池袋犬儒派

自称「賢者の樽」から池袋・目白・練馬界隈をうろつくフーテン上がり昭和男の記録

イエス・キリストの知られざる日々(序文より)

2020-05-04 18:07:30 | 日記
旅路の途中、私がある仏教僧院を訪れた時のことだった。
僧院長のラマ僧が、私に興味深いことを教えてくれた。
ラサ(訳注1)の古文書保存所にはイエス・キリストと西洋の国々について書かれてあるきわめて古い記録が残っており、いくつかの大きな僧院にはその写本と訳文があるというのだ。
私が、これらの国々を再び訪れる機会はもう来ないだろうと考えたので、私は欧州へ戻る日程を延期し、しかるべき労力を費やして、その写本をどこかの大僧院で手に入れるか、または、なんとかラサまで行き、その写本に関する詳しい情報を探そうと決心した。
きわめて危険で困難な旅であればあるほど、人は心を惹かれるものだ。それに、私はそれまで危ない目には無数に遭ってきたので、臆する気持ちはまったくなかった。
(訳注1)チベットの古都で、仏教文化の中心地でもある


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