池袋犬儒派

自称「賢者の樽」から池袋・目白・練馬界隈をうろつく老人の日常

[English+Japanese]  Saki【THE INTERLOPERS】 サキ【第三者】(妹尾韶夫訳)

2023-09-28 09:25:07 | 日記

[English+Japanese]  Saki【THE INTERLOPERS】 サキ【第三者】(妹尾韶夫訳)

 

 

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林芙美子【私の先生】

2023-09-23 11:24:01 | 日記

林芙美子【私の先生】

 

女流作家の五人目として林芙美子を採り上げてみました。

仕事場の近くに新宿区が運営している小さな記念館があり、先日そこの前を通りかかったとき、「林芙美子生誕120年」の予告ポスターが貼ってありました。そこでこの企画を考えついたという次第。

実は、林芙美子の旧居もそこから遠くない距離にあり、そこも記念館となっています。私も以前一度訪れたことがありますが、広さも適度で、豪勢というわけではないが、ともかく気分の落ち着く良い住まいでした。その家があるのは、下落合から山手通りへと至る急な坂道の中腹であり、多分この場所を選んだときの彼女の頭には尾道のことがあったのではないかと推測しました。

ここでは、彼女の二つの随筆を動画にしました。一つは女学生時代の思い出、もう一つは彼女の恋愛観。どちらも作家となって生活が安定してからのものです。『放浪記』に描かれた底辺の生活とは違っていますが、そういう時に書かれたものの方がかえって彼女の本質的な部分がよく現れているように思います。

なお、本編で「彼女の出生地はよくわかっていない」という意味のことを書きましたが、調べてみると、現在では北九州生まれという説が有力になっているようで、そちらに記念館もできているそうです。私の発言は旧い記憶にもとづいたものですので、その点ご承知おきください。。どちらにせよ、両親は行商であちらこちらに動き回っていたはずで、短い滞在の間にそこで産み落としたということなのでしょうけど。

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アナトール・フランス【母の話】Anatole FRANCE « LES CONTES DE MAMAN »(岸田國士訳)日本語・仏語朗読+和仏対訳表

2023-09-20 10:42:10 | 日記

アナトール・フランス【母の話】Anatole FRANCE « LES CONTES DE MAMAN »(岸田國士訳)日本語・仏語朗読+和仏対訳表

 

アナトール・フランスの「母の話」には、いくつかの小話があるのですが、岸田国士はその中から二編を選んで、少年少女向けに翻訳しており、今回はそれを採り上げました。

アナトール・フランスの文章は「フランス語のお手本」といった褒め方をされることもあるので、フランス語の原文を対訳表にしてみました。たしかに、短いけれど彼の批判精神や人生観がよく伝わってきます。

岸田は演劇人であり、彼の言葉へのこだわりは、短い「まえがき」からも十分に感じ取ることができます。小説なら情景描写や心理描写として叙述するところを、劇文学ではすべて人間の言葉として表現しなければならないという宿命があります。耳にやさしく、なにより状況に見合った自然な言葉で、それでいて作家の観察眼や批判精神がよく反映された力強い言葉を模索していた彼が、アナトール・フランスの口述的文体に理想を見たのも当たり前なのかもしれません。

訳し方も独特ですね。子供向けということもあり、きわめて丁寧かつ要領を得た日本語にしています。むろん、これは、岸田がフランス語に精通していたからできた技でしょう。

 

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Arthur Conan Doyle【THE CAPTAIN OF THE "POLE-STAR"】アーサー・コナン・ドイル【北極星号の船長】英語原文朗読+英和対訳表

2023-09-11 10:01:08 | 日記

Arthur Conan Doyle【THE CAPTAIN OF THE "POLE-STAR"】アーサー・コナン・ドイル【北極星号の船長】英語原文朗読+英和対訳表

 

 

 

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アーサー・コナン・ドイル【北極星号の船長】(岡本綺堂訳)日本語訳朗読+和英対訳表

2023-09-07 15:49:51 | 日記

アーサー・コナン・ドイル【北極星号の船長】(岡本綺堂訳)日本語訳朗読+和英対訳表

 

アーサー・コナン・ドイル【北極星号の船長】(岡本綺堂訳)日本語訳朗読+和英対訳表

 

 

THE CAPTAIN OF THE "POLE-STAR" by Arthur Conan Doyle

シャーロック・ホームズのシリーズ以外にコナン・ドイルの作品を読んだことはありませんでした。本作品を読んで感じたのは、やはりこの人は大作家だなということです。単にミステリー作家として優れているというだけでなく、詩人のリズムと劇作家の構想力も持ち合わせています。

舞台は氷原に囲まれた北極海の捕鯨船。すなわち、一種の密室劇です。この単調なシチュエーションにもかかわらず、ケルト的な幻想やパーソナリティ分析を巧みに織り込みつつ、読者を飽きさせることなく最後まで引っ張っていってくれます。

久しぶりにホームズ物を読みたくなりました。

原文も味わい深いので、ぜひ併せてご覧ください。

次回には、原文朗読バージョンをアップロードする予定です。

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