

今日はクリスマス・イブ
クリスマスプレゼントで人気のディーゼルの修理編。
電池交換の依頼だ。
このモデルは意外と難しいのです。
電池交換1000円。
ネット購入者のためにサイズ調整500円なのでパスティーシュ工房利用者のお客様が多い。
ウラブタは4つのプラスネジで固定される。
このネジがやわらかいのでドライバーでネジ山をつぶさないようにしましょう。
水が入っている箇所を調べて処置をする。
とにかく茶色く変色した部分を取り除く作業でステンレスと空気を触れるようにする。
スクエアのケースは水が入りやすいので防水チェックは神経を使う。
それで次の電池交換まで2~3年は使ってもらえるのだ。
時計のクリスマスプレゼントは人気です。いつの年も贈りたいアイテム上位10番内に入っています。
いつも左手に付けてある。使ってもらっている時計は健康を祈る。
贈って嬉しいプレゼントなのだ。
ところが今年はクリスマス商戦がいまひとつ盛り上がらない。
「仮暮らしのゼベット爺さん」のような私の工房。
それでも毎年、幸せなカップルが時計のサイズ調整でやってきます。
仕事が終わったら自宅に戻って頂き物のスコッチを楽しむ。
あちこちの時計屋さんから送ってもらったお酒。スコッチウイスキーが残った。
頂き物のお酒の中ではワインはすぐになくなる。日本酒は夫婦で酒盛りで11月になくなった。
最後に残したスコッチを飲むのが冬の楽しみだ。
「シーバス・ロイヤルサリュート21年物、キング・オブ・キングス」など高価なお酒が数本残っている。
お金もなく、暇もなく、友達もいないウンパ・ルンパ夫婦だけのクリスマス。
子供達はそれぞれ残業仕事で帰宅は遅い。
上賀茂の漬物屋「成田」さんの「すぐき」が出回る頃だ。このお店は200年以上続いている老舗だ。
これを肴に今年出合った時計を思い出しながら飲む。幸せのひと時です。
「すぐき」と「千枚漬け」を混同する人もいますので冬の観光シーズンに食べてみましょう。
「すぐき」の種を300年以上保存していた「上賀茂神社」とは深いつながりがあります。歴史的な健康食品なのです、神様の保証つきだ。
「借り暮らしゼベット爺さん」のところにこれだけの銘酒が集まるのも先輩たち時計師の酒量が減ったのでしょう。必要のなくなったお酒だ。
それぞれ高齢になってきたのだ。
「残り1%、希望の店。」
まだ、あきらめないで最後の一人になっても時計を修理する。スコッチウイスキーをグビッと引っかけてピンセットを磨いでいます。
28日水曜日は「第九しごと」でお休み。
年末は30日から1月4日までお休みします。