京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「不運な日」

2016-08-04 09:25:58 | 時計修理

8月4日木曜日友引。
今朝も「666」ナンバー悪魔のダミアンバスに乗ってきた。
運転手もバリトンの低い声で「・・ガトウゴザイマズ~。」小さな声が怖い。最後部の対面座席に座ると目の前にメタボオヤジが現れた。
今出川を過ぎると運転手乗客合わせてぴったり13名ちょうどに。何か起きるか?と覚悟したが無事に到着!めでたしめでたし~。

「立命館平和ミュージアム・戦争展」に行ってきた。8月2~7日開催中。
「今、治安維持法の歴史を振り返る意味」講演 立命館大学教授の勝村誠氏に参加ました。
この講演を朝10時から12時まで聞いてきたので工房に戻ったのが13時。

このイベントは子供向け企画、文化企画、お昼のステージに分かれて楽しめる内容です。昨日の講演は「文化企画」の一つ。
お昼のイベントで「蛍」の朗読ライブを聴いてポロポロと涙を流しながら会場を出た。

「戦争展」と「治安維持法の歴史」の関連性が今一つ理解できなかった。渡された資料もばらばらで企業のフォーラムなどきれいに整理されている資料に慣れている私には学生時代に戻ったようなグダグダ講義が妙に懐かしかった。

大学受験で選択する社会の科目がその人の人生に大きく影響するという。
私は世界史を選択したのでイタリア、フランスの歴史には強いが日本史は古代も近代もトンチンカンだ。
この日の講義で改めて無知、非常識を思い知らされた。
「大逆事件」って何?「熱海事件」って何?「熱海殺人事件」はつかこうへいだったか!のレベルなのです。
馬に念仏のような講義の時間でしたが工房に戻ってパリコミューンやら西部戦線でのパルチザンの活動した年表を参考にもう一度資料を読みふけってある程度理解できた。めでたしめでたし!

広島に落とされた原爆の展示。
残念なのが講演会も資料会場も見渡す限りお年寄りばかり。夏休み期間中だがこんな面白いイベントに学生が食いつかないのが不思議です。


西大路を平野神社前の道を西へ歩く立命館大学衣笠校舎にぶつかる懐かしい道です。
中華料理屋さんもまだ頑張っているようだ。
ここのチャーハンは一口食べて暴れたい。治安維持法で捕まるほどおいしかった!

写真は平野神社。クスノキの大木が霊験あらたか。また大きくなったような気がします。

北野天満宮を南から入り北に抜けて平野神社へ、その後立命館大学へ向かう西陣からの通学コースを楽しみながら歩く。

北野天満宮では大量の梅を干しています。京都では「梅干し」と「ほし梅」は違う物なので気を付けてね~!梅干しは一般のもので、干し梅はおやつ代わりに食べる。

境内の時計台も梅のデザインです。
鳥居をくぐって菅原道真公のお母さん伴氏の廟にお参りしてきました。東向観音も隠れた名所の一つです。

参道は七夕飾りがいっぱい。フラフラと歩くにはもってこいの1日でした。





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