

3月7日火曜日。大安の明日は旧暦初午。馬の誕生日が旧暦の暦でわかります。北海道の獣医さんたちが忙しくなります。
馬も私も三月生まれ!
三月生まれの人は時計の文字盤の反対側にいる9月生まれの人に奉仕をする月と言われています。
この都市伝説、デジタル時代に入っても同じなのか?心配になる。
「フランク三浦」訴訟が終わりました。写真のフランクミューラーが原告の訴訟。この手の裁判はなぜか被告側の勝利で終わることが多い。
ダンロップ訴訟からエルジンまで原告が勝ったことがない。お粗末なコピー文化裁判で同じような結果が出ました。
裁判官は時計屋ではないので真贋の判断は難しいのか?これがコピーには見えないようです。
フランクミューラー独特のトノー型をそっくりコピーしているのだから完璧に原告の勝利だと思っていました。これでコピー文化がまた広がる。
今月の15日㈬は百万遍の手作り市。オリジナリティーを苦労して作り出している人たちにとって残念な結果ですね~。
これでフランク三浦の修理は合法的になってしまいました。
ブランドの維持は難しいのが実感です。
京キモノなど京都の名前がついているものはほとんどがよそさんという。京都とは全く関係ない会社が多いそうです。
ちなみに丸十小泉、西陣まいずる、川島織物など老舗には京都という名前が付かない。
餅屋さんでも鳴海餅、お菓子屋さんでも笹屋伊織、鶴屋吉信、俵屋吉富など京都という屋号は使わない。
地方に行くとそれが逆転します。京料理、京菓子の大きな看板が目立ちます。名古屋で京料理の看板が出ているお店で魚そうめんを頼んだら魚だしのソーメンが出てきたのにはビックリした。
京都の課題は京ブランドの総合的な偽物対策を強化することでしょう。
最近中国人が経営する京の宿が出てきた。民泊もそろそろ飽和状態になって来るので「京の宿、京の味、京の価格」のレベルがつるべ落としになる危険が迫ってきていると思う。
シンガポールの空港で連れていかれて食べた日本料理のぐんにゃり天ぷらにあたった。結果機内のトイレは私の貸し切り状態。
バーゼルで食べた高価なお寿司事件からは電卓は必携するようになりました。
京都ブランドの味と価格、安全を維持してほしいと思うのは貧乏時計師の願いです。
ちなみにざるそばが1200円もする東京では江戸の食文化はある意味消えたと思う。
残念ながら故郷の長崎チャンポンもなんちゃって長崎ブランドに変わってきた。
ブランド訴訟に勝った鳥取リンガーハットが長崎新地地区の味を追い払って久しい。
今回は内村航平氏の所属が決まったそうです。航平氏までもっていかれてちょっと悲しい。
そのうち上賀茂神社の神馬堂のやきもち一個200円で何日も持つ全国展開の時代が来るかもね~?
明日は工房はお休み。御所の梅園で梅の香りを楽しんで工房入りします。
ちょっとだけの外出でも無料で気分を爽快にしてくれるのも京都です。
私も京都からはるかかなたの南の島で育ったよそさんなので地元の京都人の邪魔をしないようにせっせと頑張りますね~。
明日は10時に間に合うようにやって来る予定です。