての各種文献を渉猟するようになって、マスクの危険性を知った。

 たとえばこんな記事。
https://www.ecotextile.com/2021040127603/dyes-chemicals-news/exclusive-chemical-cocktail-found-in-face-masks.html
長い文章だけど、ちょっと訳してみよう。

 ドイツの科学者が警告している。「ある種のマスクを長期間着用することで、危険な化学物質や有害なマイクロプラスチックを肺の奥深くに吸引してしまう可能性がある」。Michael Braungart教授によると、「マスクを着用すると、無意識のうちに、発癌物質、アレルゲン、微細な合成マイクロ繊維(布製サージカルマスク、不織布サージカルマスクのいずれからも)を吸入するリスクがあることを我々は発見しました」。Dieter Sedlak博士も同様の警告をしている。同博士は、サージカルマスクにフルオロカーボン、ホルムアルデヒド、その他の発癌物質が高濃度に含まれていることを発見した。「私が言えることは、私もBraungart教授と同じ危機感を持っているということだけです」。Sedlak博士は繊維に含まれる化学物質の研究を40年続ける、この道のベテランである。様々な新素材、新商品の開発にも携わってきた。

 Braungart教授、Sedlak博士の両者が懸念しているのは、世間の思い込み(「マスクを長時間着用すべき」)である。特に、学童、工場労働者、運転手などは、化学物質やマイクロプラスチックに肺が長時間曝露されることで、大きなリスクがあるのではないか、それはコロナウイルスへの曝露予防という、短期間のリスクをはるかに上回るのではないか、という懸念である。「我々が鼻や口から吸引しているのは、実際のところ、危険な物質です」とBraungart教授は言う。教授はサージカルマスクを調べ、フォルムアルデヒドや蛍光増白剤のみならず、既知の発癌物質アニリンが含まれていることを発見した。フォルムアルデヒドや蛍光増白剤はEU当局や米国当局によりその使用量をppm( parts per million)単位で厳しく規制されている。

 Sedlak博士は、Braungart教授とは独立に、同様の発見をした。つまり、2-ブタノンオキシム(発癌物質)などの化合物が、フェイスマスクに含まれるパーフルオロカーボン(PFCs)の架橋剤として使われるジイソシアネートを阻害することを証明した。PFCsは油分や水の撥水剤として繊維に使用されるが、PFCsの副産物は生体内に残留することが知られており、その使用はやはり、EU当局や米国当局により厳しく規制されている。昨年、米国の科学者らがPFAS(多価フッ化物)を、一群の化学物質として指定し、その有毒性、環境毒性のため、不必要な使用を制限すべきだとの声明を発表した。
「正直なところ、まさかマスクからPFCsが検出されるとは思ってもいませんでした。しかし我々の研究室にはこれらの化学物質を感知する技術があって、比較的容易に同定することができました。これは大問題です」とSedlak氏。「恐らく撥水作用を期待して意図的に添加されているのだと思います。エアロゾルの飛沫に含まれるウイルスをはじく作用もあるかもしれません。しかし顔、鼻、粘膜、目にとって、PFCsは好ましくありません」。Sedlak氏が見出したのはPFCsばかりではない。フォルムアルデヒドやアセトアルデヒドなど、PFCの架橋剤として使われる物質が検出され、さらに、GCMSクロマトグラムでは「そのほかの化学物質に由来する数百のピークが見られた」という。


おもしろい記事だけど、長いのでここまで。内容を一言でまとめると、
マスクは発癌物質の満員電車やー!(彦摩呂風)」ということです。

 でも個人的に僕が一番心配しているのは、マスクの心理面への危険性
「米軍はいろんな実験をやっていて、すでに兵隊を使ったこんな実験がある。敵兵が自分たちと違う身なりをしていると、共感、思いやり、恐怖といった感情を40%感じにくくなる。敵兵が顔を覆っていると、その人物と意思疎通することが平均60%困難になる。これは実戦とも訓練とも無関係である。つまり、「ただ人間の脳が、そのように作動してしまう」ということである。
 
 米軍のこの実験が、我々にどんな意味を持つと思いますか?
コロナですよ。コロナ禍の、この、マスクが当たり前という状況。これが長期間続けば、たとえば1年とかあるいは5年とか続けば、マスクは我々人間の他者認知を、生物学的な意味で、すっかり変えてしまうだろう。
このまま全員が顔を覆うことを続ければ、我々の子供世代は、ざっと50%暴力傾向が強まり、50%共感能力が低くなる。同じ人間、同じ仲間を、5割方人間とも思わなくなるだろう」
参考:David Grossman『殺人の心理的コスト』(On Killing)

 マスクが人間の心を変える。発癌性も怖いけど、僕としてはこっちのほうがはるかに怖いと思う。特に子供へのダメージは深刻だろう。
別にわざわざ米軍がこんな実験をせずとも、支配者たちはマスクのこうした効果を十分に理解し、使っていた。
奴隷は、マスク、猿ぐつわなどで口元を覆われ、その自由を奪われる。これは洋の東西を問わずに大昔から行われてきた。顔を見せさせないことで、感情の発露を殺す。いわば、人間であることをやめさせているわけだ。




入管難民法改悪案問題

2021-05-24 05:30:08 | 社会
ブログ「マスコミに載らない海外記事」から転載

*赤字はブログ筆者による

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-5cff07.html

下記IWJインタビュー拝聴した。DVで、お金がなくなり、警察に保護を求めたら、拘留され見殺しにされた悲惨さ。

フルオープン【17時~ ライブ配信】岩上安身による 日本共産党 山添拓参議院議員インタビュー

 今日の日刊IWJガイドに、コメントがある。その一部をコピーさせていただこう。

 本日の日刊IWJガイドでは、後段で昨日行われた岩上安身による山添拓議員インタビューの報告をお伝えいたします。インタビューでは、18日に与野党間で廃案が決まった入管難民法改悪案問題について詳しくうかがいました。

 インタビューの中で山添議員は、名古屋入管で収容中に亡くなったウィシュマ・サンダマリさんのご遺族が、「私たちが貧しい国の出身の人間だからこういう扱いをするのか」「アメリカ人だったら同じようにするのか?」と問いかけたことをあげ、「根底に、外国人に対する差別や偏見の認識が、制度的にも社会的にも作られている」と指摘しました。


 米国への盲目的な隷属と、アジアへの蔑視は表裏一体であり、安倍政権、菅政権には、「国民主権」や「人権」という概念が皆無、もしくは「邪魔なもの」と思っているしか思えません